2017 広島大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上の 2 A ( sinθ ,sin2 θ ) B (cos θ,cos 2θ ) を考え, A B 間の距離を L とする.ただし, θ は条件

(*)  0θ <2π かつ sin θ-cos θ-1 >0

を満たすとする.次の問いに答えよ.

(1) (*)を満たす θ の値を求めよ.

(2)  t=sin θcos θ とおくとき, t のとり得る値の範囲を求めよ.

(3)  L を(2)の t を用いて表せ.

(4)  L の最大値,最小値を求めよ.また,そのときの θ の値を求めよ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面上の 3

O (0 ,0) A ( 3,0 ) B (1 ,2)

を考える. C を線分 OA 上にあり, OBC= 45 ° を満たす点とする.また, P x 座標が t である直線 OA 上の点とする.点 Q R P を次により定める.

(a) 点 P を通り傾きが 1 の直線と,直線 AB の交点を Q とする.

(b) 点 Q を通り直線 OB に垂直な直線と,直線 OB の交点を R とする.

(c) 点 R を通り直線 BC と同じ傾きをもつ直線と,直線 OA の交点を P とする.

次の問いに答えよ.

(1) 点 Q の座標を t を用いて表せ.

(2) 点 R の座標を t を用いて表せ.

(3) 点 P の座標を t を用いて表せ.

(4) 点 P x 座標を f (t ) とする.数列 { tn }

t1 =2 t n+1 =f (t n) n=1 2 3

により定める.数列 { tn } の一般項を求めよ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【3】  n 2 以上の整数とする. n 個のさいころを投げ,出た目のすべての積を X とする.次の問いに答えよ.

(1)  X 5 の倍数である確率を n を用いて表せ.

(2)  X 5 の倍数である確率が 0.99 より大きくなる最小の n を求めよ.ただし, log2 3=1.585 log2 5= 2.322 とする.

(3)  X 3 でも 5 でも割り切れない確率を n を用いて表せ.

(4)  X 15 の倍数である確率を n を用いて表せ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面上の二つの曲線

C1 y=4 x3 -1 C 2y =x3

を考える. a>0 に対して, x 座標が a である C 1 上の点を A とし, A における C 1 の接線を l とする.次の問いに答えよ.

(1)  C1 C 2 の交点の x 座標を p とする. p の値を求めよ.

(2) 直線 l の方程式を, a を用いて表せ.

(3) 直線 l C 2 に接するとき, a の値を求めよ.

(4) (3)のとき,直線 l C 2 の接点を B とする. C1 C2 と線分 AB で囲まれた図形の面積を求めよ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【1】 数列 { an }

a1 =tan π3 an +1= a n an2 +1+ 1 n= 1 2 3

により定める.次の問いに答えよ.

(1)  a2 =tan π6 a3 =tan π12 であることを示せ.

(2) 一般項 a n を表す n の式を推定し,それが正しいことを数学的帰納法により証明せよ.

(3)  limn 2n an を求めよ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【2】  a>0 とする.次の問いに答えよ.

(1) 関数 f (t )= t3-2 at +1 の区間 t 0 における最小値を, a を用いて表せ.

(2) (1)で求めた最小値が 0 となるときの a の値を A とおく. A3 を求めよ.

(3) 座標平面上の曲線 y =x4 C1 ( 0,a ) を中心とする半径 a の円を C 2 とする. C1 C 2 の共有点の個数を調べよ.

(4) 座標平面において,点 P が曲線 y =x4 上を動くときの点 P と点 ( 0,a ) の距離の最小値を考える.その最小値が a に等しくなるような a の値の範囲を求めよ.

2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

2017年広島大前期理系【3】2017107210107の図

【3】 表が出る確率が p 裏が出る確率が 1 -p であるようなコインがある.ただし, 0<p <1 である.このとき,右図のような正三角形の 3 頂点 A B C を次の規則で移動する動点 R を考える.

 コインを投げて表が出れば R は反時計まわりに隣の頂点に移動し,裏が出れば R は時計まわりに隣の頂点に移動する.

R は最初 A にあり,全部で ( 2N+ 3) 回移動する.ここで, N は自然数である.移動回数がちょうど k に達したときに R A に初めて戻る確率を P k k=2 3 2 N+3 とする.次の問いに答えよ.

(1)  P2 P3 を求めよ.

(2)  P2 m P2 m+1 2m N+1 を求めよ.

(3)  p= 12 とする.移動回数がちょうど 2 N+3 に達したときに R A 2 度目に戻る確率 Q を求めよ.



2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

2017年広島大前期理系【4】2017107210108の図

【4】 座標空間内の平面 H z=0 とその上の曲線 C x24 +y 2=1 を考える. C 上の点を通り z 軸に平行な直線の全体が作る曲面を K とする. C 上の 2 A (-1 , 32 ,0 ) B (-1 ,- 32 ,0 ) に対し,線分 AB を含み平面 H 45 ° の角をなす平面を T とする.ただし,平面 T z 軸の交点の z 座標は正であるとする.平面 H 平面 T および曲面 K が囲む二つの立体のうち z 軸と交わるものを V とする.次の問いに答えよ.

(1) 立体 V と平面 H の共通部分(右図の灰色で示される部分)の面積を求めよ.

(2) 立体 V を平面 x =t -1<t <2 で切ったとき,断面の面積 S (t ) t を用いて表せ.

(3) 立体 V の体積を求めよ.



2017 広島大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【5】  x 座標, y 座標がともに整数である座標平面上の点を格子点とよぶ.格子点 O ( 0,0 ) および A ( 50,14 ) を考える.次の問いに答えよ.

(1)  OP OA = 6 を満たす格子点 P を一つ求めよ.

(2)  m を自然数とする. OP OA = 6 を満たす格子点 P のうち,長さ OP m 番目に小さい点を Pm とする. P1 および P2 を求めよ.

(3)  Pm を(2)で定めた格子点とする.自然数 k に対し,ベクトル P2 k P2 k+1 および P2 k P2 k+2 を成分表示せよ.

(4)  Pm を(2)で定めた格子点とする. Q OQ = P14 P16 を満たす点とする.四角形 OQP16 P14 の周および内部に含まれる格子点をすべて求めよ.

inserted by FC2 system