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1989-10000-0201
1989 共通一次試験 追試験
数学I
配点40点
正解と配点
易□ 並□ 難□
【1】 xy 平面上の相異なる 2 直線
a⁢x− y−1= 0, x−b⁢ y+3= 0
が点 (p ,q) で交わっている.このとき,
(1) a⁢b≠ ア であり, p , q は次のように表される.
p= b+ イ a ⁢b− ア , q = ウ ⁢ a+ エ a ⁢b− ア
(2) いま, a , b , p , q を正の整数とするとき,このような p , q の組をすべて求めよう.
(ⅰ) a=1 ならば, q は オ の約数であり,
p=q+ カ , q= キ , ク または ケ
である.
(ⅱ) b=1 ならば,同様にして
p=q− コ , q= サ , シ または ス
であることがわかる.
(ⅲ) a≠1 , b≠1 ならば, a⁢b =q+1 より 2 ⁢p≦ q+1 で,同じように b⁢ q=p+ 3 より セ ⁢q ≦p+ ソ であり,したがって p= タ , b⁢q = チ となるから
p= タ , q = ツ または テ
1989-10000-0202
1989 共通一次試験 追試
【2】 xy 平面において,直線 3⁢ x+4⁢ y=12 を l , l と y 軸との交点を A , l と x 軸との交点を B とし,不等式
x≧0 , y≧0 , 3⁢x+4 ⁢y≧12
が表す領域を D とする.領域 D 内に半径 r の二つの円 S , T があって,円 S は直線 l と y 軸に接し,円 T は直線 l と x 軸に接している.円 S , T の中心をそれぞれ P , Q とする.このとき,
(1) 点 A の座標は ( 0, ア ) , 点 B の座標は ( イ , 0) である.
(2) 半径 r が ウ のとき,円 S , T は一致し, ∠APB= エオ ° となる.
(3) 点 P は直線 y = 1 カ ⁢ x+ キ 上にあり,点 Q は直線 y = ク ⁢( x− ケ ) 上にある.
(4) 円 S と円 T とが接しているならば, r は コサ シス である.
1989-10000-0203
【3】 x についての二つの 2 次式
は,次の条件(A),(B)を満たしている.ただし a >b とする.
このとき,
(1) 条件(A)から c の値は ア であり, a+b = イウ である.これと条件(B)から a = エオ , b= カキ となる.
(2) xy 平面上で,点 C (c, 0) を通る直線 y= m⁢(x −c) が,二つの放物線 y= f⁡(x ), y=g ⁡(x) と C 以外にそれぞれ点 P , Q で交わるとする.このとき, m= ク ならば PC= CQ である.
(3) f⁡( x) と g⁡ (x) の最大公約数は x − ケ であり,恒等式
f⁡(x ) (x − コサ シ ) −g⁡ (x )⁢ (x+ スセ ソ ) =x− ケ
が成り立つ.また, f⁡( x) と g⁡ (x) の最小公倍数は
x3 − タチ ⁢ x+ ツテ
となる.
1989-10000-0204
数学II
【4】 xy 平面において,頂点が原点 O と点 (3 ,0) , ( 3,8 ), (0,8 ) である長方形の辺上に,定点 E (1, 0) および相違なる 3 点
A(0 ,a) , B( b,8) , C( 3,c)
があり,ベクトル AB → は OE →+ OA→ と平行で, BC → は EA → と平行であるとする.このとき,
(1) AB→ = ア ⁢( OE→ +OA→ ), BC →= ( イ − ウ ) EA→ であり, b , c を a を用いて表すと,
b= エ オ − カ , c= キク − ケコ
となるから, a の値の範囲は サ <a≦ シ である.
(2) a= ス セ のとき,ベクトル EC → は AB → と平行になる.また, a が ソ または タチ ツ のとき,線分 AE , AC の長さは等しい.
(3) 線分 AC , EB の交点を D とすれば,
ED→ = ( テ − b)⁢ EA→ +EC→ ト −b
が成り立つ.
1989-10000-0205
【5】 x の 3 次関数 f⁡ (x ) は
f⁡(x )=x 3+3 ⁢a⁢ x2+ 3⁢b⁢ x+c ( a ,b ,c は定数)
であるとし, S= ∫02 ⁡f ⁡(x) ⁢d⁢x とおく.このとき,
(1) S= ア ⁢a + イ ⁢b + ウ ⁢c + エ である.
(2) いま, f⁡( x) は次の条件(A),(B)を満たしているとする.
このとき,条件(A)より
c= オ , カ ⁢a +b= キク ⋯ ①
となるから, b≠ ケ ならば, f⁡( x) は x = コ , サ で極値をとり,その極値は
シ ( b+ ス ) 2 , ( セ − ソ ) ⁢( b2 +b+ タ ) 2
である.したがって,条件(A),(B)が成り立つのは, ① および
チツ ≦b≦ テト
が成り立つときである.
(3) (1),(2)より,条件(A),(B)を満たす f⁡ (x ) について, S の最大値は ナニ , 最小値は ヌネ である.
1989-10000-0206
【6】 三つの面が 1 の目,二つの面が 2 の目,一つの面が 3 の目のサイコロがある.したがって,このサイコロを投げるとき, 1 の目, 2 の目, 3 の目が出る確率はそれぞれ 12 , 1 3 , 16 である.このサイコロを 5 回投げるとき,
(1) 出た目の和が 6 になる場合は ア 通りであり, 8 になる場合は イウ 通りである.
(2) 出た目の和が 6 になる確率は エ オカ であり, 8 になる確率は キク ケコサ である.
(3) 4 回めまでの目の和と 5 回めの目との差が 2 である確率は シ スセソ である.
(4) 続けて 3 回以上 2 の目が出る確率は タ チツ である.