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2018 慶応義塾大学 理工学部

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】(1) 複素数 x x4-2 x3 +3 x2- 2x+ 1=0 を満たすとする. y=x+ 1x とおくと y の満たす 2 次方程式は (ア) = 0 である.したがって元の方程式の解を複素数の範囲ですべて求めると (イ) となる.

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【1】(2) 実数 x y x 3+y 3+x y-3= 0 を満たすとする. s=x+ y t= xy とおくと, t s を用いて t = (ウ) と表せる.さらにこのとき s のとりうる値の範囲は (エ) である.

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2月12日実施

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【1】(3)  3 で割った余りが 1 となる自然数 n に対し, (x- 1) (x 3n -1 ) ( x3- 1) (xn -1 ) で割り切れることを証明しなさい.

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2月12日実施

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【2】 座標平面上で点 P は原点 O を出発点とし,さいころを投げて 1 または 2 の目が出たときは x 軸方向の正の向きに 1 進み, 3 または 4 の目が出たときは y 軸方向の正の向きに 1 進み, 5 または 6 の目が出たときは y 軸方向の負の向きに 1 進むものとする.たとえば,さいころを 3 回投げて, 1 回目に 2 2 回目に 5 3 回目に 4 の目が出たとすると,点 P の座標は順に ( 1,0 ) (1 ,-1 ) (1 ,0) となる.

(1) さいころを 2 回投げたとき,点 P y 座標が 0 である確率は (オ) である.

(2) さいころを 3 回投げたとき,点 P x 座標または y 座標が 1 以上である確率は (カ) である.

(3) さいころを 4 回投げたとき,点 P x 座標が 2 以上である確率は (キ) であり,点 P x 座標が 2 以上であるという条件の下で点 P y 座標が 0 である条件付き確率は (ク) である.

(4) さいころを n 回( n 2 )投げたときはじめて点 P x 座標が 2 となる確率は (ケ) である.

(5) さいころを n 回( n 3 )投げたとき, 1 回目から n 回目までに点 P が直線 x =2 上の格子点を 2 つ以上通る確率は (コ) である.ただし,座標平面上で x 座標, y 座標がともに整数である点 ( x,y ) のことを格子点といい,さいころを n 回投げたとき,点 P が直線 x =2 上の格子点にいる場合は, n 回目までにこの格子点を通ったものとする.

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【3】  n=0 1 2 に対し an= 01 (1 -x2 )n 2 dx とおく.

(1)  a1 を計算すると a1= (サ) である.また,部分積分を用いると 2 以上の自然数 n に対し an= (シ) an- 2 となることがわかる.

(2)  an an- 1 n を用いて表すと an an-1 = (ス) n=1 2 3 である.

(3) 数列 { ana n-1 } 1 に収束することを証明しなさい.

(4) 以上の結果を用いると, limn n an= (セ) であることがわかる.

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2月12日実施

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【4】 空間内に | OA |=2 なる 2 O A があり,空間内の図形 S は, |OP | =OA OP を満たす点 P 全体からなるとする.点 B は図形 S 上の点で, |OB | =6 であるとし,直線 AB と図形 S との交点のうち,点 B とは異なる点を C とする.点 D は図形 S 上の点で, OC OD かつ | OC |= |OD | であるとする.

(1)  AOB= (ソ) であり, OC = (タ) OA + (チ) OB である.また, OB OD = (ツ) である.

(2)  3 A B D を含む平面で図形 S を切った切り口の曲線を T とし,曲線 T 上の点 Q OQ =s OA +t OB +uOD s t u は実数)を満たすとする.このとき s t は関係式

s2 + (テ) t2+ (ト) st+ (ナ) s+ (ニ) t = (ヌ)

を満たす.

(3) 曲線 T 上の点で,点 O からの距離が最大となる点を E とする. OE OA OB OD を用いて OE= (ネ) OA + (ノ) OB + (ハ) OD と表すことができる.また,四面体 OCDE の体積は (ヒ) である.

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2月12日実施

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2018年慶応義塾大理工学部【5】2018133380307の図

【5】 座標平面上に図の太線のような曲線 C があり,その外部(図の斜線部分,境界線 C を含む)を領域 E とする.曲線 C 上の点 P は次の条件を満たすとする.ただし v 1 より大きい実数である.

線分 OP の長さと,点 A ( 1,0 ) から点 P への領域 E 内の最短経路の長さの比が 1 :v である.

(1)  OQ:AQ =1:v を満たす点 Q の軌跡 S は円であり,その半径は (フ) である.点 A を通る直線が, y 座標が正の点 B で円 S に接するとき,点 B の座標は ( (ヘ) , (ホ) ) である.

 曲線 C x (ヘ) の部分は円 S の一部となる.曲線 C x (ヘ) y0 の部分を曲線 C 1 とする.曲線 C 1 上の点 R に対し,点 A から点 R への領域 E 内の最短経路は,線分 AB と,点 B から点 R までの曲線 C 1 の部分をつなげたものである.

(2) 極座標 ( r,θ ) に関する曲線 C 1 の極方程式を r =f( θ) とし,点 B の偏角を θ0 R の偏角を θ 1 とする.このとき,点 A から点 R までの領域 E 内の最短経路の長さは f (θ ) とその導関数 f (θ ) を用いると

AB+ θ 0θ1 (マ) dθ

となる.これが v f( θ1 ) に等しくなるので, f( θ)= βe α( θ-θ 0) の形をしているとして α β を求めると α = (ミ) となる.特に v =2 のとき,曲線 C で囲まれた領域の面積は (ム) となる.

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