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2018 慶応義塾大学 経済学部

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上の直線 y =x+1 l とする.また,実数 a に対して,円

x2 +y2 -8x -2 ay +a2 =0

C とし,その中心を点 P とする.

(1)  l P を通るとき, a= (1) である.

(2)  l C が異なる 2 点で交わるための必要十分条件は

(2) - (3) 2 <a< (4) + (5) 2

である.

実数 a が(2)の範囲にあるとき, l C 2 つの共有点を Q R とする.

(3) 三角形 PQR の面積が 8 となるような a の値を小さい方から順に並べると, (6) (7) である.

(4)  QPR 150 ° であるとき, a

( a-5) 2= (8) (9) - (10) (11)

を満たす.

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2月13日実施

易□ 並□ 難□

【2】  16 枚のカードに x の関数が 1 つずつ印刷されている.その内訳は, 7 枚に - 6x+ 15 5 枚に - 3x2 +12 3 枚に 6 x2 -10x +11 1 枚に 6 x である.

(1) すべてのカードを箱に入れてよく混ぜてから, 1 枚取り出す.印刷されている関数を f (x ) とするとき, f( 1)> 8 となる確率は (12) (13) である.また, f( 1)> 8 となるときに, 02 f( x) dx>17 となる条件つき確率は (14) (15) (16) である.

(2) すべてのカードを箱に入れてよく混ぜてから 1 枚取り出す.次に,取り出したカードを箱に戻さずに残りの 15 枚から 1 枚取り出す.最初に取り出したカードに印刷されている関数を f1 (x ) 2 枚目の関数を g1 (x ) とするとき, f1 (0 )> g1 (0 ) かつ f1 (2 )> g1 (2 ) となる確率は (17) (18) (19) (20) (21) である.

(3) すべてのカードを箱に入れてよく混ぜてから 1 枚取り出す.次に,取り出したカードを箱に戻してよく混ぜてから 1 枚取り出す.最初に取り出したカードに印刷されている関数を f2 (x ) 2 枚目の関数を g2 (x ) とするとき, f2 (0 )> g2 (0 ) かつ f2 (2) >g2 (2 ) となる確率は (22) (23) (24) (25) (26) である.また, 0x 2 を満たすすべての実数 x に対して f2 (x )> g2 (x ) となる確率は (27) (28) (29) (30) である.

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2月13日実施

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【3】  r 1 でない正の実数とする.数列 { an } に対して Sn= k=1 na k n=1 2 3 とし,さらに S0= 0 と定める.また,関係式

Sn= 1 -rn +1 ( 1-r) 2 - an+ 11 -r n=0 1 2

が成り立つとする.

(1)  a1 = (31) であり, an +1= (32) ran + (33) rn n= 1 2 3 となるので, bn = anr n-1 とおくと,数列 { bn } は初項 (34) 公差 (35) の等差数列になる.よって,数列 { an } の一般項は an= (36) nr n-1 であり, から

Sn = (37) -( n+ (38) ) rn+ (n+ (39) ) rn +1 (1 -r) 2 n= 0 1 2

となる.

(2)  n1 に対して Tn= k=1 n( k+1) ak とする.また, a0 =0 と定めると, n1 に対して Tn= k=1 n+1 k ak- 1 と表すこともできる.関係式

(k+ 1) ak- rk ak- 1= (40) ak n= 1 2 3

を用いると,

(1- r) Tn= (41) Sn- r( n+ (42) ) an+ p n= 1 2 3

となる.ここで, p= (43) である.

(3)  から, n1 に対して

Tn = 1( 1-r) q { (44) - (45) ( n+1) (n + (46) ) rn

+ (47) n( n+ (48) ) rn+ 1- (49) n( n+ (50) ) rn+ 2}

となる.ここで, q= (51) である.

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【4】  x の関数 f (x ) g (x ) f (x )= 2x+ 2-x g (x) =2x -2- x によって定める.

(1) 等式

log1 2 {f (x )-2 }+ log2 {f( x-1) - 32 }+2 log4 { f( x)+ g(x )-2 }=1

を満たす実数 x をすべて求めよ.

(2)  f( 1) f( -1) +g( 1) g( -1) の値を求めよ.

(3) 実数 α β に対して, f( α+β ) g (α +β) をそれぞれ f (α ) g( α) f (β) g (β ) を用いて表せ.

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【5】 座標空間の原点 O を中心とする半径 1 の球面を S とし, 2 A ( 6,0, 0) B ( 3,-6 ,-6 ) を通る直線を l とする.また, A を頂点とし,底面の中心が l 上にある直円 すい C に, S 2 P Q でのみ内接しているとする.ただし, P C の底面上にあるとする.

(1)  S 上の点と l 上の点を結ぶ線分の長さの最小値を求めよ.

(2)  P Q の座標を求めよ.

(3)  C の体積を求めよ.

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【6】  x の整式 F (x ) x および x -1 で割り切れ,商をそれぞれ P (x ) Q (x ) とすると P (0 )=- 4 Q (1) =2 を満たしている.このような F (x ) のうち次数が最小のものを f (x ) とする.また,曲線 y =f( x) C とする.

(1)  f( x) を求めよ.

(2)  C 上の点 ( r,f (r ) ) における C の接線の傾きと y 切片をそれぞれ r の整式で表せ.

(3) 点 ( s,t ) を通る C の接線がちょうど 2 本存在するとき, s t の満たす条件を求めよ.

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