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【3】 を原点とする座標空間において,点を頂点とする立方体がある.また,正の定数に対し,原点を通りベクトルに垂直な平面をとする.
(1) 点を通る直線と平面との共有点の座標はであり,点を通る直線と平面との共有点の座標はである.これより,つの線分の全てと平面が共有点を持つためのが満たすべき必要十分条件はかつである.がかつを満たすとき,立方体の平面による切り口の面積はである.
(注:には,の関係式を入れよ.)
(2) 線分と平面が共有点を持たず,線分と平面が共有点を持つためのが満たすべき必要十分条件はかつである.がかつを満たすとき,線分と平面線分と平面はそれぞれ共有点を持つ.これらをそれぞれ点とすると,点の座標はであり,点の座標はである.点を通る直線と平面との共有点をとすると,の面積はである.よって,立方体の平面による切り口の面積はとなる.
(注:には,の関係式を入れよ.)
図:実線は,ちょうどステップでからにたどり着く経路の一例
【4】 点が数直線上の原点から出発して,ステップごとに,正の方向もしくは負の方向にだけ動くとする.点がステップ後に の位置にあることをと表す.ただし,ステップで点が原点の位置にあることをと表す.このとき,ちょうどステップでからにたどり着く経路は通りである.その一例を図に実線で示す.また,それら通りの経路の中で少なくとも回はの位置を通っているものは通りである.
(1) ちょうどステップでからにたどり着く経路を考える.からにたどり着く経路は通りである.その経路の中で少なくとも回はの位置を通るものを考える.この中で最後にの位置を通るのがちょうどステップ後である経路は通りである.同様に,最後にの位置を通るのがちょうどステップ後である経路は通りである.また,最後にの位置を通るのがちょうどステップ後である経路は通りである.したがってからにたどり着く経路の中で,少なくとも回はの位置を通っているものは通りである.
(2) ちょうどステップでからにたどり着く経路を考える.からにたどり着く経路は通りであり,その中で少なくとも回はの位置を通っているものは通りである.また,からにたどり着く経路で,の位置を少なくとも回は通りかつ,の位置を回も通っていないものは通りである.したがって,またはの位置を少なくとも回は通っているものは通りである.