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【2】 以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい.
三角形の頂点上に置かれた点に対する操作Tを考える.
操作T
(T1) 点が頂点上に置かれているときは,確率でそのままにしておき,確率で頂点上に移す.
(T2) 点が頂点上に置かれているときは,確率でそのままにしておき,確率で頂点上に移す.
(T3) 点が頂点上に置かれているときは,必ず頂点上に移す.
以下を自然数とし,点を頂点上に置いて,操作Tを繰り返し行う.操作Tを回繰り返し終えたとき,点が頂点上に置かれている確率を頂点上に置かれている確率を頂点上に置かれている確率をとする.
(1) のときをで表すと
である.
(2) (1)よりを求めると,であり,である.
(3) 操作Tを回繰り返し終えたとき初めて点が頂点上に置かれる確率をとすると,である.
(4) 操作Tを回繰り返し終えたとき点が頂点またはの上に置かれ,かつそれまでに回だけ頂点上に置かれていた確率をとすると,である.
【4】 以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい.また設問(3)に答えなさい.
時間とともに座標平面上を動く点は次の条件(ⅰ)をみたすとする.
(ⅰ) は原点をとおらず,その偏角および原点からの距離はについて微分可能,かつであり,さらにが成り立つ.
(1) 動点の座標をとし,時刻におけるの速度ベクトルとベクトルのなす角をとする.このときをを用いて表すとである.
(2) 動点がさらに次の条件(ⅱ)をみたすとする.
(ⅱ) すべてのに対してである.
このときである.
(3) 条件(ⅰ),(ⅱ)をみたすつの動点の間に次の条件(ⅲ)が成り立つとする.ただし動点それぞれの偏角を原点からの距離をとし,速度ベクトルをとする.
(ⅲ) すべてのに対してベクトルとベクトルは垂直である.
このとき時刻からの間に動点がその軌道に沿って動く道のりをとすると
が成り立つことを示しなさい.ただしとする.