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2018 神戸大学 前期

文科系,理科系共通

文科系は配点25点,理科系は配点30点

易□ 並□ 難□

【1】  t 0 <t<1 を満たす実数とする. OABC 1 辺の長さが 1 の正四面体とする.辺 OA 1 -t:t に内分する点を P OB t :1-t に内分する点を Q BC の中点を R とする.また a =OA b =OB c = OC とする.以下の問に答えよ.

(1)  QP QR t a b c を用いて表せ.

(2)  PQR= π 2 のとき, t の値を求めよ.

(3)  t が(2)で求めた値をとるとき, PQR の面積を求めよ.

2018 神戸大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【2】  f( x)= (2 x-1 )3 とする.数列 { xn } を次のように定める.

x1 =2 であり, xn+ 1 n1 は点 ( xn, f( xn ) ) における曲線 y =f( x) の接線と x 軸の交点の x 座標とする.

以下の問に答えよ.

(1) 点 ( t,f (t ) ) における曲線 y =f( x) の接線の方程式を求めよ.また t 12 のときに,その接線と x 軸の交点の x 座標を求めよ.

(2)  xn > 12 を示せ.また x n n の式で表せ.

(3)  | xn+1 -x n| < 34 ×10 -5 を満たす最小の n を求めよ.ただし 0.301 <log10 2< 0.302 0.477 <log10 3< 0.478 は用いてよい.

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文科系,理科系共通

文科系は配点25点,理科系は配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 さいころを 3 回ふって, 1 回目に出た目の数を a 2 回目と 3 回目に出た目の数の和を b とし, 2 次方程式

x2 -ax +b=0 (*)

を考える.以下の問に答えよ.

(1) (*)が x =1 を解にもつ確率を求めよ.

(2) (*)が整数を解にもつとする.このとき(*)の解は共に正の整数であり,また少なくとも 1 つの解は 3 以下であることを示せ.

(3) (*)が整数を解にもつ確率を求めよ.

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理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  k 2 以上の整数とする.また

f( x)= 1 k (( k-1) x+ 1 xk-1 )

とおく.以下の問に答えよ.

(1)  x>0 において,関数 y =f( x) の増減と漸近線を調べてグラフの概形をかけ.

(2) 数列 { xn } x1> 1 x n+1 =f (xn ) n=1 2 を満たすとき, xn >1 を示せ.

(3) (2)の数列 { xn } に対し,

xn+ 1- 1< k-1 k ( xn-1 )

を示せ.また limn x n を求めよ.

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理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】 整式 f (x ) は実数を係数にもつ 3 次式で, 3 次の係数は 1 定数項は - 3 とする.方程式 f (x )=0 は, 1 と虚数 α β を解にもつとし, α の実部は 1 より大きく, α の虚部は正とする.複素数平面上で α Β 1 が表す点を順に A B C とし,原点を O とする.以下の問に答えよ.

(1)  α の絶対値を求めよ.

(2)  θ α の偏角とする. ABC の面積 S θ を用いて表せ.

(3)  S を最大にする θ 0 θ<2 π とそのときの整式 f (x ) を求めよ.

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理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 座標空間において, O を原点とし, A (2 ,0,0 ) B (0 ,2,0 ) C (1 ,1,0 ) とする. OAB を直線 OC の周りに 1 回転してできる回転体を L とする.以下の問に答えよ.

(1) 直線 OC 上にない点 P ( x,y, z) から直線 OC におろした垂線を PH とする. OH HP x y z の式で表せ.

(2) 点 P (x ,y,z ) L の点であるための条件は

z2 2x y かつ 0 x+y 2

であることを示せ.

(3)  1a 2 とする. L を平面 x =a で切った切り口の面積 S (a ) を求めよ.

(4) 立体 { (x, y,z) | (x, y,z) L 1 x2 } の体積を求めよ.

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