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2018 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とし,少なくとも一方は 0 でないとする.このとき,次の問に答えよ.

(1) 連立不等式

3x+ 2y+ 40 x-2 y+4 0 a x+b y0

の表す領域,または連立不等式

3x +2y +40 x-2 y+4 0 a x+b y0

の表す領域が三角形であるために a b がみたすべき条件を求めよ.さらに,その条件をみたす点 ( a,b ) の範囲を座標平面上に図示せよ.

(2) (1)の三角形の面積を S とするとき, S a b を用いて表せ.

(3)  S4 を示せ.

2018 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【2】 次の問に答えよ.

(1) 整数 α β の少なくとも一方が奇数のとき, α2 +α β+β 2 は奇数であることを示せ.

(2)  n を奇数とする.このとき α2+ αβ +β2 =2 n をみたす整数 α β は存在しないことを示せ.

(3)  c を実数とする.このとき 3 次方程式 x3- 2018x+ c=0 の解のうち整数であるものは 1 個以下であることを示せ.

2018 名古屋大学 前期

文科系,理科系共通

理科系は【4】

易□ 並□ 難□

2018年名大前期文科系【3】2018104810103の図 2018年名大前期文科系【3】2018104810103の図

図1

図2

【3】 図1のように 2 つの正方形 ABCD CDEF を並べた図形を考える. 2 P Q 6 個の頂点 A B C D E F を以下の規則(a),(b)に従って移動する.

(a) 時刻 0 では図2のように点 P は頂点 A に,点 Q は頂点 C にいる.

(b) 点 P Q は時刻が 1 増えるごとに独立に,今いる頂点と辺で結ばれている頂点に等確率で移動する.

 時刻 n まで 2 P Q が同時に同じ頂点にいることが一度もない確率を p n と表す.また時刻 n まで 2 P Q が同時に同じ頂点にいることが一度もなく,かつ時刻 n 2 P Q がともに同じ正方形上にいる確率を a n と表し, bn =pn -an と定める.このとき,次の問に答えよ.

(1) 時刻 1 での点 P Q の可能な配置を,図2にならってすべて図示せよ.

(2)  a1 b1 a2 b2 を求めよ.

(3)  an+ 1 b n+1 an a n で表せ.

(4)  pn ( 3 4) n を示せ.

2018 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【1】 自然数 n に対し,定積分 In= 01 x nx 2+1 dx を考える.このとき,次の問に答えよ.

(1)  In +In +2 = 1n+ 1 を示せ.

(2)  0I n+1 In 1n+1 を示せ.

(3)  limn nI n を求めよ.

(4)  Sn = k= 1n (-1 )k -1 2k とする.このとき(1),(2)を用いて limn S n を求めよ.

2018 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【2】  a 1 より大きい実数とする.このとき,次の問に答えよ.

(1) 関数 y =ax y =loga x のグラフの共有点は,存在すれば直線 y =x 上にあることを示せ.

(2) 関数 y =ax y =loga x のグラフの共有点は 2 個以下であることを示せ.

(3) 関数 y =ax y =loga x のグラフの共有点は 1 個であるとする.このときの共有点の座標と a の値を求めよ.

2018 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【3】  p を素数, a b を整数とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  ( a+b) p- ap- bp p で割り切れることを示せ.

(2)  ( a+2) p- ap は偶数であることを示せ.

(3)  ( a+2) p- ap 2 p で割ったときの余りを求めよ.

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