1990 大学入試センター試験 追試験 数学MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1990 大学入試センター試験 追試

数学II

配点50点

【1】〜【3】から1題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】〔1〕 座標平面上の原点 O を中心とする半径 1 の円に内接する正五角形の頂点を順に P 0 P1 P 2 P 3 P 4 とする.ただし, P0 の座標は (1 ,0) である.この正五角形を用いて cos π5 の値を求めよう.

OP1 + OP4 = OQ1 OP 2 +OP 3 =OQ 2

とするとき,点 Q 1 Q 2 は直線 OP 0 上にある.したがって,

OP0 + OP1 + OP2 + OP3 + OP4 = OQ

によって定まる点 Q は直線 OP 0 上にある.同様にして,点 Q は直線 OP 1 上にあることもわかる.したがって,点 Q の座標は ( , ) である.ゆえに, a=cos π5 b=cos 25 π とおくと,

1 a + b =0

が成り立つ.さらに,余弦定理により

P0 P1 2= b

であり,また,

P0 P1 =P2 P3 = sin π5

であるから,

a2 a = 0

が成り立つ.よって,

cos π5 = +

である.

〔2〕 三角形 ABC の辺 AB 2 :3 に内分する点を D AC 1 :3 に内分する点を E とし, CD BE との交点を O とする.このとき,

OD = OA + OB OE = OA + OC

である.上の 2 式から OA を消去すると,

OD + OC = OE + 2OB

となる.また, 3 O C D および O B E は,それぞれ同一直線上にあるから, OD =s OC OE =t OB とおくと,

s= t=

となる.よって,

OA + OB +OC =0

が成り立つ.

1990 大学入試センター試験 追試

数学II

〔2〕,〔3〕と合わせて配点50点

【1】〜【3】から1題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔1〕  N n 桁の自然数で, 1 の位から 10 m1 の位までの各位の数字はすべて a であり, 10m の位から 10 n1 の位までの各位の数字はすべて b である.ただし, n>m 1 である.この自然数 N

N= × 10n+ ( ) ×10m

と表される.

1990 大学入試センター試験 追試

数学II

〔1〕,〔3〕と合わせて配点50点

【1】〜【3】から1題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔2〕 関数 y= 4sin 2θ cos θ6 cos2 θ+ 5 cosθ は, cosθ =x とおくとき,

y= x 3 x 2+ x

と表される. 0° θ180 ° における y の値は,

をとる.

1990 大学入試センター試験 追試

数学II

〔1〕,〔2〕と合わせて配点50点

【1】〜【3】から1題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔3〕  3 次関数 f (x)= ax 3+b x+c は, x=1 で極小値をとり, x= テト で極大値 14 をとり,

c=−2 0 1 xf (x ) dx

を満たすとする.このとき,

a= b= ニヌネ c=

である.

1990 大学入試センター試験 追試

数学II

配点50点

【1】〜【3】から1題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

1990年度センター試験追試数II【3】の図

【3】 右図のような正五角形 ABCDE の頂点を, A から出発して, B C の順に左まわりに移動する点 P がある.サイコロを振って出た目の数だけ P を移動することにする.すなわち,一回目に振ったとき, P A から出発して,出た目の数だけ左まわりに進んで P 1 に移り, k 回目に振ったとき, P P k1 から出発して,出た目の数だけさらに進んで P k に到達するものとする.たとえば,一回目に 3 二回目に 2 が出た時は, P1 =D P2 =A である.

(1) サイコロを 2 回振ったとき,

である.

(2) サイコロを 3 回振ったとき,

である.

inserted by FC2 system