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2017 立命館大学 文系学部A方式

2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 点 ( x,y ) が,円 x2+ y2= 1 の周と内部を動くとき,点 ( x+y, x-y ) が動く範囲の面積を求める.

 まず, p=x+ y q= x-y とおき, x y p q を用いて表すと, x= y= となる.

 次に,点 ( x,y ) が,円 x2+ y2=1 の周と内部を動くという条件を, p q を用いて表すと, p2+ q2 となる.よって,点 ( x+y, x-y ) が動く範囲の面積は となる.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 関数 y =4x +2x + 12x + 14x について, t=2 x+2 -z とおくとき, y t を用いて表すと, y= となる.

 ここで, t のとりうる値の範囲は, t となるので, y は, x= のとき最小値 をとる.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(3)  1 つのさいころを 4 回投げるとき,出る目の数を順に, a1 a2 a3 a4 とする.このとき,次の問いに答えよ.

(a)  a1 <a2 <a3 <a4 となる確率は であり, a1 a2 a3 a4 となる確率は である.

(b)  a1+ a2+ a3+ a4= 7 となる確率は である.

(c) 出る目の数の最大値が 4 となる確率は である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【2】 預金の金利や株式の配当などに関する次の問いに答えよ.ただし, を覗いてすべて整数で答えよ.解答には末尾の表の数値を用いてよい.

(1) 銀行預金の年利率を 2 % とする. A さんが今日 500 万円を預金し,その後一切預金を行わなかった場合に, 10 年後に得られる総預金額を複利計算から求めてみる. 1 年後の総預金額は今日の預金額と得られる利子の合計になるので, 万円となる.この計算を繰り返すことで 10 年後の総預金額を求めると, 万円となる.

(2) 銀行預金の年利率を 2 % とする. A さんが今日預金をして 5 年後に 220 万円を得るために,今日いくら預金すればよいか考えてみる. 5 年後に 220 万円を得るために必要な 4 年後の総預金額を X とすると, (1.02 )X =220 であるから, X= 2201.02 となる.この計算を繰り返すことで,今日預金すべき金額は 万円となることがわかる.このように,将来のある金額を現在の価値(金額)で表わしたものを割引現在価値と呼ぶ.

(3) 銀行預金の年利率を 2 % とする.割引現在価値の考え方を利用して株式の価値を求める.

 ある企業の株式を購入した人(株主)は,購入した 1 年後から将来にわたって,株式 1 単位あたり毎年 10 万円の配当を得られるとする.企業の株式を 1 単位持っていると, 1 年後に得られる配当の割引現在価値は 101.02 万円, 2 年後に得られる配当の割引現在価値は 10 1.04 万円である.同様に考えると, 10 年後に得られる配当の割引現在価値は 万円である.

 したがって,購入してから 10 年後まで毎年配当が得られるとしたとき,この株式 1 単位の割引現在価値は, 万円となる.

n 2 3 4 5 6
(1.02 )n 1.04 1.06 1.08 1.10 1.13
n 7 8 9 10 11
(1.02 )n 1.15 1.17 1.20 1.22 1.24

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上において,放物線 C1 y= x2+ 1 と放物線 C2 y=-x 2+a x+b が点 P で接している.点 P x 座標を p とするとき,次の問いに答えよ.

(1) 定数 a b p を用いて表せ.

(2) 点 P における放物線 C 1 の接線の方程式を求めよ.

(3) (2)で求めた接線と x 軸との交点を A 接点 P から x 軸におろした垂線と x 軸の交点を B とする.このとき, PAB の面積を求めよ.ただし, p0 とする.

(4)  p の値にかかわらず,放物線 C 2 と放物線 y =x2 で囲まれた部分の面積は一定であることを示せ.

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