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【1】 空間において,点を中心とする半径の球面上を動く点を考える.さらに,原点をとして,線分の中点をとする.
(1) 点の位置ベクトルをそれぞれとする.このとき,はベクトル方程式を満たす.また,はを用いてと表せる.したがって,はベクトル方程式を満たす.ゆえに,点は半径中心の座標の球面上を動く.この球面をとする.
(2) 球面上の点の座標をとすると,は方程式を満たす.同様に,球面上の点は方程式を満たす.そこで,つの球面とが交わってできる円をとするとき,円を含む平面の方程式はとなる.このとき,円の中心の座標はであり,半径はである.さらに,点に対し,線分の中点をとする.点が球面上を動くときの点の軌跡は球面となる.この球面をとすると,つの球面とが交わってできる円の中心の座標はであり,半径はである.
【4】 最初にからまでのトランプのカード枚を,表を上にして一列に並べる.そして,サイコロを振り,出た目に対して,その出た目の数のトランプのカードを裏返す,という試行を繰り返す.例えば,回この試行を繰り返し,サイコロの出た目が順にであったとすれば,裏が上になっているのはのカードだけである.
以下では,回目の試行後に裏が上になっているトランプのカードが枚である確率をと表すことにする.は自然数で,はからまでの整数である.
(1) であり,である.また,回目の試行後に裏が上になっているカードが枚であるとき,回目の試行後に裏が上になっているカードが枚である確率はである.一方,回目の試行後に裏が上になっているカードが枚であるとき,回目の施行後に裏が上になっているカードが枚である確率はである.
(2) である.
(3) 回目の試行後に裏が上になっているカードが枚である場合に,回目の試行後にも裏が上になっているカードが枚である確率は,またはのときであり,それ以外のとき,を使ってと書ける.