2000 大学入試センター試験 本試験 数学II・数学IIBMathJax

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2000 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

必答問題 〔1〕(2),〔2〕とあわせて配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕

(1) 関数

f(x) =3x+ 3x

に対して

f(x 1)= ·3 x+ ·3 x

である.また, f(x 1)=f (x) を満たす x を求めると, x= であり,このときの f(x ) の値は である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

必答問題 〔1〕(1),〔2〕とあわせて配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕

(2) 関数

y=log2 ( x2 +3)

のグラフは,関数

y=log2 x

のグラフを x 軸方向に ケコ y 軸方向に サシ だけ平行移動したものである. のグラフの共有点の座標は

( ,1 +log2 )

である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

必答問題 〔1〕とあわせて配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕 座標平面上の直線 y=3 x l とする.原点 O と異なる l 上の点 A を第 1 象限にとり, x 軸に関して A と対称な点を B l に関して B と対称な点を C とする.

(1) 直線 AB x 軸との交点を D AOD=θ とすると

tanθ= cos θ= 1 タチ

である.また, CAB=α とおくと

α= ツテト ° θ

であり cosα= となる.

(2)  OAB の面積を S1  , OBC の面積を S2 とする. BOC= α であり

S1 S2 =sin 2θ sin ( α ) =

である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

必答問題 配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  a 0 でない実数とし,関数 f(x)

f(x) =3a x2( 8a+6 )x+ 4a+6

により定める.

(1)  b u v を実数, b0 として, g(x )=3b x2 +ux+ v とおく. g(x ) −10 g( x)d x=−6 を満たし,座標平面において, y=g(x ) の表す放物線 C が点 (−1, −9) を通るとする.このとき u v b を用いて

u= アイ + v=

と表される.さらに,放物線 y=f( x) と放物線 C が, y 軸上で共有点をもち,その点における二つの放物線の接線が一致するならば

a= カキ b=

となり,その接線の方程式は

y= ケコ x

である.

(2)  a を,(1)の解のみに限定せずに, 0 でない実数とする.関数 h(x)

h(x) = 0x f( t)d t

により定める.このとき x=0 および x=2 における h(x ) の値と微分係数は,それぞれ

h(0 )= h(2 )= h ( 0)= a+ h ( 2)= タチ

である. 0x2 の範囲で h(x) が正の値も負の値も両方とるのは

a< ツテ

のときである.

2000 大学入試センター試験 本試

数学II

必答問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】  a を正の数とする.放物線 C:y=a x2 と直線 l:y=a x+2 a の交点は

P ( アイ , ) Q ( , オカ )

である. y 軸上の点 (0,a 22 a8 ) R とする.

(1) 点 R が直線 l の上側にあるのは

a> +

のときである.

(2) 点 R C l で囲まれる領域(境界を除く)に含まれるのは

<a< +

のときである.

(3)  C l で囲まれる領域(境界を除く)が,三角形 PQR に含まれるのは

0<a

のときである.

2000 大学入試センター試験 本試

数学II

必答問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面上の 2 O(0 ,0 ) A (4 ,3) に対して

OP:AP= 2:3

を満たす点 P の軌跡を C とする.

(1)  C 上の点 P の座標を (x,y ) とすると

AP2= ( x ) 2+ (y ) 2

である.また

OP 2= AP2 ( ただし 0 )

より, x y は関係式

x2+ y2+ オカ x クケ y サシ =0

を満たす.したがって, C は点 Q ( スセソ , チツテ ) を中心とする半径 の円である.

(2)  C 上の点 R を直線 OR と直線 OA が直交するように第 2 象限にとる.このとき, OQ= であり

OR=

である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

squares

【3】 紙片の上に図1のようなひし形 ABCD0 があり, AB=AC =2 とする.また,線分 AC の中点を O とする.この紙片を,図2のように空間の中で, AC に沿って 60° だけ折り曲げ,点 D0 の新しい位置を D とする.

(1) このとき, OB OC OD についての内積を求めると

となる.

(2)  a 0<a<1 を満たす数とし,線分 BD a:(1 a) の比に内分する点 P をとる.このとき

である.したがって

PA ·PC = a2 a+

となる.よって, PA PC が直交するのは

a=

のときである. ( は解答の順序を問わない. )

2000 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】  k を定数とし, c を正の定数とする.方程式

x3 k x2+k cx+ c2=0

を考える.

 方程式 x=−1 を解にもつとする.このとき

k=

であり, の左辺は

x3 kx2 +kc x+c 2 =(x +1) ( x2 x+ )

と因数分解される.

 したがって, −1 以外の解で,虚部(虚数単位 i の係数)が正のものを α とすると

α= ( + i )

となる.

 複素数平面において,原点を O とし, α −1 を表す点をそれぞれ A B とする.三角形 OAB が二等辺三角形となるのは c= のときである.このとき, α+1 を極形式で表すと

α+1= ( cos スセ °+ isin スセ °)

であり

( α+1 )6= ソタチ

である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【5】 赤い玉が 2 個,青い玉が 3 個,白い玉が 5 個ある.これらの 10 個の玉を袋に入れてよくかきまぜ,その中から 4 個をとり出す.とり出したものに同じ色の玉が 2 個あるごとに,これを 1 組としてまとめる.まとめられた組に対して,赤は 1 組につき 5 点,青は 1 組につき 3 点,白は 1 組につき 1 点が与えられる.このときの得点の合計を X とする.

(1)  X 通りの値をとり,その最大値は ,最小値は である.

(2)  X が最大値をとる確率は オカ である.

(3)  X が最小値をとる確率は キク ケコ である.

 また, X が最小値をとるという条件の下で, 3 色の玉がとり出される条件つき確率は シス である.

2000 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【6】  n 2 以上の整数とする.このとき,座標平面上の点 (x,y) で, x y x+y n を満たす正の整数であるものの全体に, 1 2 と順に番号をつけるため,次のプログラムをつくった.

 このプログラムでは,たとえば, 1 番目が点 (1, 1) であれば

1) 1 1

のように出力される.

(1) 上のプログラム中の に,次の 1 9 のうちから適当なものを一つ選んでプログラムを完成せよ.

1 K + 1 2 K 3 K - 1 4 N + 1
5 N 6 N - 1 7 N - K + 1 8 N - K
9 N - K - 1

(2) このプログラムを実行し,n = ? に対して 3 を入力すると,新たに

が表示される.

(3) このプログラムを実行し,n = ? に対して 8 を入力すると,新たに表示される 10 番目, 20 番目および最後から一つ前の行はそれぞれ

10)  
20)  
シス )  

となる.

(4) このプログラムによって点  (4, 3) が表示されるような最小の n であり,そのとき,この点は チツ 番目に表示される.

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