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2013 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
2013 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
2013 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
とする.
(1) 加法定理を用いると
となる.さらに,倍角公式を用いると
となる.
(2) すべての実数に対してが成り立つ場合を考える.このとき,の値を求めよう.
まず,により,すべての実数に対してが成り立つのは
のときである.よって,から
であるので,すべての実数に対してが成り立つようながただ一つ定まることがわかる.
次に,すべての実数に対してであるから,特に,のとき,である.これにより,から,がわかる.したがって,に注意すると,である.
(3) のときのの値を求めよう.まず,のとき,が成り立つから
であることがわかる.したがって,を利用すると
である.
とする.
(1) のに虚数を代入すると
となる.
(2) 次方程式の一つの解がであるとき,他の解を求めよう.
が方程式の解であるから
となり,の値は
である.このとき,を因数分解すると
となり,方程式の他の解は
である.
(3) 次方程式が実数解と二つの虚数解をもつとする.このとき,をを用いて表し,のとり得る値の範囲を求めよう.
が方程式の解であることから
が成り立つ.したがって,はを用いて
と表される.このとき,方程式
が虚数解をもつようなのとり得る値の範囲は
である.
解と係数の関係により,はを用いて
と表される.
したがって,とにより,のとり得る値の範囲は
である.
数列の一般項と,初項から第項までの和を求めよう.まず,から
となるので,数列の一般項は
である.したがって,自然数に対して
である.
(2) 正の数からなる数列は,初項から第項がであり,すべての自然数に対して
を満たすとする.また,数列を,自然数に対して,で定める.数列の一般項を求めよう.まず,から
である.したがって,となるので
と推定できる.
を示すためには,から,すべての自然数に対して
であることを示せばよい.このことを「まず,のときが成り立つことを示し,次に,のときが成り立つと仮定すると,のときもが成り立つことを示す方法」を用いて証明しよう.この方法をという.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
[Ⅰ]のとき,であることからは成り立つ.
[Ⅱ]のとき,が成り立つ,すなわち
と仮定する.のとき,のにを代入して得られる等式と,を代入して得られる等式から
となるので,は
と表される.したがって,により,が成り立つので,はのときにも成り立つ.
[Ⅰ],[Ⅱ]により,すべての自然数に対しての成り立つことが証明された.したがって,が成り立つので,数列の一般項はである.
次に,のをに置き換えて得られる等式とから
となり,であることとから,数列の一般項は,(1)で求めた数列の一般項と等しくなることがわかる.
2013 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
【4】 である平行四辺形において,線分をに内分する点をとする.また,点を通り直線に垂直な直線と直線の交点をとする.ただし,とする.
以下,とおき,実数を用いてと表す.
(1) をを用いて表そう.
となるので,により
となる.
(2) 点は線分上にあるとする.のとり得る値の範囲を求めよう.ただし,線分は両端の点を含むものとする.以下,とおく.
点が線分上にあることから,である.なので,の右辺のをに置き換えた分母は正である.したがって,条件は
となる.
についての不等式を解くことにより,のとり得る値の範囲は
であることがわかる.
(3) とする.直線と直線の交点をとし,三角形の面積を求めよう.により,となり
となる.したがって,点は線分をに内分する.このことと,平行四辺形の面積はであることから,三角形の面積はである.
2013 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
番 号 | 国 語 | 英 語 |
---|---|---|
生徒 | ||
生徒 | ||
生徒 | ||
生徒 | ||
生徒 | ||
生徒 | C | |
生徒 | ||
生徒 | ||
生徒 | D | |
生徒 | ||
平均値 | A | |
分 散 | B |
【5】 右の表は,あるクラスの生徒人に対して行なわれた国語と英語の小テスト(各点満点)の得点をまとめたものである.ただし,小テストの得点は整数値をとり,である.また,表の数値はすべて正確な値であり,四捨五入されていない.
以下,小数の形で解答する場合,指定された数の一つ下の桁を四捨五入し,解答せよ.途中で割り切れた場合,指定された桁までにマークすること.
(1) 人の国語の得点の平均値Aは点である.また,国語の得点の分散Bの値はである.さらに,国語の得点の中央値は点である.
(2) 人の英語の得点の平均値が点,分散がであることから,CとDの間には関係式
が成り立つ.上の連立方程式と条件により,C,Dの値は,それぞれ点,点であることがわかる.
(3) 人の国語と英語の得点の相関図(散布図)として適切なものはであり,国語と英語の得点の相関係数の値はである.ただし,については,当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
(4) 同じ人に対して数学の小テスト(点満点)を行なったところ,数学の得点の平均値はちょうど点であり,分散はちょうどであった.また,国語と数学の得点の相関係数はちょうどであった.
ここで,をからまでの自然数として,生徒の国語の得点を数学の得点を国語と数学の得点の合計をで表す.このとき,国語と数学の得点の合計の平均値は点である.
次に,国語と数学の得点の合計の分散を以下の手順で求めよう.国語の得点の平均値を分散を数学の得点の平均値を分散を国語と数学の得点の合計の平均値を分散をで表す.このとき
とおくと,国語と数学の得点の相関係数はであるから
である.また,をからまでの自然数として,は
と変形できる.これを利用して,分散は
と表すことができるので,分散の値はである.ただし,については,当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
と表すとき,数字の列をの進数表示とよび,をこの進数表示の数とよぶ.ただし,はではないとする.たとえば
であるから,の進数表示はであり,その桁数はである.また,自然数からの進数表示は以下のようになる.
自然数 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
の進数表示 |
進数表示が桁の自然数はを満たすので,常用対数をとることにより,との関係式
が成り立つことがわかる.
(1) 進数表示がである自然数はである.
(2) 自然数を与え,その進数表示を求めよう.のをで割った商がであることに着目して,の進数表示を上の位の数から順に出力する〔プログラム1〕を作成した.また,のをで割った余りがであることに着目して,の進数表示を下の位の数から順に出力する〔プログラム2〕を作成した.ただし, INT(X)
は X
を越えない最大の整数を表す関数である.また,LOG10(X)
は X
の常用対数を表す関数であり,により,いずれのプログラムにおいても,110
行は入力された自然数 N
または M
の進数表示の桁数を P
に代入している.
〔プログラム1〕
100 INPUT N
110 LET P=INT(LOG10(N)/LOG10(3))+1
120 LET X=3^(P-1)
130 FOR I=1 TO P
140 PRINT
150 LET N=
160 LET X=
170 NEXT I
180 END
〔プログラム2〕
100 INPUT M
110 LET P=INT(LOG10(M)/LOG10(3))*1
120 FOR I=1 TO P
130 PRINT M-INT(M/3)*3
140 LET M=INT(M/3)
150 NEXT I
160 END
に当てはまるものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.
X/3
N/3
X/N
INT(N/3)
N-INT(N/3)
N-INT(N/3)*3
INT(N/X)
N-INT(N/X)
N-INT(N/X)*X
〔プログラム2〕を実行して変数 M
に 77
を入力すると,であることから,110
行では P
に 4
が代入される.130
行で出力される値を並べることにより,自然数の進数表示はとなる.
(3) 与えられた自然数の進数表示が,これを逆に並べた数字の列と一致するかどうかを調べ,その結果を出力する〔プログラム3〕を作成した.たとえば,〔プログラム3〕を実行して変数 N
に 202
を入力すると,は進数表示がであるから「一致しない」と出力される.また,変数 N
に 203
を入力すると,は進数表示がであるから「一致する」と出力される.
〔プログラム3〕
100 INPUT N
110 LET P=INT(LOG10(N)/LOG10(3))*1
120 LET X=3^(P-1)
130
140 FOR I=1 TO INT(P/2)
150 LET A=
160 LET N=
170 LET X=
180 LET B=M-INT(M/3)*3
190 LET M=INT(M/3)
200
210 NEXT I
220 PRINT "
一致する"
230 GOTO 250
240 PRINT "
一致しない"
250 END
〔プログラム3〕のに当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
LET M=N
LET M=P
LET M=X
LET N=M
LET N=P
LET N=X
に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
IF A=B THEN GOTO 220
IF A<>B THEN GOTO 220
IF A=B THEN GOTO 240
IF A<>B THEN GOTO 240
〔プログラム3〕を実行して変数 N
に 436
を入力すると,であることから,110
行では P
に 6
が代入され,200
行の IF
文の判定は回実行される.200
行の IF
文の判定が最後に行なわれたときの X
の値はであり,その後,に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
220
行が実行され,240
行は実行されない
240
行が実行され,220
行は実行されない
220
行と 240
行の両方が実行される
220
行と 240
行はいずれも実行されない