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【2】 株式会社は製品を製造するメーカーである.製品を製造するために機械台と従業員数が必要である.機械台あたりの価格を従業員人あたりの給与をとする.生産量は式で決定される.
このとき,次の問いに答えよ.
(1) の関係のもとで,製品を作るために必要な従業員数をで表すとになる.製品を作るための製造原価は,機械の購入代金と給与の支払いの合計とし,これ以外の費用は考えないとする.このとき製造原価は,
という式で表される.いま,機械台あたりの価格が従業員人あたりの給与がであるとする.このとき,製品を製造するために必要な従業員数はとなり,製造原価はとなる.
この製品の単価をとする.社の売上高()と製造原価の差額である利益を最大にする生産量はとなり,その生産量のもとで得られる利益はとなる.ただし,製造すれば必ず第三者に販売され,在庫はもたないものとする.
(2) 社では,台の機械を用いて種類の製品を製造することとした.製品を製造するために,同じ機械を用いるが,従業員は製品ごとに必要となる.各製品の製造に必要な従業員数をそれぞれとする.製品の生産量をそれぞれで表し,各製品の生産量は式で決定される.
式の関係のもとで,社の製造原価は,(1)と同様に,機械の購入代金と給与の支払いの合計とし,これ以外の費用は考えないとする.機械台あたりの価格が従業員人あたりの給与はすべてであるとする.このとき,製造原価はとを用いて,で表される.
いま,だけを製造するときの製造原価はであり,ををそれぞれ製造するときの製造原価はとなる.
この場合,機械が共有できれば,種類の製品の製造に集中するよりも,同時に種類の製品を製造した方が製造原価を低くすることができる.
【3】 大小個の立方体がある.大きい立方体のつの面にはつ面には残りのつの面にはの数字が書かれている.小さい立方体のつの面にはつの面にはつの面には残りのつの面にはの数字が書かれている.立方体を投げたとき,出た数字は上側の面に書いてある数字とする.ただし,どの面が出るのも同様に確からしいとする.
ここで,大小個の立方体を投げたとき,大きい立方体の出た数字を成分,小さい立方体の出た数字を成分とするベクトルを考える.
いま,大小個の立方体を同時に投げる試行を回繰り返す.回目に投げたときのベクトルを回目に投げたときのベクトルをと表すとき,次の問いに答えよ.
(1)
(a) となる確率を求めよ.
(b) となる確率を求めよ.
(2) を原点とし,となる点を定める.
(a) かつとなる確率とそのときのの面積を求めよ.
(b) の面積がになる確率を求めよ.
(c) の面積の最大値とその値をとる確率を求めよ.