Mathematics
Examination
Test
Archives
(1) とするとき,とをそれぞれ素因数分解して,最大公約数を求めよ.
(2) との最大公約数は次の手続き(互除法)でも求めることができる.
Step1:ならが最大公約数.
Step2:をで割った余りを新たなもとのを新たなとしてStep1に戻る.
互除法をつかって,の最大公約数を求めたときの,との変化を記述せよ.
(3) 互除法で最大公約数が求められることの証明を以下の手順で行え.
(a) 自然数がとの公約数であるとき,ととなる自然数とがある.がとの最大公約数であるとき,とにはどのような関係があるか.
(b) とする自然数があるとき,との公約数がとの公約数になることを示せ.
(c) とする自然数があるとき,との最大公約数がとの最大公約数になることを示せ.
(d) 互除法で最大公約数が求められることを証明せよ.
(4) 一般的に,素因数分解によって最大公約数を求めるよりも,互除法の方が簡単に最大公約数を求めることができる.
整数同士の割り算回数(商と余りを求める計算の回数)の観点から二つの方法を比較し,互除法の方が簡単に最大公約数を求めることができる理由を説明せよ.
(5) 互除法は自然数以外にも適用できる.二つの多項式とに上記の手続きを適用したとき,何を求めることができるか説明せよ.また,自然数,多項式以外にも適用できるものがあれば,その理由とともに説明せよ.