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2019 大学入試センター試験 追試
易□ 並□ 難□
〔2〕 を以上の整数とする.整数に関する二つの条件を次のように定める.
(1) 次のに当てはまるものを,下ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.
命題「」の逆は「」である.また,命題「」の対偶は「」である.
(2) 整数が以上のとき,はであるための必要条件ではない.なぜならば,整数が以上のとき,整数はつねに命題「」の反例となるからである.
(3) 次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
整数がを満たすとき,はであるための十分条件ではない.
(4) 整数全体の集合を全体集合とし,その部分集合を
と定める.集合の補集合をそれぞれで表す.
次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
整数に関する次の条件のうち,と同値である条件はである.
2019 大学入試センター試験 追試
易□ 並□ 難□
【4】 疾病の「調整済み死亡数」が毎年,全国および都道府県ごとに算出されている.なお,この調整済み死亡数は年齢構成などを考慮した万人あたりの死亡数であり,例えばのように小数になることもある.
以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じ平方・平方根表を用いてもよい.
(1) 疾病による全国の年間死亡数は,年に人であったのに対して,年は人であった.この結果から,年に対して年の全国の死亡数は約倍になったことがわかる.
ところが全国の調整済み死亡数は,年にであったのに対して,年はであった.この結果から,年に対して年の全国の調整済み死亡数は倍(小数第位を四捨五入)になったことがわかる.
(2) 図1は,都道府県の歳以上歳以下を対象とした「疾病の検診の受診率」のヒストグラムである.なお,ヒストグラムの各階級の区間は,左側の数値を含み,右側の数値を含まない.
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図1 疾病の検診の受診率のヒストグラム |
(出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
疾病の検診の受診率の中央値として図1のヒストグラムと矛盾しないものはである.
(3) 図2は,各都道府県の疾病による調整済み死亡数を,年ごとに箱ひげ図にして並べたものである.
図2に関する次の記述(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)について正誤を判定する.
(Ⅰ) 年から年までの間における各年のの中央値は,前年より小さくなる年もあるが,この間は全体として増加する傾向にある.
(Ⅱ) の最大値が最も大きい年との最大値が最も小さい年とを比べた場合,これら二つの年における最大値の差は以下である.
(Ⅲ) 年と年で,が以下の都道府県数を比べると,年は年の以下である.
次のにあてはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)の記述の正誤について正しい組み合せはである.
(Ⅰ) | 正 | 正 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
(Ⅱ) | 正 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
(Ⅲ) | 正 | 誤 | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
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図2 年ごとの調整済み死亡数の箱ひげ図 (出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
(4) 図3は,ある年の都道府県の喫煙率と同じ年の調整済み死亡数との関係を表している.
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図3 喫煙率と調整済み死亡数の散布図 (出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
のヒストグラムとして最も適切なものはである.
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(5) 表1は,図3に表されている喫煙率と調整済み死亡数の平均値,分散および共分散を計算したものである.ただし,共分散とは「の偏差との偏差の積の平均値」である.なお,表1の数値は四捨五入していない正確な値とする.
表1 平均値,分散,共分散 | |||
平均値 | 分散 | 共分散 | |
次のに当てはまる数値として最も近いものを,下ののうちから一つ選べ.
との相関係数はである.
喫煙率のとる値を調整済み死亡数のとる値をとする.次のとの関係式(*)はデータの傾向を知るためによく使われる式である.
(*)
ここで,はそれぞれの平均値,はの分散,はとの共分散を表す.
次のそれぞれに当てはまる数値として最も近いものを,下ののうちから一つずつ選べ.
図3の散布図に対する関係式(*)はであり,図4はこの関係式を図3に当てはめたものである.
喫煙率がからの間では同じ傾向があると考えたとき,上で求めた式を用いると,喫煙率がであれば調整済み死亡数はである.
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図4 図3に関係式を当てはめた図 |
2019 大学入試センター試験 追試
易□ 並□ 難□
2019 大学入試センター試験 追試
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(1) 図1は,都道府県の歳以上歳以下を対象とした「疾病の検診の受診率」のヒストグラムである.なお,ヒストグラムの各階級の区間は,左側の数値を含み,右側の数値を含まない.
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図1 疾病の検診の受診率のヒストグラム |
(出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
疾病の検診の受診率の中央値として図1のヒストグラムと矛盾しないものはである.
(2) 疾病の「調整済み死亡数」が毎年,都道府県ごとに算出されている.なお,この調整済み死亡数は年齢構成などを考慮した万人あたりの死亡数であり,例えばのように小数になることもある.
図2は,各都道府県の疾病による調整済み死亡数を,年ごとに箱ひげ図にして並べたものである.
図2に関する次の記述(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)について正誤を判定する.
(Ⅰ) 年から年までの間における各年のの中央値は,前年より小さくなる年もあるが,この間は全体として増加する傾向にある.
(Ⅱ) の最大値が最も大きい年との最大値が最も小さい年とを比べた場合,これら二つの年における最大値の差は以下である.
(Ⅲ) 年と年で,が以下の都道府県数を比べると,年は年の以下である.
次のにあてはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)の記述の正誤について正しい組み合せはである.
(Ⅰ) | 正 | 正 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
(Ⅱ) | 正 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
(Ⅲ) | 正 | 誤 | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
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図2 年ごとの調整済み死亡数の箱ひげ図 (出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
(3) 図3は,ある年の都道府県の喫煙率と同じ年の調整済み死亡数との関係を表している.
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図3 喫煙率と調整済み死亡数の散布図 (出典:国立がん研究センターWebページにより作成) |
次のに当てはまるものを,下ののうちから一つ選べ.
のヒストグラムとして最も適切なものはである.
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(4) 表1は,図3に表されている喫煙率と調整済み死亡数の平均値,分散および共分散を計算したものである.ただし,共分散とは「の偏差との偏差の積の平均値」である.なお,表1の数値は四捨五入していない正確な値とする.
表1 平均値,分散,共分散 | |||
平均値 | 分散 | 共分散 | |
喫煙率のとる値を調整済み死亡数のとる値をとする.次のとの関係式(*)はデータの傾向を知るためによく使われる式である.
(*)
ここで,はそれぞれの平均値,はの分散,はとの共分散を表す.
次のそれぞれに当てはまる数値として最も近いものを,下ののうちから一つずつ選べ.
図3の散布図に対する関係式(*)はであり,図4はこの関係式を図3に当てはめたものである.
喫煙率がからの間では同じ傾向があると考えたとき,上で求めた式を用いると,喫煙率がであれば調整済み死亡数はである.
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図4 図3に関係式を当てはめた図 |
2019 大学入試センター試験 追試
易□ 並□ 難□
【3】 机が三つあり,各机の上には白のカードが枚,各机の下には箱が一つ置かれている.いずれの箱の中にも白のカード枚,青のカード枚,合計枚のカードが入っている.次の操作を行うため,各机の前に一人ずつ配置する.
:机の下に置かれた箱の中から無作為に取り出したカード枚と,同じ机の上に置かれたカードとを交換することを,人が同時に行う.
この操作を回繰り返す.また,状態を次のように定める.
:すべての机の上に同色のカードが置かれている.
:二つの机の上に同色のカードが置かれ,残りの一つの机の上には別の色のカードが置かれている.
(1) 回目の終了時に,すべての机の上に白のカードが置かれている確率はであり,すべての机の上に青のカードが置かれている確率はである.
(2) 回目の終了時に,状態になる確率はであり,状態になる確率はである.
(3) 回目の終了時に二つの机の上に白のカードが置かれ,残りの一つの机の上に青のカードが置かれていたとき,回目の終了時には状態になる条件付き確率はである.
また,回目の終了時に二つの机の上に青のカードが置かれ,残りの一つの机の上に白のカードが置かれていたとき,回目の終了時には状態になる条件付き確率はである.
(4) 回目の終了時に状態になる確率はである.
(5) 回目の終了時に状態になったとき,回目の終了時も状態である条件付き確率はである.
2019 大学入試センター試験 追試
易□ 並□ 難□
である.また
である.
(1) とより,は不定方程式
の一つの整数解となる.
を整数とするとき,不定方程式
のすべての整数解は,を整数として
と表せる.
以下の(2),(3),(4)では,で割った商がであるような自然数を考え,をで割った余りをとし,さらにをで割った商を余りをとする.このとき
と表せる.
(2) がの倍数であるのは,がの倍数のときである.また,をで割った余りはであるので,がの倍数であるのは,がの倍数のときである.
(3) は,でもでも割り切れるような最小のものとする.このとき,である.
(4) が自然数となるとき,は,以上のある整数により
と表せる.
は,でもでも割り切れ,かつが自然数となるような最小のものとする.このとき,であり,である.
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