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2018-11556-0101
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2018 大阪市立大学 前期
商・経済・医(看護)・生活科学部
50点
易□ 並□ 難□
【1】 自然数 n に対して
n!=n ⁢(n -1) ⁢(n -2) ⋅⋯⋅ 3⋅2 ⋅1
とおく.また,
n!!={ n⁡( n-2 )⁢ (n- 4)⋅ ⋯⋅5 ⋅3 ⋅1 ( n が奇数のとき) n⁡( n-2 )⁢ (n- 4)⋅ ⋯⋅6 ⋅4⋅ 2 ( n が偶数のとき)
とおく.次の問いに答えよ.
問1 1000! を素因数分解したときにあらわれる素因数 3 の個数を求めよ.
問2 1000!! を素因数分解したときにあらわれる素因数 3 の個数を求めよ.
問3 999!! を素因数分解したときにあらわれる素因数 3 の個数を求めよ.
2018-11556-0102
【2】 m ,t を正の実数とし, m⁢t >1 とする. xy 平面上に 2 点 A ( 1,0 ), B (0 ,t) をとる.原点を O ( 0,0 ) とする.また, 2 直線
l1 :y=- 1m ⁢ x+t
l2 :y=m ⁢(x -1)
の交点を P とする.このとき次の問いに答えよ.
問1 点 P の座標を m と t を用いて表せ.
問2 三角形 OAP の外接円の直径を m と t を用いて表せ.
問3 t を固定したとき, ∠OPA の大きさは m によらず一定であることを示せ.
2018-11556-0103
【3】 p を正の実数, q を - 2⁢p3 <q< 2⁢p 3 をみたす実数とする.
f⁡( x)= x3- 3⁢p 2⁢x +q
とおくとき,次の問いに答えよ.
問1 x が実数全体を動くとき, f⁡( x) が極値をとる x とそのときの極値をすべて求めよ.
問2 方程式 f ⁡(x )=0 は相異なる 3 つの実数解を持つことを示せ.
問3 問2の 3 つの解は,すべて
-2⁢ p<x< 2⁢p
をみたすことを示せ.
問4 問2の 3 つの解のうちの 1 つを 0 <θ< π である θ を用いて 2 ⁢p⁢cos ⁡θ と表したとき,
2⁢p⁢ cos⁡(θ + 2⁢π 3 ), 2⁢p ⁢cos⁡ ( θ+ 4⁢π 3)
も解となることを示せ.
2018-11556-0104
【4】 0<k <1 とする.平面上の凸四角形 ABCD に対して,点 P ,Q , R ,S を関係式
AP→ =k⁢ AB→ , BQ→ =k⁢ BC→ , CR→ =k⁢ CD→ , DS→ =k⁢ DA→
によって定めるとき,次の問いに答えよ.
問1 原点を O とする.等式
OA→ +OB →+ OC→+ OD→ =OP→ +OQ →+ OR→ +OS→
が成り立つことを示せ.
問2 比の値
(六角形 PBQRDS の面積) (四角形 ABCD の面積)
を k を用いて表せ.
問3 比の値
(四角形 PQRS の面積) (四角形 ABCD の面積)
問4 0<k <1 の範囲で k を動かすとき,問3の比の値の最小値とそのときの k を求めよ.
2018-11556-0105
理・工・医(医)学部
Sn = ∑k= 1n (- 1) k-1 k , Tn = ∑k= 1n 1 n+k
問1 すべての自然数 n に対して S2⁢n =T n が成り立つことを示せ.
問2 極限 limn→ ∞S 2⁢n を求めよ.
問3 極限 limn→ ∞S 2⁢n -1 を求めよ.
2018-11556-0106
【2】 n を自然数とする. 0≦a k≦1 をみたす数列 { ak } に対して
bn = ∑k= 1n ak
とおく.実数 x に対して
In ⁡(x )= bn⁢ (1- a1⁢ x)⁢ (1- a2⁢ x)⋅ ⋯⋅( 1-an ⁢x)
と定めるとき,次の問いに答えよ.
問1 a≧0 とする. x≧0 に対して不等式 1 -a⁢x ≦e- a⁢x が成り立つことを示せ.
問2 不等式 ∫01 In ⁡( x)⁢ dx≦1 を示せ.
問3 limn →∞ b nn =1 が成り立つとき,
limn →∞ ∫01 In ⁡(x )⁢d x=1
となることを示せ.
2018-11556-0107
【3】 次の問いに答えよ.ただし, e は自然対数の底とする.
問1 定積分
∫01 ex ⁢dx + ∫1e ( log⁡y )2 ⁢dy
の値を求めよ.
問2 f⁡( x)= tan⁡x とする.関数 y =f⁡ (x ) は - π 2< x< π 2 の範囲で逆関数 x =f- 1⁡ (y ) を持つ.定積分
∫ 0π4 tan⁡ x⁢dx + ∫01 f- 1⁡ (y )⁢ dy および ∫01 f -1⁡ (y) ⁢dy
問3 定積分
∫ 01 ex2 dx+ ∫1 elog ⁡y⁢ dy
2018-11556-0108
n=2 のとき
【4】 n を 2 以上の自然数とし,原点 O を中心とする単位円周上に 2 ⁢n+ 1 個の相異なる点
Pk ( cos⁡ 2⁢π ⁢k2 ⁢n+1 , sin⁡ 2 ⁢π⁢k 2⁢n +1 ) ( k=0 ,1 , ⋯ ,2⁢ n )
をとる.また整数 j に対して, j を 2 ⁢n+1 で割った余りが k =0 ,1 , ⋯ ,2⁢ n のとき, Pj =P k と約束する.この記法の下で,
線分 Pk P k+n と線分 Pk +1 Pk +1-n との交点を Qk ( k= 0 ,1 , ⋯ ,2⁢ n )
とおく.点 P0 , Q0 , P 1 ,Q 1 ,⋯ , P 2⁢n , Q 2⁢n , P0 を順に結んでできる折れ線が囲む図形を K n とし,その面積を A n とする.このとき次の問いに答えよ.
問1 ∠OP0 Q0 および ∠ P0 OQ0 の値を n を用いて表せ.
問2 問1で求めた ∠ OP0 Q0 の値を θ n とおく.三角形 OP0 Q0 の面積を θ n を用いて表せ.
問3 極限 limn→ ∞A n を求めよ.