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2017 東京理科大学 薬学部B方式

薬学科

2月7日実施

配点20点

易□ 並□ 難□

【1】  e を自然対数の底とする.

(1)  f( x)= e 2x 3 x x 0 とする.

(a) 関数 f (x ) x = で極小値 e をとる.

(b) 曲線 y =f (x ) 上の点 ( 3,f (3 )) における接線の方程式は

y= e x- e

である.

(2)  a を定数とする.方程式

e4 x-11 -2 ax3 +12 ax2 -24 ax+ 16a= 0

が実数解をもつのは

a< a

のときである.

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2月7日実施

配点20点

易□ 並□ 難□

【2】  AB=3 BC=7 CA= 5 である ABC の内心を I とし,直線 AI と辺 BC の交点を P とする.

(1)  ABC の面積は であり,内接円の半径は 外接円の半径は である.

(2)  sin CAP= であるから,線分 CI の長さは である.

(3) 線分 BP CP の長さの比の値 BPCP と,線分 AI PI の長さの比の値 AIPI は,それぞれ である.

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配点20点

易□ 並□ 難□

【3】  a を定数とする. xy 平面上において,中心が ( a,0 ) 半径が 2 である円を C とし,直線 y =-4 に接し,円 C と外接するような円の中心の軌跡を T とする.軌跡 T y 軸との共有点を P とし, T x 軸によって囲まれた領域(境界線を含む)を D とする.

(1) 領域 D x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積は π である.

(2) 点 P の座標は

(0, a - )

であるから,領域 D の境界線と y 軸が共有点をもつのは

- a (*)

のときである.

(3)  a が(*)の範囲にあるとき,軌跡 T x 軸との共有点のうち, x 座標が一番大きい点を Q とする. a が(*)の範囲を動くとき,線分 PQ が通過する部分の面積は である.ただし, P= Q のとき,線分 PQ は点 Q のこととする.

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配点20点

易□ 並□ 難□

【4】 赤球と白球がそれぞれ 1 個ずつ入っている袋 A と,赤球が 3 個と白球が 5 個入っている袋 B がある.袋 A の中をよくかき混ぜてから球を 1 個取り出して袋 B に入れ,続いて袋 B の中をよくかき混ぜてから球を 1 個取り出して袋 A に入れるという試行を,袋 A の中が赤球のみになるまで繰り返す.赤球のみになったらそれ以上試行を繰り返さず終了する. n を自然数とする. n 回目の試行が行われ,かつ,それを終えたときに袋 A の中に赤球,白球がそれぞれ 1 個ずつ入っている確率を pn 白球が 2 個入っている確率を q n とする.

(1)  p1 = q 1= である.

(2)  n=1 2 3 に対して, pn+ 1 q n+1 pn qn を用いて表すと

pn+ 1= p n+ q n q n+1 = pn+ qn

となる.

(3)  α を正の定数として, rn= pn+ αq n s n=p n-α qn n=1 2 3 とおく.数列 { rn } { sn } がともに等比数列となるのは,

α=

のときであり,そのとき, {r n} の公比は

+

である.

(4) ちょうど 4 回目の試行で終了する確率は, である.

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配点20点

易□ 並□ 難□

【5】  p 0 <p<1 を満たす定数とし, f( x)= xp- 1+ 1 xp x>0 とする.文中の log は自然対数を表す.

(1)  g( x)= 2f (x ) とし,曲線 y =g( x) 上の点 ( 1,g (1 ) ) における接線を l とする.

(a)  l の方程式は y =- x+ である.

(b) 曲線 y =g( x) 接線 l および直線 x =3 で囲まれた部分の面積を S 1 とおくと

S1 = p ( p- ) + -p ( 1-p - ) -

である. p 19 p 45 の範囲を動くとき, S1 p = のとき最小値をとり, p= のとき最大値をとる.

(2)  h( x)= {f (x )} 2 とする.曲線 y =h( x) 直線 x =1 x= 5 および x 軸で囲まれた部分の面積を S 2 とおくと, p 12 のとき

S2 = - p - - + p 1- p+ log

であり, limp 12 S2 = log である.

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