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2018 京都大学 前期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】  a は正の実数とし,座標平面内の点 ( x0, y0 ) 2 つの曲線

C1 y= |x 2-1 | C 2y =x2 -2 ax+ 2

の共有点であり, |x 0| 1 を満たすとする. C1 C 2 ( x0, y0 ) で共通の接線をもつとき, C1 C 2 で囲まれる部分の面積を求めよ.

2018 京都大学 前期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  1 辺の長さが 1 の正方形 ABCD において,辺 BC 上に B とは異なる点 P を取り,線分 AP の垂直 2 等分線が辺 AB AD またはその延長と交わる点をそれぞれ Q R とする.

(1) 線分 QR の長さを sin BAP を用いて表せ.

(2) 点 P が動くときの線分 QR の長さの最小値を求めよ.

2018 京都大学 前期

文系,理系共通

理系は【2】

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  n3 -7n +9 が素数となるような整数 n をすべて求めよ.

2018 京都大学 前期

文系,理系共通

理系は【6】

配点文系30点,理系35点

易□ 並□ 難□

【4】 四面体 ABCD AC =BD AD =BC を満たすとし,辺 AB の中点を P CD の中点を Q とする.

(1) 辺 AB と線分 PQ は垂直であることを示せ.

(2) 線分 PQ を含む平面 α で四面体 ABCD を切って 2 つの部分に分ける.このとき, 2 つの部分の体積は等しいことを示せ.

2018 京都大学 前期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 整数が書かれている球がいくつか入っている袋に対して,次の一連の操作を考える.ただし各球に書かれている整数は 1 つのみとする.

(ⅰ) 袋から無作為に球を 1 個取り出し,その球に書かれている整数を k とする.

(ⅱ)  k0 の場合,整数 k が書かれた球を 1 個新たに用意し,取り出した球とともに袋に戻す.

(ⅲ)  k=0 の場合,袋の中にあった球に書かれていた数の最大値より 1 大きい整数が書かれた球を 1 個新たに用意し,取り出した球とともに袋に戻す.

 整数 0 が書かれている球が 1 個入っており他の球が入っていない袋を用意する.この袋に上の一連の操作を繰り返し n 回行った後に,袋の中にある球に書かれている n +1 個の数の合計を X n とする.例えば X 1 は常に 1 である.以下 n 2 として次の問に答えよ.

(1)  Xn (n +2) (n -1) 2 である確率を求めよ.

(2)  Xn n+1 である確率を求めよ.

2018 京都大学 前期

理系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】  0 でない実数 a b c は次の条件(ⅰ)と(ⅱ)を満たしながら動くものとする.

(ⅰ)  1+c 22 a

(ⅱ)  2 つの放物線 C1 y=a x2 C2 y=b ( x-1) 2+ c は接している.

ただし, 2 つの曲線が接するとは,ある共有点において共通の接線をもつことであり,その共有点を接点という.

(1)  C1 C 2 の接点の座標を a c を用いて表せ.

(2)  C1 C 2 の接点が動く範囲を求め,その範囲を図示せよ.

2018 京都大学 前期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【3】  α 0 <α π 2 を満たす定数とし,四角形 ABCD に関する次の 2 つの条件を考える.

(ⅰ) 四角形 ABCD は半径 1 の円に内接する.

(ⅱ)  ABC= DAB= α

 条件(ⅰ)と(ⅱ)を満たす四角形の中で, 4 辺の長さの積

k=AB BC CDDA

が最大となるものについて, k の値を求めよ.

2018 京都大学 前期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】 コインを n 回投げて複素数 z1 z 2 zn を次のように定める.

(ⅰ)  1 回目に表が出れば z1= - 1+3 i 2 とし,裏が出れば z1=1 とする.

(ⅱ)  k=2 3 n のとき, k 回目に表が出れば zk= - 1+3 i2 zk- 1 とし,裏が出れば zk= zn- 1 とする.ただし, zk- 1 z k-1 の共役複素数である.

このとき, zn =1 となる確率を求めよ.

2018 京都大学 前期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】 曲線 y =logx 上の点 A ( t,log t) における法線上に,点 B AB =1 となるようにとる.ただし B x 座標は t より大きいとする.

(1) 点 B の座標 ( u( t), v( t) ) を求めよ.また ( d udt , d vdt ) を求めよ.

(2) 実数 r 0 <r<1 を満たすとし, t r から 1 まで動くときに点 A と点 B が描く曲線の長さをそれぞれ L1 (r ) L2 ( r) とする.このとき,極限 limr +0 (L1 (r )- L2 (r )) を求めよ.

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