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1992-10000-0401
1992 大学入試センター試験 追試
数学II
配点50点
【1】〜【3】から2題選択
正解と配点
易□ 並□ 難□
【1】 ▵ABC がある. AB=4 , BC=a , CA=3 とし,その重心を G , 内接円の中心を I とする.
(1) ベクトル GI → を,ベクトル AB → とベクトル AC → を用いて表そう. BC の中点を M とすると,
AM→ = 1 ア ⁢ (AB →+ AC→ )
であり, G は AM を イ : 1 の比に内分する.したがって
AG→ = 1 ウ (AB →+ AC→ )
である.一方, ∠BAC の 2 等分線と BC の交点を D とすると, D は BC を エ : オ の比に内分するから
AD→ = 1 カ ⁢ ( キ ⁢AB →+ ク ⁢AC →)
である. BI は ∠ ABC の 2 等分線となり, I は AD を ケ : コ の比に内分する.したがって
AI→ = サ シ + ス ⁢ AD→
である.このことから
GI→ = ( セ − ソ ) ⁢AB →+ ( タ − チ ) ⁢AC → ツ ( テ + ト )
である.( シ と ス および テ と ト はそれぞれ解答の順序を問わない.)また, GI が BC に平行であるとき, a= ナ ニ である.
(2) AG の中点を E , CE の延長と AB の交点を F とすると,
CE→ = 1 ヌ ⁢( CB→ + ネ ⁢CA →)
であるから
CF→ = 1 ノ ⁢( CB→ + ハ ⁢ CA→)
となり, F は AB を ヒ : フ の比に内分する.
1992-10000-0402
【2】 直線 l が二つの曲線
とそれぞれ点 P , Q で接するとし,それらの x 座標をそれぞれ p , q (ただし, p ≠q ) とする.
(1) p , q の間には ア ⁢p 2= イ ⁢q という関係がある.直線 l の方程式を p を用いて表すと,
y=( ウ ⁢p 2− エ ) ⁢x− オ ⁢p カ
となる.また,この直線 l は点 Q を通るので, p は次の方程式の解である.
キ ⁢p ク − ケ ⁢p コ − サシ =0
(2) 直線 l が P と異なる点 R で曲線 C 1 と交わるとし,その x 座標を r とすれば, r= スセ ⁢p である. 3 点 P , Q , R が直線 l 上で x 座標の値の小さいものから順に R , P ,Q と並ぶのは, p> ソ タ のときである.
さらに,線分 PQ と線分 PR の長さの比が 1 : 3 のとき, q= チ ⁢ p , p = ツ テ , a = トナ ニヌ である.このとき,曲線 C 1 と直線 l で囲まれる部分の面積は ネノ ハ である.
1992-10000-0403
【3】 テーブルの上に, 1 から 5 までの数字が書いてある札が 1 枚ずつあり, 5 人の人が順に 1 回だけサイコロをふる.出た目と同じ数字の札があれば,その札の数をその人の得点とし,その札をテーブルの上から取り除く.同じ数字の札がなければ 6 を得点とする.
(1) 最初の人の得点の期待値は ア イ である.
(2) 3 番目の人の得点が 1 である確率は ウエ オカキ であり,また 6 である確率は クケ コサシ である.
(3) 5 番目の人が得点したとき,テーブルの上の札が全部なくなる確率は ス セソタ である.
(4) 5 人の得点がすべて異なる確率は チツ テト である.
(5) 5 人の得点の合計が 29 になる確率は ナニ ヌネノハ である.