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【1】[3](1) とする.このとき,となる.に当てはまるものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを選んでもよい.
(2) 次のようにして対数ものさしAを作る.
対数ものさしA
以上の整数のそれぞれに対して,の目盛りから右にだけ離れた場所にの目盛りを書く.
(ⅰ) 対数ものさしAにおいて,の目盛りとの目盛りの間隔は,の目盛りとの目盛りの間隔 に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
また,次のようにして対数ものさしBを作る.
対数ものさしB
以上の整数のそれぞれに対して,の目盛りから左にだけ離れた場所にの目盛りを書く.
(ⅱ) 次の図のように,対数ものさしAのの目盛りと対数ものさしBのの目盛りを合わせた.このとき,対数ものさしBのの目盛りに対応する対数ものさしAの目盛りはになった.
との関係について,いつでも成り立つ式を,次ののうちから一つ選べ.
さらに,次のようにしてものさしCを作る.
ものさしC
自然数のそれぞれに対して,の目盛りから左にだけ離れた場所にの目盛りを書く.
(ⅲ) 次の図のように対数ものさしAのの目盛りとものさしCのの目盛りを合わせた.このとき,ものさしCのの目盛りに対応する対数ものさしAの目盛りはになった.
との関係について,いつでも成り立つ式を,次ののうちから一つ選べ.
(ⅰ) 対数ものさしAと対数ものさしBの目盛りを一度だけ合わせるか,対数ものさしAとものさしCの目盛りを一度だけ合わせることにする.このとき,適切な箇所の目盛りを読み取るだけで実行できるものを,次ののうちからすべて選べ.
にを足すこと.
からを引くこと.
にをかけること.
をで割ること.
を乗すること.
の値を求めること.
【2】[1] ずつ袋詰めされている食品とがある.袋あたりのエネルギーは食品が食品がであり,袋あたりの脂質の含有量は食品が食品がである.
(1) 太郎さんは,食品とを食べるにあたり,エネルギーは以下に,脂質は以下に抑えたいと考えている.食べる量の合計が最も多くなるのは,食品とをどのような量の組合せで食べるときかを調べよう.ただし,一方のみを食べる場合も含めて考えるものとする.
(ⅰ) 食品を袋分,食品を袋分だけ食べるとする.このとき,は次の条件を満たす必要がある.
摂取するエネルギー量についての条件 | |
摂取する脂質の量についての条件 |
に当てはまる式を,次の各解答群のうちから一つずつ選べ.
の解答群
の解答群
(ⅱ) の値と条件の関係について正しいものを,次ののうちから二つ選べ.ただし,解答の順序は問わない.
は条件を満たさないが,条件は満たす.
)は条件を満たすが,条件は満たさない.
は条件も条件も満たさない.
は条件と条件をともに満たす.
(ⅲ) 条件をともに満たすについて,食品とを食べる量の合計の最大値を二つの場合で考えてみよう.
食品が袋を小分けにして食べられるような食品のとき,すなわちのとり得る値が実数の場合,食べる量の合計の最大値はである.このときのの組は,である.
次に,食品が袋を小分けにして食べられないような食品のとき,すなわちのとり得る値が整数の場合,食べる量の合計の最大値はである.このときのの組は通りある.
(2) 花子さんは,食品とを合計以上食べて,エネルギーは以下にしたい.脂質を最も少なくできるのは,食品が袋を小分けにして食べられない食品の場合,を袋,を袋食べるときで,そのときの脂質はである.
(1) 座標平面上に点をとる.点が放物線上を動くとき,線分の中点の軌跡を考える.
(ⅰ) 点の座標がのとき,点の軌跡の方程式として正しいものを,次ののうちから一つ選べ.
(ⅱ) を実数とする.点の座標がのとき,点の軌跡は(ⅰ)の軌跡を軸方向にだけ平行移動したものである.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
(ⅲ) を実数とする.点の座標がのとき,点の軌跡と放物線との共有点について正しいものを,次ののうちからすべて選べ.
のとき,共有点はつねに個である.
のとき,共有点が個になるのはのときだけである.
のとき,共有点は個,個,個のいずれの場合もある.
のとき,共有点はつねに個である.
のとき,共有点はつねに個である.
のとき,共有点はつねに個である.
(2) ある円上を動く点がある.下の図は定点に対して,線分のそれぞれの中点の軌跡である.このとき,円の方程式として最も適当なものを,下ののうちから一つ選べ.
2018 大学入学共通テスト試行調査数学IIB
易□ 並□ 難□
【3】 昨年度実施されたある調査によれば,全国の大学生の日あたりの読書時間の平均値は分で,全く読書をしない大学生の比率はとのことであった.大規模大学の学長は,大学生の日あたりの読書時間が分以上であって欲しいと考えていたので,この調査結果に然とした.そこで今年度,大学生から人を標本として無作為抽出し,読書時間の実態を調査することにした.次の問いに答えよ.ただし,必要に応じて正規分布表を用いてもよい.
(1) 大学生のうち全く読書をしない学生の母比率が,昨年度の全国調査の結果と同じであると仮定する.
標本人のうち全く読書をしない学生の人数の平均(期待値)は人である.
また,標本の大きさは十分に大きいので,標本のうち全く読書をしない学生の比率の分布は,平均(期待値)標準偏差の正規分布で近似できる.
(2) 大学生の読書時間は,母平均が昨年度の全国調査結果と同じ分であると仮定し,母標準偏差を分とおく.
(ⅰ) 標本の大きさは十分に大きいので,読書時間の標本平均の分布は,平均(期待値)分,標準偏差分の正規分布で近似できる.
(ⅱ) とする.読書時間の標本平均が分以上となる確率はである.
また,となる確率は,およそである.に当てはまる最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
大きさの標本とは別に無作為抽出する一人の学生の読書時間が分以上
大きさの標本とは別に無作為抽出する一人の学生の読書時間が分以下
大学の全学生の読書時間の平均が分以上
大学の全学生の読書時間の平均が分以下
標本人の読書時間の平均が分以上
標本人の読書時間の平均が分以下
(3) 大学生の読書時間の母標準偏差をとし,標本平均をとする.大学生の読書時間の母平均に対する信頼度の信頼区間をとするとき,標本の大きさは十分に大きいので,はとを用いてと表すことができる.
(ⅰ) に当てはまる式を,次ののうちから一つ選べ.
(ⅱ) 母平均に対する信頼度の信頼区間の意味として,最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
標本人のうち約の学生は,読書時間が分以上分以下である.
大学生全体のうち約の学生は,読書時間が分以上分以下である.
大学生全体から程度の学生を無作為抽出すれば,読書時間の標本平均は,分以上分以下となる.
大きさの標本を回無作為抽出すれば,そのうち回程度は標本平均がとなる.
大きさの標本を回無作為抽出すれば,そのうち回程度は信頼区間がを含んでいる.
大きさの標本を回無作為抽出すれば,そのうち回程度は信頼区間がを含んでいる.
2018 大学入学共通テスト試行調査数学IIB
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【4】 太郎さんと花子さんは,数列の漸化式に関する問題A,問題Bについて話している.二人の会話を読んで,下の問いに答えよ.
(1)
問題A 次のように定められた数列の一般項を求めよ.
花子:これは前に授業で学習した漸化式の問題だね.まず,を定数として,をの形に変形するといいんだよね.
太郎:そうだね.そうすると公比がの等比数列に結びつけられるね.
(ⅰ) の値を求めよ.
(ⅱ) 数列の一般項を求めよ.
(2)
問題B 次のように定められた数列の一般項を求めよ.
花子:求め方の方針が立たないよ.
太郎:そういうときは,を代入して具体的な数列の様子をみてみよう.
花子:となったけど….
太郎:階差数列を考えてみたらどうかな.
数列の階差数列を,と定める.
(ⅰ) の値を求めよ.
(ⅱ) をを用いて表せ.
(ⅲ) 数列の一般項を求めよ.
(3) 二人は問題Bについて引き続き会話をしている.
太郎:解ける道筋はついたけれど,漸化式で定められた数列の一般項の求め方は一通りではないと先生もおっしゃっていたし,他のやり方も考えてみようよ.
花子:でも,授業で学習した問題は,問題Aのタイプだけだよ.
太郎:では,問題Aの式変形の考え方を問題Bに応用してみようよ.問題Bの漸化式を,定数を用いて
の式に変形してはどうかな.
(ⅰ) とおくと,太郎さんの変形により数列が公比の等比数列とわかる.このとき,に当てはまる式を,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを選んでもよい.
(ⅱ) の値を求めよ.
(4) 問題Bの数列は,(2)の方法でも(3)の方法でも一般項を求めることができ る.数列の一般項を求めよ.
(5) 次のように定められた数列がある.
数列の一般項を求めよ.
2018 大学入学共通テスト試行調査数学IIB
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(1) 右の図のような立体を考える.ただし,六つの面は辺の長さがの正三角形である.この立体のの大きさを調べたい.
線分の中点を線分の中点をとおく.
とおくとき,次の問いに答えよ.
(ⅰ) 次のに当てはまる数を求めよ.
(ⅱ) 点は同一直線上にある.内積の値を用いて,を満たすの値を求めよ.
(ⅲ) とおき,の値を求めたい.次の方針1または方針2について,に当てはまる数を求めよ.
方針1
をを用いて表すと,
であり,からが求められる.
方針2
とのなす角を考えると,が成り立つ.であるから,の値を用いると,が求められる.
(ⅳ) 方針1または方針2を用いての値を求めよ.
(2) (1)の図形から,四つの面だけを使って,右のような図形を作成したところ,この図形はを変化させると,それにともなっても変化することがわかった.
編注:略図とする |
とおき,とする.このときも,線分の中点と線分の中点および点は一直線上にある.
(ⅰ) とが満たす関係式は(1)の方針2を用いると求めることができる.その関係式として正しいものを,次ののうちから一つ選べ.
(ⅱ) のとき,であり,このとき,点はにある.に当てはまる数を求めよ.また,に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
平面に関してと同じ側
平面上
平面に関してと異なる側