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【5】 次の表は,高等学校のある部に入部した人の生徒について,右手と左手の握力(単位)を測定した結果である.測定は人ずつの二つのグループについて行なわれた.ただし,表中の数値はすべて正確な値であり,四捨五入されていないものとする.
第グループ
番号 | 右手の 握力 |
左手の 握力 |
左右の 握力の 平均値 |
1 | 50 | 49 | 49.5 |
2 | 52 | 48 | 50.0 |
3 | 46 | 50 | 48.0 |
4 | 42 | 44 | 43.0 |
5 | 43 | 42 | 42.5 |
6 | 35 | 36 | 35.5 |
7 | 48 | 49 | 48.5 |
8 | 47 | 41 | 44.0 |
9 | 50 | 50 | 50.0 |
10 | 37 | 36 | 36.5 |
平均値 | 44.5 | 44.75 | |
中央値 | 46.5 | 46.0 | |
分散 | 29.00 | 27.65 |
第グループ
番号 | 右手の 握力 |
左手の 握力 |
左右の 握力の 平均値 |
11 | 31 | 34 | 32.5 |
12 | 33 | 31 | 32.0 |
13 | 48 | 44 | 46.0 |
14 | 42 | 38 | 40.0 |
15 | 51 | 45 | 48.0 |
16 | 49 | ||
17 | 39 | 33 | 36.0 |
18 | 45 | 41 | 43.0 |
19 | 45 | ||
20 | 47 | 42 | 44.5 |
平均値 | 43.0 | 41.25 | |
中央値 | 45.0 | 40.5 | |
分散 | 41.00 | 26.25 |
以下,小数の形で解答する場合は,指定された数の一つ下の桁を四捨五入し,解答せよ.途中で割り切れた場合は,指定された桁までにマークすること.
(1) 第グループに属する人の右手の握力について,平均値はである.
また,人全員の右手の握力について,平均値は中央値はである.
(2) 右手の握力について,人全員の平均値からの偏差の乗の和を,二つのグループそれぞれについて求めると,第グループではであり,第グループではである.したがって,人全員の右手の握力について,標準偏差の値はである.
(3) を正の実数とする.人全員の右手の握力の平均値と標準偏差を用いて,より大きくより小さい範囲を考える.
人全員の中で,右手の握力の値がこの範囲に入っている生徒の人数をとするとき,であり,である.
(4) 第グループに属する人の左手の握力について,平均値はであり,中央値がであるから,の値はの値はである.ただし,の値はの値より大きいものとする.これより,との値も定まる.
(5) 人の各生徒について,右手と左手の握力の平均値と,右手と左手の握力の差の絶対値を求めた.握力の平均値については,最初にあげた表の「左右の握力の平均値」の列に示している.
握力の平均値を横軸に,握力の差の絶対値を縦軸にとった相関図(散布図)として適切なものはであり,相関係数の値はに最も近い.したがって,この人については,.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
握力の平均値が増加するとき,握力の差の絶対値が増加する傾向が認められる
握力の平均値が増加するとき,握力の差の絶対値が増加する傾向も減少する傾向も認められない
握力の平均値が増加するとき,握力の差の絶対値が減少する傾向が認められる
【6】 自然数を三つの自然数の和として表す方法の総和を求める.ただし,はを満たすとする.
次のように考えよう.まず,のとり得る値の範囲を求め,次に,その範囲にあるの各値について,となる自然数の組を数える.
(1) より,のとり得る値は以下のすべての自然数である.
(2) とする.このとき,のとり得る最大の数はであり,さらに,のとき,の組は全部で個である.
(3) 自然数を三つの自然数の和として表す方法の総数を求めるため,以下のような〔プログラム〕を作成した.ただし,INT(X)
はX
を超えない最大の整数を表す関数である.
〔プログラム〕
100 INPUT N
110 LET X=0
120 FOR A=1 TO INT(N/
)
130 LET
140 NEXT A
150 PRINT "N=";N;"
のとき,総数は ";X;"
通りである "
160 END
に当てはまるものを,次のの中から一つ選べ.
X=X+1
X=X+INT(A/2)-1
X=X+A+3
X=X+2*INT(A/2)+3
X=X+INT(N-A)/2)-2
X=X+INT(N-A)/2)-A+1
〔プログラム〕を実行して,N
にを入力したとき,130
行は回実行され,150
行で出力される X
の値はである.
(4) 一般に,三つの正の数について,どの二つの数の和も残りの数より大きければ,それらを三辺の長さとする三角形が存在する.逆に,すべての三角形において,どのに辺の長さの和も残りの一辺の長さより大きい.
この事実を用いて,自然数を三角形の三辺の長さとなり得る三つの自然数の和として表す方法をすべて列挙し,その総数を求める.そのためには,(3)の〔プログラム〕の 130
行を削除して,次の 131
行〜 137
行を追加すればよい.
131 FOR B=
132 LET C=
133 IF
THEN
134 PRINT "(";A;",";B;",";C;")"
135 LET
136 END IF
137 NEXT B
に当てはまるものを,次のの中から一つ選べ.
1 TO INT(N/2)
1 TO INT((N-A)/2)
A TO N
A TO N-1
A TO INT((N-A)/2)
A TO INT((N-A)/2)+1
に当てはまるものを,次のの中から一つ選べ.
B
B+A
B-A
N-B
N-A-B
N+A-B
に当てはまるものを,次のの中から一つ選べ.
A<B+C
B<A+C
C<A+B
A<B+C+1
B<A+C+1
C<A+B+1
に当てはまるものを,次のの中から一つ選べ.
X=X+INT(N/2)
X=X+INT(N/3)
X=X+INT(A/2)+1
X=X+A-1
X=X+A
X=X+1
変更後のプログラムを実行して,N
にを入力したとき,150
行で出力される X
の値はである.