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2017-10461-0201
2017 静岡大学 後期
教育(数学教育専修)学部
配点50%
理(数学科)学部【3】の類題.理学部は(4)がない.
易□ 並□ 難□
【1】 次の問いに答えよ.
(1) 関係式 tan ⁡ x2= t ( -π<x <π ) によって定まる t の関数 x について,導関数 dx dt を t を用いて表せ.ただし, x は t について微分可能であることを用いてよい.
(2) tan⁡ x2 =t ( -π<x <π ) とおくとき,次の 2 つの等式が成り立つことを示せ.
sin⁡x = 2⁢t 1+ t2 ,cos ⁡x= 1 -t2 1+ t2
(3) すべての t ≧0 に対して
1+t 2 (1+ 2⁢t )2 =a + b1+ 2⁢t + c( 1+2⁢ t) 2
が成り立つように,定数 a , b ,c の値をそれぞれ定めよ.
(4) 0≦x ≦ π2 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.
1 1+5 ≦ 1 1+cos⁡ x+2⁢ sin⁡x ≦ 12
(5) 関数 y = 11+cos ⁡x+2 ⁢sin⁡x (0 ≦x≦ π 2 ) のグラフと x 軸, y 軸および直線 x = π2 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.
2017-10461-0202
【2】 t を実数とし,複素数 z を
z= 1( 1-t) -t⁢i
で定め,
z=x+ y⁢i ( x , y は実数)
と表す.ただし, i は虚数単位とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) x ,y を t を用いて表せ.
(2) 等式 ( x+y) 2-( x+y) -2⁢x ⁢y=0 が成り立つことを示せ.
(3) 0≦t ≦1 のとき, x のとり得る値の範囲を求めよ.
(4) t が 0 ≦t≦ 1 の範囲を動くとき,複素数平面上で点 z が描く曲線を C とする. C を図示せよ.
(5) 0≦x ≦1 において,(4)の曲線 C および 3 直線 x =0 ,x =1 ,y =0 で囲まれた図形を F とする. F を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.
2017-10461-0203
理(数学科)学部
配点20%
【1】 平面上の四角形 OABC において,頂点 O , A , B , C は,この順に反時計回りに並んでいるとする.直線 AC と直線 AB は直交し, OA=5 , AB= 55 , OC =3 , cos ⁡∠AOC = 715 とする. OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c→ とおく.このとき,次の問いに答えよ.
(1) a→ ⋅c → , ( a→ -c→ )⋅ (a →+9 ⁢c→ ) , | a→ +9⁢ c→ | の値をそれぞれ求めよ.
(2) b→ を, a→ と c → を用いて表せ.
(3) 点 P を直線 AC と直線 OB の交点とする. AP:PC を求めよ.
(4) 三角形 OAP の面積 S を求めよ.
2017-10461-0204
【2】 次の問いに答えよ.
(1) 正の整数 a と b は互いに素であり, a<b とする. d=b- a とおく.このとき,整数 b と b +d は互いに素であることを示せ.
(2) 数列 { an } は等差数列であり,すべての項 a n ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ ) は正の整数であるとする.初項 a 1 と第 2 項 a 2 が互いに素であるとき,すべての正の整数 n について, an と a n+1 は互いに素であることを示せ.
2017-10461-0205
教育(数学教育専修)学部【1】の類題.教育学部は(3)と(4)の間に設問あり
【3】 次の問いに答えよ.
(4) 関数 y = 11+cos ⁡x+2 ⁢sin⁡x (0 ≦x≦ π 2 ) のグラフと x 軸, y 軸および直線 x = π2 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.
2017-10461-0206
【4】 xy 平面上で,原点を通り傾き k の直線を l とする. l を準線とし, l 上にない点 F ( a,b ) を焦点とする放物線を C とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 放物線 C の方程式を求めよ.
(2) 放物線 C が x 軸に接するとき, C は y 軸にも接することを示せ.
2017-10461-0207
【5】 α>0 とする.関数 f ⁡(x ) を次で定める.
f⁡( x)= { 1-e -αx x ( x>0 ) α ( x≦0 )
ただし, e は自然対数の底である.このとき,次の問いに答えよ.
(1) x>0 のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.
1-x <e- x<1 -x+ x22
(2) 関数 f ⁡(x ) は x =0 で連続であることを示せ.
(3) 0≦x ≦1 における関数 f ⁡(x ) の最大値および最小値を求めよ.
(4) 極限値 limα→ +0 1 α⁢ ∫ 01 f⁡( x)⁢ dx を求めよ.
2017-10461-0208
理(創造理学コース),工,情報(情報科学科)学部
配点25%
【1】 a , b をそれぞれ a >0 , 0 <b<1 を満たす定数とする. O を原点とする座標平面上で, u→ を単位ベクトル u→= (1, 0) とし,条件
| p→ |2 -b2 ⁢( p→ ⋅u→ ) 2-( 1-b 2) ⁢a2 =0
を満たす点 P( p→ ) の軌跡を C とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) p→ =( x,y ) として, C の方程式を x , y を用いて表し,座標平面上に C を図示せよ.
(2) 点 P⁡ (x ,y ) の極座標を (r ,θ ) とする. r2 を a , b , θ を用いて表せ.
(3) 点 P⁡ ( p→ ) と点 Q⁡ (q → ) が C 上にあり, p→ ⋅q →= 0 を満たすとき, | p→ |2 ⁢ |q →| 2 | p→ |2 + |q →| 2 の値を求めることにより,その値は点 P ,Q によらず一定であることを示せ.
2017-10461-0209
【2】 t の関数 f ⁡(t ) ,g⁡ (t ) を
f⁡( t)= 1 -t2 1+t 2 , g⁡( t)= 2 ⁢t1 +t2
で定める.このとき,次の問いに答えよ.
(1) f⁡( t) ,g⁡ (t ) を t で微分せよ.
(2) t≧0 とする.関数 f ⁡(t ), g⁡ (t ) の増減を調べ, f⁡( t) ,g⁡ (t ) の値域をそれぞれ求めよ.
(3) f⁡ (t) 2+ g⁡( t) 2 の値を求めよ.
(4) t≧0 とする. x についての方程式
f⁡( t)⁢ sin⁡x+ g⁡( t)⁢ cos⁡x= 1 2
が 0 ≦x≦π の範囲で異なる 2 つの解をもつための t の条件を求めよ.
2017-10461-0210
【3】 関数 f ⁡(x )= x3- 5⁢x 2+7 ⁢x について,次の問いに答えよ.
(1) 関数 y =f⁡ (x ) の増減および極値を調べて,そのグラフの概形をかけ.
(2) 関数 f ⁡(x ) が極大となるときの x の値を α とする.曲線 y =f⁡( x) 上の点 P ( α,f⁡ (α ) ) から y 軸に下ろした垂線と y 軸との交点を H とする.原点を O とし,線分 OH , 線分 HP , 曲線 y =f⁡( x) で囲まれる図形を直線 HP のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.
2017-10461-0211
【4】 複素数 z が等式
(1 +i) ⁢z+ (1 -i) ⁢z‾ =2 ⋯ (*)
を満たすとする.ただし, z‾ は z に共役な複素数, i は虚数単位である.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 複素数 z が等式(*)を満たすことは, z が等式
|z -(1 -i) |= |z |
を満たすことと同値であることを示せ.
(2) 複素数 z が等式(*)かつ | z|≦ 1 を満たすとき,複素数平面上で点 z が描く図形を C とする.点 z が C 上を動くとき,複素数 w = 1z で表される点 w の描く図形を複素数平面上に図示せよ.