2017 静岡大学 後期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2017 静岡大学 後期

教育(数学教育専修)学部

配点50%

理(数学科)学部【3】の類題.理学部は(4)がない.

易□ 並□ 難□

【1】 次の問いに答えよ.

(1) 関係式 tan x2= t -π<x <π によって定まる t の関数 x について,導関数 dx dt t を用いて表せ.ただし, x t について微分可能であることを用いてよい.

(2)  tan x2 =t -π<x <π とおくとき,次の 2 つの等式が成り立つことを示せ.

sinx = 2t 1+ t2 cos x= 1 -t2 1+ t2

(3) すべての t 0 に対して

1+t 2 (1+ 2t )2 =a + b1+ 2t + c( 1+2 t) 2

が成り立つように,定数 a b c の値をそれぞれ定めよ.

(4)  0x π2 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.

1 1+5 1 1+cos x+2 sinx 12

(5) 関数 y = 11+cos x+2 sinx (0 x π 2 ) のグラフと x 軸, y 軸および直線 x = π2 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.

2017 静岡大学 後期

教育(数学教育専修)学部

配点50%

易□ 並□ 難□

【2】  t を実数とし,複素数 z

z= 1( 1-t) -ti

で定め,

z=x+ yi x y は実数)

と表す.ただし, i は虚数単位とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  x y t を用いて表せ.

(2) 等式 ( x+y) 2-( x+y) -2x y=0 が成り立つことを示せ.

(3)  0t 1 のとき, x のとり得る値の範囲を求めよ.

(4)  t 0 t 1 の範囲を動くとき,複素数平面上で点 z が描く曲線を C とする. C を図示せよ.

(5)  0x 1 において,(4)の曲線 C および 3 直線 x =0 x =1 y =0 で囲まれた図形を F とする. F x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(数学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【1】 平面上の四角形 OABC において,頂点 O A B C は,この順に反時計回りに並んでいるとする.直線 AC と直線 AB は直交し, OA=5 AB= 55 OC =3 cos AOC = 715 とする. OA =a OB =b OC =c とおく.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  a c ( a -c ) (a +9 c ) | a +9 c | の値をそれぞれ求めよ.

(2)  b を, a c を用いて表せ.

(3) 点 P を直線 AC と直線 OB の交点とする. AP:PC を求めよ.

(4) 三角形 OAP の面積 S を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(数学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【2】 次の問いに答えよ.

(1) 正の整数 a b は互いに素であり, a<b とする. d=b- a とおく.このとき,整数 b b +d は互いに素であることを示せ.

(2) 数列 { an } は等差数列であり,すべての項 a n n=1 2 3 は正の整数であるとする.初項 a 1 と第 2 a 2 が互いに素であるとき,すべての正の整数 n について, an a n+1 は互いに素であることを示せ.

2017 静岡大学 後期

理(数学科)学部

教育(数学教育専修)学部【1】の類題.教育学部は(3)と(4)の間に設問あり

配点20%

易□ 並□ 難□

【3】 次の問いに答えよ.

(1) 関係式 tan x2= t -π<x <π によって定まる t の関数 x について,導関数 dx dt t を用いて表せ.ただし, x t について微分可能であることを用いてよい.

(2)  tan x2 =t -π<x <π とおくとき,次の 2 つの等式が成り立つことを示せ.

sinx = 2t 1+ t2 cos x= 1 -t2 1+ t2

(3) すべての t 0 に対して

1+t 2 (1+ 2t )2 =a + b1+ 2t + c( 1+2 t) 2

が成り立つように,定数 a b c の値をそれぞれ定めよ.

(4) 関数 y = 11+cos x+2 sinx (0 x π 2 ) のグラフと x 軸, y 軸および直線 x = π2 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(数学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【4】  xy 平面上で,原点を通り傾き k の直線を l とする. l を準線とし, l 上にない点 F ( a,b ) を焦点とする放物線を C とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 放物線 C の方程式を求めよ.

(2) 放物線 C x 軸に接するとき, C y 軸にも接することを示せ.

2017 静岡大学 後期

理(数学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【5】  α>0 とする.関数 f (x ) を次で定める.

f( x)= { 1-e -αx x x>0 α x0

ただし, e は自然対数の底である.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  x>0 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.

1-x <e- x<1 -x+ x22

(2) 関数 f (x ) x =0 で連続であることを示せ.

(3)  0x 1 における関数 f (x ) の最大値および最小値を求めよ.

(4) 極限値 limα +0 1 α 01 f( x) dx を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(創造理学コース),工,情報(情報科学科)学部

配点25%

易□ 並□ 難□

【1】  a b をそれぞれ a >0 0 <b<1 を満たす定数とする. O を原点とする座標平面上で, u を単位ベクトル u= (1, 0) とし,条件

| p |2 -b2 ( p u ) 2-( 1-b 2) a2 =0

を満たす点 P( p ) の軌跡を C とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  p =( x,y ) として, C の方程式を x y を用いて表し,座標平面上に C を図示せよ.

(2) 点 P (x ,y ) の極座標を (r ,θ ) とする. r2 a b θ を用いて表せ.

(3) 点 P ( p ) と点 Q (q ) C 上にあり, p q = 0 を満たすとき, | p |2 |q | 2 | p |2 + |q | 2 の値を求めることにより,その値は点 P Q によらず一定であることを示せ.

2017 静岡大学 後期

理(創造理学コース),工,情報(情報科学科)学部

配点25%

易□ 並□ 難□

【2】  t の関数 f (t ) g (t )

f( t)= 1 -t2 1+t 2 g( t)= 2 t1 +t2

で定める.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  f( t) g (t ) t で微分せよ.

(2)  t0 とする.関数 f (t ) g (t ) の増減を調べ, f( t) g (t ) の値域をそれぞれ求めよ.

(3)  f (t) 2+ g( t) 2 の値を求めよ.

(4)  t0 とする. x についての方程式

f( t) sinx+ g( t) cosx= 1 2

0 xπ の範囲で異なる 2 つの解をもつための t の条件を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(創造理学コース),工,情報(情報科学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x )= x3- 5x 2+7 x について,次の問いに答えよ.

(1) 関数 y =f (x ) の増減および極値を調べて,そのグラフの概形をかけ.

(2) 関数 f (x ) が極大となるときの x の値を α とする.曲線 y =f( x) 上の点 P ( α,f (α ) ) から y 軸に下ろした垂線と y 軸との交点を H とする.原点を O とし,線分 OH 線分 HP 曲線 y =f( x) で囲まれる図形を直線 HP のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.

2017 静岡大学 後期

理(創造理学コース),工,情報(情報科学科)学部

配点20%

易□ 並□ 難□

【4】 複素数 z が等式

(1 +i) z+ (1 -i) z =2 (*)

を満たすとする.ただし, z z に共役な複素数, i は虚数単位である.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 複素数 z が等式(*)を満たすことは, z が等式

|z -(1 -i) |= |z |

を満たすことと同値であることを示せ.

(2) 複素数 z が等式(*)かつ | z| 1 を満たすとき,複素数平面上で点 z が描く図形を C とする.点 z C 上を動くとき,複素数 w = 1z で表される点 w の描く図形を複素数平面上に図示せよ.

inserted by FC2 system