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2018 慶応義塾大学 環境情報学部

2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】  0 から 5 までの番号のついた箱 0 1 5 がある.箱 1 と箱 2 には玉が 1 つずつ入っているが,他の箱には玉は入っていない.いま, 1 から 6 の目のついた 2 個のサイコロを振り,出た目の差の絶対値と同じ番号のついた箱の中身を確認し,玉が入っていた場合にはその玉を取り出す操作について考える.

(1) この操作を 1 回行うとき,箱 2 の玉が取り出される確率は (1) (2) (3) (4) である.

(2) この操作を 2 回繰り返すとき,箱 1 の玉と箱 2 の玉の少なくとも 1 つが取り出される確率は (5) (6) (7) (8) である.

(3) 箱 1 と箱 2 の玉が両方とも取り出されるまで操作を繰り返すとき,その操作が 3 回で終わる確率は (9) (10) (11) (12) (13) (14) である.

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2018年慶応義塾大環境情報学部【2】2018133380702の図

【2】(1) 実数 p q q p24 をみたすとき, p q に関する式

|p- 1|+ |q- 1|

は, p= (15) (16) q= (17) (18) (19) (20) のときに最小値 (21) (22) (23) (24) をとる.

(2)  a> 14 となる定数に対して,実数 x y に関する式

|2 x+y -1| +|2 xy -a|

の最小値 m を考えると

(ⅰ)  1 4<a < (25) (26) の場合

x= (27) (28) y= (29) (30) のときに m = (31) (32) a+ (33) (34) (35) (36)

(ⅱ)  a= (25) (26) の場合

x= (27) (28) y= (29) (30) または x= (37) (38) y= (39) (40) のときに m = (41) (42)

(ⅲ)  a> (25) (26) の場合

x= (43) (44) (45) (46) a y= (47) (48) a のときに m = (49) (50) a+ (51) (52)

となる.



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【3】 実数 x に対して, [x ] x 以下の最大の整数とする.数列 { an } { bn }

a1 =1 a n+1 =an +[n +1 ] n=1 2 3

bn+ 1=b n+( -1) n[ n+1 ] n=1 2 3

で定義すると

(1)  a10 = (53) (54) b10 = (55) (56) である.

(2)  an 100 となるのは n (57) (58) のときである.

(3)  bn= 5 となる最初の項は n = (59) (60) のときである.

(4) 一般に, m=[ n ] とすると

an= (61) (62) mn+ (63) (64) m (65) + (66) (67) m2+ (68) (69) m (70) (71)

となる.

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【4】 われわれはふだん 10 進法で数を表しているが,コンピュータでは 2 進法や 8 進法や 16 進法などもよく用いる.一般に, n 進法では n 個の数字を使って数をあらわす. n 10 以下の場合には,アラビア数字を用いれば良いが, 10 を超える場合には,英語のアルファベットを用いることが多い.たとえば, 16 進法では,

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

16 個の記号を用い, A B C D E F 10 進法の 10 11 12 13 14 15 にそれぞれ対応する. 16 進法では桁ごとに 16 倍ずつ大きくなるため,たとえば 7E2 は, 7×16 2+14× 16+2 を計算することで, 10 進法の 2018 をあらわしていることがわかる.

 以下では, n 進法で数をあらわしていることを明記するために, n 10 以外の場合, 7E2( 16) のように ( n) を添字として書くことにする.

(1)  10 進法の 2018 18 進法であらわすと (72) (73) (74) (18 ) である.

(2)  10 進法の 1000 n 進法で表すと 516 (n ) となったとき, n= (75) (76) である.

(3)  8 進法で係数をあらわした 2 次方程式 x 2-22 (8) x+ 120( 8) =0 の解は, 8 進法で (77) (78) (8 ) (79) (80) (8 ) である(ただし (77) (78) (8 ) (79) (80) (8 ) とする).

(4)  m 進法で係数をあらわした 2 次方程式 x 2-23 (m ) x+114 (m )=0 の解の 1 つが m 進法で 5 (m ) であったとき, m= (81) (82) であり,この 2 次方程式のもう 1 つの解は m 進法で (83) (84) (m ) である.

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【5】(1)  3 つの直線 x -y=1 3x -y=1 x+y =42 -1 で囲まれてできる三角形の内接円の半径は (85) (86) + (87) (88) (89) (90) であり,中心は

( (91) (92) + (93) (94) (95) (96) , (97) (98) + (99) (100) (101) (102) )

である.

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2018年慶応義塾大環境情報学部【5】(2)2018133380706の図

【5】(2)  xyz 空間において,原点 O A ( 2,0, 0) B ( 0,3, 0) C ( 0,0, 5) を結んでできる四面体の体積は (103) (104) であり,表面積は (105) (106) である.また,この四面体の 4 つの面に接する球の半径は (107) (108) (109) (110) である.



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【6】  xy 平面において, A( 0,3 ) B( -1,0 ) C( 1,0) を頂点とする正三角形が与えられている.正三角形 ABC の各辺と 2 点で交わる円を考える.ただし,各辺上の 2 つの交点は頂点以外の 2 点とする.正三角形 ABC の辺および内部において,そのような円の中心が存在しうる領域を R 存在しえない領域を S とする.

2018年慶応義塾大環境情報学部【6】2018133380707の図 2018年慶応義塾大環境情報学部【6】2018133380707の図

正三角形 ABC の重心を G AB の中点を M CA の中点を N とすると,領域 S のうち,四角形 AMGN に含まれる部分の領域は

{y (111) (112) (113) (114) (x (115) + (116) (117) ) y (118) (119) ( x+ (120) (121) ) y- (122) (123) ( x+ (124) (125) )

とあらわされ,その面積は (126) (127) + (128) (129) (130) (131) である.したがって,領域 S の面積はその (132) (133) 倍である.

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