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2016 九州工業大学 前期

工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

【1】 四面体 OABC の面はすべて合同であり, OA=5 OB=8 AB=7 である. a =OA b =OB c =OC として,次に答えよ.

(ⅰ) 内積 a b b c および c a を求めよ.

(ⅱ)  3 O A B の定める平面を α とし, α 上の点 H を直線 CH α が垂直になるように選ぶ. OH a b を用いて表せ.

(ⅲ) (ⅱ)の点 H に対して,線分 CH の長さを求めよ.

(ⅳ) 四面体 OABC の体積 V 1 を求めよ.また,辺 OC の中点を D とし,さらに辺 OB 上に点 E AE +ED が最小となるようにとる.このとき,四面体 OAED の体積 V 2 を求めよ.

2016 九州工業大学 前期

工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

【2】  s>0 t>0 とする.正の数からなる 2 つの数列 { an } { bn } は初項と第 2 項が a 1=b 1=s a 2=b 2=t であり,すべての自然数 n に対して

an+ 2= an+ 1+a n2 bn +2= bn+ 1b n

をみたすとする.次に答えよ.

(ⅰ)  a3 b 3 a 4 b4 s t を用いて表せ.

(ⅱ) 自然数 n に対して, cn =an +1- an とおく.数列 { cn } は等比数列であることを示し,一般項を求めよ.さらに,数列 { an } の一般項を求めよ.

(ⅲ) 自然数 n に対して, dn= logb n とおく.数列 { dn } の一般項を求めよ.さらに,数列 { bn } の一般項を s の累乗と t の累乗を用いて表せ.ただし,対数は自然対数とする.

(ⅳ)  llimn an limn b n を求めよ.

(ⅴ)  t=s limn a n=lim n bn であるための必要十分条件であることを示せ.

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工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

【3】  a0 b を実数とする.楕円 C x2 +4y 2=4 と直線 l y=a x+b が異なる 2 個の共有点 P ( x1, y1 ) Q (x 2,y 2) x1< x2 を持つとし, l に平行な直線 m が第 1 象限の点 A において C と接しているとする.次に答えよ.

(ⅰ)  b の値の範囲を a を用いて表せ.

(ⅱ) 直線 m の方程式を a を用いて表せ.

(ⅲ)  x2 -x1 a b を用いて表せ.

(ⅳ) 三角形 APQ の面積 S a b を用いて表せ.

(ⅴ)  b が(ⅰ)で求めた範囲を動くとき,(ⅳ)で求めた S の最大値を求めよ.

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工学部

配点100点

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【4】 点 A ( 1,0 ) および点 P ( 3 cosθ ,3 sinθ ) (0< θ< π4 ) がある. x 軸に関して点 P と対称な点を Q とし, 2 P A を通る直線を l 2 O Q を通る直線を m とする.次に答えよ.ただし, O は原点を表す.

(ⅰ)  3 cosθ >1 を示せ.

(ⅱ) 直線 l の方程式と直線 m の方程式を θ を用いて表せ.

(ⅲ) 直線 l と直線 m の交点 R の座標を θ を用いて表せ.

(ⅳ) 三角形 PAQ の面積を S とする. θ が変化するとき, S の最大値とそのときの θ の値を求めよ.

(ⅴ)  θ が(ⅳ)で求めた値をとるとき, 2 直線 l m および曲線 x 2+y 2=3 x 3cos θ で囲まれた図形を y 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.

2016 九州工業大学 前期

情報工学部

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【1】 座標平面上の曲線 C y= 1 x x>0 と点 P ( s,t ) s>0 t> 0 st <1 を考える.また, u=s t とする.点 P を通る曲線 C 2. 本の接線をそれぞれ l1 l2 とし,これらの接線と曲線 C との接点をそれぞれ A (a , 1a ) B (b, 1b ) とする.ただし, a<b とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  a b s t を用いて表せ.

(ⅱ)  2 E ( a,0 ) F (b ,0) を考える.台形 ABFE の面積を u を用いて表せ.

(ⅲ)  PAB の面積を u を用いて表せ.

(ⅳ) (ⅲ)で求めた PAB の面積を S (u ) とする. S( u) は区間 0 <u<1 で減少することを示せ.

(ⅴ) 点 P 2 ( 3,0 ) (0 ,1) を結ぶ線分上の端点以外にあるものとする.このとき, PAB の面積が最小となる点 P の座標を求めよ.また,そのときの面積を求めよ.

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情報工学部

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【2】 原点f O を中心とする半径 1 の円を C 1 とする.円 C 1 に外接しながら,半径 1 の円 C 2 がすべることなく回転する.円 C .2 の中心を P とし,円 C 2 上の点 Q は最初, x 軸上の点 A ( 3,0 ) にあるものとする.半直線 PQ 上で点 P からの距離が 2 の点を R とし, OP x 軸の正の向きとなす角を θ とする. C2 が回転して θ 0 から 2 π まで変化するとき,点 R が描く曲線を C とする.曲線 C の概形を図1に示す.以下の問いに答えよ.

2016年九州工業大前期情報工学部【2】2016108480106の図 2016年九州工業大前期情報工学部【2】2016108480106の図

図1

図2

(ⅰ) 点 P の座標を θ を用いて表せ.

(ⅱ) 点 P を通り x 軸と平行な直線を l とする.直線 l と線分 PR のなす角 α を, θ を用いて表せ.また, R の座標を θ を用いて表せ.

(ⅲ) 曲線 C x 軸の共有点の座標をすべて求めよ.

(ⅳ) 曲線 C y 軸の共有点の座標をすべて求めよ.

(ⅴ) 点 R x 座標が最小となるときの点 R の座標をすべて求めよ.

(ⅵ) 曲線 C x 軸, y 軸に囲まれた図2の斜線部分の面積を求めよ.

2016 九州工業大学 前期

情報工学部

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【3】 複素数 z n

z0 =0 z 1=1 zn +2= zn+ 1+α ( zn++1 -zn ) n=0 1 2

により定める.ただし, i を虚数単位とし, α= 12 ( cos π3 +isin π3 ) とする.また,複素数平面上で複素数 z n を表す点を Pn とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  z2 z3. z4 を求めよ.

(ⅱ) 点 P0 P 1 P2 P 3 P 4 を図示せよ.また,線分 P0 P1 P 1P 2 P 2P 3 P 3P 4 の長さ,および P2 P1 P0 P 3P 2P 1 P4 P3 P2 の値も図中に示せ.

(ⅲ)  zn+ 1- zn n= 1 2 3 α n を用いて表せ.

(ⅳ)  zn の実部,虚部をそれぞれ xn yn とする.このとき, xn yn をそれぞれ n を用いて表せ.

(ⅴ) (ⅳ)で求めた xn yn について, limn xn lim n yn をそれぞれ求めよ.

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情報工学部

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【4】 はじめに, 4 枚の硬貨 A B C D が,表が上の状態で置かれている.これらの硬貨に対して以下の試行を繰り返すものとする.

試行: 4 枚の硬貨のうち,裏が上の硬貨はそのままにし,表が上の硬貨はすべて拾って同時に投げる.

ただし,すべての硬貨が,裏が上の場合も、 0 枚の硬貨を拾って投げるとみなして,試行を繰り返すものとする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 硬貨 A 3 回目の試行の後に表が上である確率を求めよ.

(ⅱ)  3 回目の試行の後,硬貨 A B は表が上で,かつ,硬貨 C D は裏が上である確率を求めよ.

(ⅲ)  3 回目の試行の後に表が上の硬貨が 2 枚である確率を求めよ.

(ⅳ)  1 回目の試行の後に表が上の硬貨が 3 枚であった.このとき, 3 回目の試行の後に表が上の硬貨が 2 枚である確率を求めよ.

(ⅴ)  1 回目の試行の後に表が上の硬貨が 3 枚で,かつ, 3 回目の試行の後に表が上の硬貨が 2 枚である確率を求めよ.

(ⅵ)  3 回目の試行の後に表が上の硬貨が 2 枚であった.このとき, 1 回目の試行の後に表が上の硬貨が 3 枚である確率を求めよ.

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