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2017-13591-0301
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2017 早稲田大学 基幹理工学部, 創造理工学部,先進理工学部
2月16日実施
易□ 並□ 難□
【1】 α= 12 + 36 ⁢ i とおき,複素数 1 , α ,α ‾ に対応する複素数平面上の点をそれぞれ P , Q ,R とする.次の問に答えよ.
(1) 直線 PQ は複素数 β を用いて方程式 β ⁢z+ β‾ ⁢ z‾ +1=0 で表される.この β を求めよ.
(2) 点 z が直線 PQ 上を動くとき,点 w = 1z が描く複素数平面上の図形を求めよ.
(3) 点 z が三角形 PQR の周および内部を動くとき,点 w =1 z の動く範囲を複素数平面上に図示し,その面積を求めよ.
2017-13591-0302
【2】 正の実数 a に対して
f⁡( x)= (2- a⁢x )⁢ e-a ⁢(x -2)
とする.次の問に答えよ.
(1) f⁡( x) の増減を調べ,グラフの概形を描け.
(2) f⁡( x) を最小にする x の値を p で表す.このとき
S= ∫0p | f⁡( x) | ⁢dx
を a を用いて表せ.
(3) (2)の S を最小にする a の値を求めよ.
2017-13591-0303
【3】 次の問に答えよ.
(1) 四面体 ABCD と四面体 ABCP の体積をそれぞれ V , VP とする.
(ⅰ) AP→ =t⁢ AD→ が成り立つとき,体積比 VP V を求めよ.
(ⅱ) AP→ =b⁢ AB→ +c⁢ AC→ +d⁢ AD→ が成り立つとき,体積比 VP V を求めよ.
(2) 四面体 ABCD について,点 A , B , C ,D の対面の面積をそれぞれ α , β ,γ , δ とする.原点を O として,
OI→ = α⁢ OA→ +β⁢ OB→+ γ⁢OC →+δ ⁢OD→ α+ β+γ+ δ
となる点 I を考える.四面体 ABCD の体積を V とするとき, 3 点 A ,B , C を通る平面と点 I の距離 r を求めよ.
(3) (2)の点 I は四面体 ABCD に内接する球の中心であることを示せ.
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【4】 n を正の整数とする.試行の結果に応じて k 点( k =0 ,1 , 2 ,⋯ , n )が与えられるゲームがある.ここで k 点を獲得する確率は,ある t >0 によって決まっており,これを pk⁡ (t ) とする.このとき,確率 pk⁡ (t ) は a ≧0 に対して以下の関係式を満足するという.
p0 ⁡(t )= tn ,p k⁡ (t )= a⋅ n -k+1 k ˙p k-1 ⁡( t) ( k=1 , 2 ,⋯ , n )
次の問に答えよ.
(1) ∑k= 0n pk⁡ (t ) の値を求めよ.
(2) a を t を用いて表せ.
(3) 各 k に対して, 0≦t ≦1 の範囲で pk⁡ (t ) を最大にするような t の値 T k を求めよ.ただし, pk⁡ (0 )=0 ( k=0 , 1 ,⋯ , n-1 ), pn ⁡(0 )=1 と定める.
(4) 0<t <1 なる t を与えたとき,(3)で求めた T k に対して,
E= ∑k =0n T k⋅ pk⁡ (t )
とする. E の値を求めよ.
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【5】 3 次の整式 f ⁡(x )= x3+ x2+ p⁢x+ q (ただし, p≠q , q≠0 ),および g ⁡(x )= - 1x+ 1 が次の条件(*)をみたすとする.
(*) f⁡( x)= 0 の任意の解 α に対して g ⁡(α ) も f ⁡(x )=0 の解である.
(1) p ,q の値を求めよ.
(2) f⁡( x)= 0 は - 2<x< 2 の範囲に 3 つの実数解をもつことを示せ.
(3) f⁡( x)= 0 の任意の解を 2 ⁢cos⁡θ とするとき, 2⁢cos ⁡2⁢θ , 2⁢cos ⁡3⁢θ も解であることを示せ.
(4) 2⁢cos ⁡θ ( 0 <θ< π ) が f ⁡(x )=0 の解であるとき, θ の値を求めよ.