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2017 名古屋大学 前期

文科系

理科系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の定数とする. 2 次関数 f (x )=a x2 3 次関数 g (x )=x ( x-4) 2 について,次の問に答えよ.

(1) 関数 y =g( x) について,極値を求め,そのグラフを描け.

(2)  2 つの曲線 y =f( x) y =g( x) は相異なる 3 点で交わることを示せ.

(3)  2 つの曲線 y =f (x ) g (x ) で囲まれた 2 つの部分の面積が等しくなるように a の値を定めよ.またそのとき, 2 つの曲線の交点の x 座標を求めよ.

2017 名古屋大学 前期

文科系

理科系【2】の類題.理科系では(4)が追加

易□ 並□ 難□

2017年名大前期文科系【2】2017104810102の図

【2】 右図のような立方体を考える.この立方体の 8 つの頂点の上を点 P が次の規則で移動する.時刻 0 では点 P は頂点 A にいる.時刻が 1 増えるごとに点 P は,今いる頂点と辺で結ばれている頂点に等確率で移動する.例えば時刻 n で点 P が頂点 H にいるとすると,時刻 n +1 では,それぞれ 13 の確率で頂点 D E G のいずれかにいる.自然数 n 1 に対して,(ⅰ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 B D E のいずれかにいる確率を pn (ⅱ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 C F H にいる確率を qn (ⅲ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 G にいる確率を rn とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  p2 q2 r2 p3 q 3 r 3 を求めよ.

(2)  n2 のとき, pn qn rn を求めよ.

(3) 自然数 m 1 に対して,点 P が時刻 2 m で頂点 A に初めている確率 s m を求めよ.

2017 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【3】 次の問に答えよ.

(1) 次の条件(*)を満たす 3 つの自然数の組 ( a,b, c) をすべて求めよ.

(*)  a<b< c かつ 1a + 1b+ 1c = 12 である.

(2) 偶数 2 n n1 3 つの正の約数 p q r p >q>r p +q+r =n を満たす組 ( p,q, r) の個数を f (n ) とする.ただし,条件を満たす組が存在しない場合は, f( n)= 0 とする. n が自然数全体を動くときの f (x ) の最大値 M を求めよ.また, f( n)= M となる自然数 n の中で最小のものを求めよ.

2017 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【1】 不等式 0 <a< 1 を満たす定数 a に対して,曲線 C y=a -1-log x x> 0 を考える. s を正の実数とし,曲線 C 上の点 P ( s,a- 1-log s) における接線が x 軸, y 軸と交わる点をそれぞれ ( u( s), 0) ( 0,v (s ) ) とする.このとき,次の問に答えよ.必要があれば, limx +0 xlog x=0 を証明なしで使ってよい.

(1) 関数 u ( s) v (s ) s の式で表せ.

(2) 関数 t =u( s) t= v( s) 2 つのグラフを,増減・凹凸および交点の座標に注意して,同じ s t 平面上に図示せよ.

(3) 関数 t =u( s) t= v( s) 2 つのグラフで囲まれた図形を t 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ.

2017 名古屋大学 前期

理科系

文科系【2】の類題.文科系では(4)がない

易□ 並□ 難□

2017年名大前期文科系【2】2017104810102の図

【2】 右図のような立方体を考える.この立方体の 8 つの頂点の上を点 P が次の規則で移動する.時刻 0 では点 P は頂点 A にいる.時刻が 1 増えるごとに点 P は,今いる頂点と辺で結ばれている頂点に等確率で移動する.例えば時刻 n で点 P が頂点 H にいるとすると,時刻 n +1 では,それぞれ 13 の確率で頂点 D E G のいずれかにいる.自然数 n 1 に対して,(ⅰ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 B D E のいずれかにいる確率を pn (ⅱ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 C F H にいる確率を qn (ⅲ)点 P が時刻 n までの間一度も頂点 A に戻らず,かつ時刻 n で頂点 G にいる確率を rn とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  p2 q2 r2 p3 q 3 r 3 を求めよ.

(2)  n2 のとき, pn qn rn を求めよ.

(3) 自然数 m 1 に対して,点 P が時刻 2 m で頂点 A に初めている確率 s m を求めよ.

(4) 自然数 m 2 に対して,点 P が時刻 2 m で頂点 A に戻るのがちょうど 2 回目となる確率を t m とする.このとき, tm< sm となる m をすべて求めよ.



2017 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【3】  xyz 空間の 2 A ( 0,0, 2) P ( a,b, 0) を通る直線を l とする.また,点 ( 2,0, 0) を中心とし,半径が 2 である球面を S で表し, S のうち z 座標が z >0 を満たす部分を T とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  l 上に点 Q がある.実数 t AQ= tAP で定めるとき,点 Q の座標を a b t を使って表せ.

(2)  l S と相異なる 2 点で交わるような実数 a b に関する条件を求め, ab 平面上に図示せよ.

(3)  l T と相異なる 2 点で交わるような実数 a b に関する条件を求め, ab 平面上に図示せよ.

2017 名古屋大学 前期

理科系

文科系【2】の類題

易□ 並□ 難□

【4】  n を自然数とする. 0 でない複素数からなる集合 M が次の規則(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)を満たしている.

(Ⅰ) 集合 M n 個の要素からなる.

(Ⅱ) 集合 M の要素 z に対して, 1 z - z はともに集合 M の要素である.

(Ⅲ) 集合 M の要素 z w に対して,その積 z w は集合 M の要素である.ただし, z=w の場合も含める.

このとき,次の問に答えよ.

(1)  1 および - 1 は集合 M の要素であることを示せ.

(2)  n は偶数であることを示せ.

(3)  n=4 のとき,集合 M は一通りに定ることを示し,その要素をすべて求めよ.

(4)  n=6 のとき,集合 M は一通りに定ることを示し,その要素をすべて求めよ.

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