2018 大学入試センター試験 本試験 数学I/数学IAMathJax

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2018 大学入試センター試験 本試

数学I

数学IA【1】[1]の類題.数学IAでは(2)がない

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

[1](1)  x を実数とし

A=x (x+ 1) (x+ 2) (5- x) (6- x) (7- x)

とおく.整数 n に対して

(x+ n) (n+ 5-x) =x( 5-x) +n2 + n

であり,したがって, X=x (5- x) とおくと

A=X (X+ ) (X+ ウエ )

と表せる.

  x= 5+17 2 のとき, X= であり, A=2 である.

(2) 実数 x

(x +1) (x +2) (6 -x) (7 -x) =-16

を満たすとき, x( 5-x) = キクケ である.したがって,このとき

x= ± サシ

である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学I・数学IA共通

数学IAではキからコまで

配点10点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

[2](1) 全体集合 U U= {x |x 20 以下の自然数 } とし,次の部分集合 A B C を考える.

A= {x | xU かつ x 20 の約数}

B= {x |x U かつ x 3 の倍数}

C= {x |x U かつ x は偶数}

集合 A の補集合を A と表し,空集合を ϕ と表す.

 次の に当てはまるものを,下の 0 3 のうちから一つ選べ.

集合の関係

(a)  A C

(b)  A B=

の正誤の組合せとして正しいものは である.

  0 1 2 3
(a)
(b)

 次の に当てはまるものを,下の 0 3 のうちから一つ選べ.

集合の関係

(c)  (A C ) B= {6, 12,18 }

(d)  ( A C ) B= A ( B C)

の正誤の組合せとして正しいものは である.

  0 1 2 3
(c)
(d)

(2) 実数 x に関する次の条件 p q r s を考える.

p| x-2| >2 q x<0 rx >4 s x2 >4

 次の に当てはまるものを下の 0 3 のうちからそれぞれ一つ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

  q または r であることは, p であるための また, s r であるための

0  必要条件であるが,十分条件ではない

1  十分条件であるが,必要条件ではない

2  必要十分条件である

3  必要条件でも十分条件でもない

2018 大学入試センター試験 本試

数学I

数学IA【1】[3]の類題.数学IAでは(2)がない

配点25点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  a を正の実数とし

f( x)= ax2 -2 (a+ 3) x-3 a+21

とする. 2 次関数 y =f( x) のグラフの頂点の x 座標を p とおくと

p= + a

である.

(1)  0x 4 における関数 y =f (x ) の最小値が f (4 ) となるような a の値の範囲は

0<a

である.

 また, 0x 4 における関数 y =f( x) の最小値が f (p ) となるような a の値の範囲は

a

である.

 したがって, 0x 4 における関数 y =f( x) の最小値が 1 であるのは

a= または a = + クケ

のときである.

(2) 関数 y =f( x) のグラフが x 軸と異なる 2 点で交わるのは

0<a < または <a

のときである.この二つの交点の間の距離を L とする. 2<L <4 となるような a の値の範囲は

<a< - チツ + ナニ <a

である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学I

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】  ABC において, AB=6 BC= 21 AC= 3 とする.

(1) このとき

cos BAC= sin BAC=

である.

(2) 点 C から辺 AB に下ろした垂線を CH とするとき, AH= CH= である.また,線分 CH 上に AH =HD を満たす点 D をとるとき, AD= CD= - であるから

ACD の面積 = -

であり

sin CAD= スセ -

である.したがって, ACD の外接円の半径は である.また,辺 AB の中点を E とし,直線 AD と辺 BC の交点を F とすると

ACF の面積 AEF の面積 = -

である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学I

数学IA【2】[2]の類題.(3)以降が別問題

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 ある陸上競技大会に出場した選手の身長(単位は cm )と体重(単位は kg )のデータが得られた.男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループに分けると,それぞれのグループの選手数は,男子短距離が 328 人,男子長距離が 271 人,女子短距離が 319 人,女子長距離が 263 人である.

(1) 次の図1および図2は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループにおける,身長のヒストグラムおよび箱ひげ図である.

 次の に当てはまるものを,下の 0 6 のうちから一つずつ選べ.ただし,解答の順序は問わない.

 図1および図2から読み取れる内容として正しいものは, である.

0  四つのグループのうちで範囲がもっとも大きいのは,女子短距離グループである.

1  四つのグループのすべてにおいて,四分位範囲は 12 未満である.

2  男子長距離グループのヒストグラムでは,度数最大の階級に中央値が入っている.

3  女子長距離グループのヒストグラムでは,度数最大の階級に第 1 四分位数が入っている.

4  すべての選手の中でもっとも身長の高い選手は,男子長距離グループの中にいる.

5  すべての選手の中でもっとも身長の低い選手は,女子長距離グループの中にいる.

6  男子短距離グループの中央値と男子超距離グループの第 3 四分位数は,ともに 180 以上 182 未満である.

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図 2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図
2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図 2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図

図1 身長のヒストグラム

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図

図2 身長の箱ひげ図

(出典:図1,図2はガーディアン社のWebページにより作成)

(2) 身長を H 体重を W とし, X X =( H 100 )2 で, Z Z =W X で定義する.次の図3は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループにおける X W のデータの散布図である.ただし,原点を通り,傾きが 15 20 25 30 である四つの直線 l1 l 2 l 3 l4 も補助的に描いている.また,次の図4の(a),(b),(c),(d)で示す Z の四つの箱ひげ図は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループのいずれかの箱ひげ図に対応している.

 次の に当てはまるものを,下の 0 5 のうちから一つずつ選べ.ただし,解答の順序は問わない.

 図3および図4から読み取れる内容として正しいものは, である.

0  四つのグループのすべてにおいて, X W には負の相関がある.

1  四つのグループのうちで Z の中央値が一番大きいのは,男子長距離グループである.

2  四つのグループのうちで Z の範囲が最小なのは,男子長距離グループである.

3  四つのグループのうちで Z の四分位範囲が最小なのは,男子短距離グループである.

4  女子長距離グループのすべての Z の値は 25 より小さい.

5  男子長距離グループの Z の箱ひげ図は(C)である.

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図 2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図
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図3  X W の散布図

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図

図4  Z の箱ひげ図

(出典:図3,図4はガーディアン社のWebページにより作成)

(3) 次の表1は,設問(2)で定義された X W について,女子長距離グループの平均値,標準偏差および共分散を計算したものである.ただし, X W の共分散は, X の偏差と W の偏差の積の平均値である.なお,表1の数値は正確な値であり,四捨五入されていないものとする.

表1 平均値,標準偏差および共分散

X
平均値
W
平均値
X
標準偏差
W
標準偏差
X W
共分散
2.75 51.1 0.200 5.36 0.754

 次の に当てはまる数値としてもっとも近い値を,下の 0 4 のうちから一つ選べ.

 女子超距離グループのデータにおいて, X W の相関係数は, である.

(4)  n を自然数とする.実数値のデータ x1 x 2 xn に対して,平均値 x

x = x1+ x2+ +xn n

とおくと,分散 s 2

s2 = x1 2+ x22 ++ xn2 n- ( x )2

で計算できることが知られている.

 次の に当てはまる数値として最も近い値を,下の 0 8 のうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

 女子長距離グループのデータについて考える.

 設問(2)で定義された X H の関係を用いると,設問(3)の表1の数値により,このグループの身長のデータを各々 2 乗した値の平均値は である.また,このグループの身長の平均値が 165.7 のとき,このグループの身長の分散は である.必要ならば, 165.72 =27456.49 を用いてもよい.



2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

数学I【1】[1]の類題.数学Iでは(2)を追加

配点10点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕  x を実数とし

A=x (x+ 1) (x+ 2) (5- x) (6- x) (7- x)

とおく.整数 n に対して

(x+ n) (n+ 5-x) =x( 5-x) +n2 + n

であり,したがって, X=x (5- x) とおくと

A=X (X+ ) (X+ ウエ )

と表せる.

  x= 5+17 2 のとき, X= であり, A=2 である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

数学I【2】[1]の類題.数学I では(2)を追加

配点10点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

[3]  a を正の実数とし

f( x)= ax2 -2 (a+ 3) x-3 a+21

とする. 2 次関数 y =f( x) のグラフの頂点の x 座標を p とおくと

p= + a

である.

  0x 4 における関数 y =f (x ) の最小値が f (4 ) となるような a の値の範囲は

0<a

である.

 また, 0x 4 における関数 y =f( x) の最小値が f (p ) となるような a の値の範囲は

a

である.

 したがって, 0x 4 における関数 y =f( x) の最小値が 1 であるのは

a= または a = + ツテ

のときである.

2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔1〕 四角形 ABCD において, 3 辺の長さをそれぞれ AB =5 BC =9 CD= 3 対角線 AC の長さを AC =6 とする.このとき

cos ABC= sin ABC=

である.

 ここで,四角形 ABCD は台形であるとする.

 次の には下の 0 2 から, には 3 4 から当てはまるものを一つずつ選べ.

  CD AB sin ABC であるから である.

 したがって

BD= ケコ

である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

[2] ある陸上競技大会に出場した選手の身長(単位は cm )と体重(単位は kg )のデータが得られた.男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループに分けると,それぞれのグループの選手数は,男子短距離が 328 人,男子長距離が 271 人,女子短距離が 319 人,女子長距離が 263 人である.

(1) 次の図1および図2は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループにおける,身長のヒストグラムおよび箱ひげ図である.

 次の に当てはまるものを,下の 0 6 のうちから一つずつ選べ.ただし,解答の順序は問わない.

 図1および図2から読み取れる内容として正しいものは, である.

0  四つのグループのうちで範囲がもっとも大きいのは,女子短距離グループである.

1  四つのグループのすべてにおいて,四分位範囲は 12 未満である.

2  男子長距離グループのヒストグラムでは,度数最大の階級に中央値が入っている.

3  女子長距離グループのヒストグラムでは,度数最大の階級に第 1 四分位数が入っている.

4  すべての選手の中でもっとも身長の高い選手は,男子長距離グループの中にいる.

5  すべての選手の中でもっとも身長の低い選手は,女子長距離グループの中にいる.

6  男子短距離グループの中央値と男子超距離グループの第 3 四分位数は,ともに 180 以上 182 未満である.

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図 2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図
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図1 身長のヒストグラム

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図

図2 身長の箱ひげ図

(出典:図1,図2はガーディアン社のWebページにより作成)

(2) 身長を H 体重を W とし, X X =( H 100 )2 で, Z Z =W X で定義する.次の図3は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループにおける X W のデータの散布図である.ただし,原点を通り,傾きが 15 20 25 30 である四つの直線 l1 l 2 l 3 l4 も補助的に描いている.また,次の図4の(a),(b),(c),(d)で示す Z の四つの箱ひげ図は,男子短距離,男子長距離,女子短距離,女子長距離の四つのグループのいずれかの箱ひげ図に対応している.

 次の に当てはまるものを,下の 0 5 のうちから一つずつ選べ.ただし,解答の順序は問わない.

 図3および図4から読み取れる内容として正しいものは, である.

0  四つのグループのすべてにおいて, X W には負の相関がある.

1  四つのグループのうちで Z の中央値が一番大きいのは,男子長距離グループである.

2  四つのグループのうちで Z の範囲が最小なのは,男子長距離グループである.

3  四つのグループのうちで Z の四分位範囲が最小なのは,男子短距離グループである.

4  女子長距離グループのすべての Z の値は 25 より小さい.

5  男子長距離グループの Z の箱ひげ図は(C)である.

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図 2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図
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図3  X W の散布図

2018年センター試験本試験数学i【4】2018100000105の図

図4  Z の箱ひげ図

(出典:図3,図4はガーディアン社のWebページにより作成)

(3)  n を自然数とする.実数値のデータ x1 x 2 xn および w1 w 2 wn に対して,それぞれの平均値を

x = x1+ x2+ +xn n w = w1+ w2+ +w nn

とおく.等式 ( x1+ x2+ +x n) w =n x w などに注意すると,偏差の積の和は

(x 1-x ) ( w1- w )+ (x2 -x ) (w2 -w )+ +( xn- x) (w n-w )

=x1 w1 +x2 w2 ++ xn wn-

となることがわかる. に当てはまるものを,次の 0 3 のうちから一つ選べ.



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数学IA

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 一般に,事象 A の確率を P ( A ) で表す.また,事象 A の余事象を A と表し,二つの事象 A B の積事象を A B と表す.

 大小 2 個のさいころを同時に投げる試行において

A を「大きいさいころについて, 4 の目が出る」という事象

B を「 2 個のさいころの出た目の和が 7 である」という事象

C を「 2 個のさいころの出た目の和が 9 である」という事象

とする.

(1) 事象 A B C の確率は,それぞれ

P( A) = P (B )= P (C )=

である.

(2) 事象 C が起こったときの事象 A が起こる条件付き確率は であり,事象 A が起こったときの事象 C が起こる条件付き確率は である.

(3) 次の に当てはまるものを,下の 0 2 のうちからそれぞれ一つ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

P( A B) P (A )P (B )

P( A C) P( A) P( C)

(4) 大小 2 個のさいころを同時に投げる試行を 2 回繰り返す. 1 回目に事象 A B が起こり, 2 回目に事象 A C が起こる確率は セソタ である.三つの事象 A B C がいずれもちょうど 1 回ずつ起こる確率は ツテ である. 

2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】(1)  144 を素因数分解すると

144=2 ×

であり, 144 の正の約数の個数は エオ 個である.

(2) 不定方程式

144x -7y =1

の整数解 x y の中で, x の絶対値が最小になるのは

x= y= キク

であり,すべての整数解は, k を整数として

x= k+ y= コサシ k+ キク

と表される.

(3)  144 の倍数で, 7 で割ったら余りが 1 となる自然数のうち,正の約数の個数が 18 個である最小のものは 144 × であり,正の約数の個数が 30 個である最小のものは 144 × セソ である.

2018 大学入試センター試験 本試

数学IA

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【5】  ABC において AB =2 AC =1 A=90 ° とする.

  A の二等分線と辺 BC との交点を D とすると, BD= である.

 点 A を通る点 D で辺 BC に接する円と辺 AB との交点で A と異なるものを E とすると, ABBE = エオ であるから, BE= キク である.

 次の には下の 0 2 から, には 3 4 から当てはまるものを一つずつ選べ.

  BE BD ABBC であるから,直線 AC と直線 DE の交点は辺 AC の端点 の側の延長上にある.

 その交点を F とすると, CF AF= であるから, CF= である.したがって, BF の長さが求まり, CF AC= BF AB であることがわかる.

 次の には下の 0 3 から当てはまるものを一つ選べ.

 点 D ABF

3  外心,内心,重心のいずれでもない

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