1991 大学入試センター試験 追試験 数学IMathJax

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1991 大学入試センター試験 追試

数学I

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】  2 次の整式 f (x ) と, 3 次の整式 g (x ) が次の条件(A),(B),(C)を満たしているとする.ただし, f( x) g (x ) の最高次の係数はともに 1 である.

 このとき, f( x) g (x ) を求めよう.

  f( x) g (x ) は,条件(A),(B)から,定数 a b c を用いて

と表される.さらに,条件(C)を用いて,

k= b= a- c = a +

が成り立つ.したがって, a b c の値は次の三組のいずれかである.

(ただし, は記入の順序を問わない.)

1991 大学入試センター試験 追試

数学I

配点35点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  k を実数とし,二つの曲線

の共有点について調べよう.上の二つの曲線の共有点の x 座標は,方程式

y4+ ( k - ) y2 - y +k2 - k= 0

の解のうち,条件 y を満たすものである.

(1) 上の方程式の左辺は ( y2+ y+k) (y 2-y +k- ) と因数分解できる.

(2)  k=3 のとき,共有点は二つあって,それらの座標は

( , ) ( , )

である.

(3)  k=1 のとき,共有点は一つで,その座標は ( , ) である.

(4) 共有点が二つあるための k の範囲は

k k< ソタ

である.

1991 大学入試センター試験 追試

数学I

配点35点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上に,半円 C : x2+ y2= 36 y 0 がある. C 上に 2 点をとり,点 ( 6,0 ) に近い方から, P Q とする.線分 PQ 1 :2 に内分する点を R とし, P Q C 上を動くとき, R の存在する範囲を求めよう.ただし, P Q が一致するときは, P=Q =R とする.

  O を原点とし, POQ= θ 0°θ 180° とおく.

(1)  P (6, 0) のとき, Q R の座標は

Q( cos θ, sin θ) R ( + cosθ , sin θ)

である. cos2 θ+sin 2θ =1 を用いると, R は点 A( , ) を中心とする半径 の円周上にあることがわかる.同様に, Q (-6, 0) のとき, R の座標は

R( キク - cos θ, sin θ)

だから, R は点 B ( コサ , ) を中心とする半径 の円周上にある.

(2)  θ=180 ° のとき, R の座標は ( , ) である. 0° θ<180 ° として, θ を一定に保ちながら P Q が動くとき, R O を中心とし,半径が + cosθ の円弧 K 上を動く. K の右端点を S 左端点を T とすると SA = TB= である.

(3)  P Q C 上を動くとき, R の存在する範囲は不等式の組

x2+ y2 36 y 0 ( x- ) 2+ y2 ( x+ ) 2+ y2 ネノ

を満たす領域である.

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