【2】 辺の長さがの立方体を考える.正方形がそれぞれ平面,平面,平面に重なるように,この立方体を座標空間上におく.
点は,立方体の表面を移動し,原点を出発した後,移動距離が最短になるように点へ進んで停止する.ただし,は線分(いずれも端点を含む)上の点をこの順に通過するものとする.が立方体の表面上にある場合を考え,から直線に垂線を下ろす.
(1) との座標をそれぞれとする.が実数でのとき,の座標がならば,をで表すと,
である.また,線分の長さをで表すと,
である.
(2) を最小にするの位置をとするとき,の面積はである.また,からへのの移動距離をからへのの移動距離をとするとき,であり,である.