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2016-11561-0201
2016 大阪府立大学 中期
工学部
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】(1) 複素数 α = 3+i 3- i に対して,
β=α 3 ,γ =α+α 2+α 3+⋯ +α100
とするとき, β と γ をそれぞれ極形式で表せ.
((1),(2)については計算の過程を記入しなくてよい.)
2016-11561-0202
【1】(2) 当たりくじ 5 本を含む 13 本のくじがある.このくじを, A , B , C , D の 4 人がこの順に 1 本ずつ引くとし,引いたくじはもとに戻さないとする.このとき,以下の確率を既約分数で求めよ.
(ⅰ) 4 人のうち少なくとも 1 人が当たる確率 P 1
(ⅱ) 4 人のうち少なくとも 2 人が当たる確率 P 2
(ⅲ) 4 人のうち少なくとも 1 人が当たりくじを引いたとわかっているとき, D が当たる条件付き確率 P 3
2016-11561-0203
【2】 空間内に平行六面体 OADB ‐CEFG があり,平行四辺形 OADB のある平面を α , 平行四辺形 CEFG のある平面を β とする.また, OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c→ とするとき, |a →| =5 , | b→ |=3 ⁢3 , a→ ⋅b→ =15 , a →⋅ c→= 5 , b →⋅ c→= -3 であるとする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) 点 C から平面 α に垂線 CH を下ろす. OH→ を a→ , b→ で表せ.
(2) 平面 β 上に点 P をとり,点 P から平面 α に垂線 PQ を下ろす.ベクトル CP → を実数 s , t により, CP→ =s⁢ a→ +t⁢b → と表す.このとき,点 P が三角形 CEG の内部または周上にあり,かつ,点 Q が三角形 OAB の内部または周上にあるための s , t の条件を求めよ.
(3) 三角形 OAB の面積を S とする.また, s ,t が(2)で求めた条件を満たしながら動くとき,平面 β における点 P の存在範囲が表す図形の面積を T とする.このとき, TS を求めよ.
((1),(3)については計算の過程を記入しなくてよい.)
2016-11561-0204
配点40点
【3】 数列 { an } は次の条件を満たすとする.
a1 =e , a2= e2 , an +2= (a n+1 ) p+1 ( an )p ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
ただし, e は自然対数の底で, p は正の定数とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) bn= log⁡ a n+1 an とするとき, bn+ 1 を b n および p を用いて表せ.
(2) bn を n と p を用いて表せ.
(3) an を n と p を用いて表せ.
((1),(2),(3)については計算の過程を記入しなくてよい.)
2016-11561-0205
【4】 n を自然数として, x≧0 で定義された曲線
C:y =x⁢e -n⁢ x
を考える.このとき,以下の問いに答えよ.ただし, limx →∞ x⁢e -x =0 であることは証明なしに用いてよい.
(1) x≧0 のとき,関数 y =x⁢e -n⁢ x の極値,凹凸を調べて,そのグラフをかけ.
(2) 曲線 C 上の点 ( a,a⁢ e-n ⁢a ) ( a>0 ) における接線が,この点以外で曲線 C と共有点をもたないとする.このときの a の条件を求めよ.
(3) (2)の条件を満たす最大の a を a n とおく.このとき,極限値
I=lim n→∞ ∫ 0an x⁢ e-n ⁢x⁢ dx ∫0n x⁢ e-n ⁢x⁢ dx
を求めよ.
((2)については計算の過程を記入しなくてよい.)
2016-11561-0206
【5】 0<x ≦ π2 に対して,関数 f ⁡(x ) を
f⁡( x)= ∫ π2x ( sin⁡θ )⁢log ⁡(sin ⁡θ) ⁢dθ
と定める.このとき,以下の問いに答えよ.ただし, limt →+0 t⁢log ⁡t=0 が成り立つことは証明なしに用いてよい.
(1) f⁡( x) を求めよ.
(2) limn →+0 f⁡ (x ) を求めよ.