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2020 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
2020 大学入試センター試験 本試
易□ 並□ 難□
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易□ 並□ 難□
【2】 とし,とおく.座標平面上で,放物線を放物線をとする.また,をとの両方に接する直線とする.
(1) の方程式を求めよう.
とは点において接するとすると,の方程式は
である.また,とは点において接するとすると,の方程式は
である.ここで,とは同じ直線を表しているので,が成り立つ.
したがって,の方程式はである.
(2) 二つの放物線の交点の座標はである.
と直線および直線で囲まれた図形の面積をとすると,である.
(3) とする.二つの放物線と直線で囲まれた図形の中でを満たす部分の面積は,のとき,の値によらず
であり,のとき
である.
(4) 次に,(2),(3)で定めたに対して,とおく.がの範囲を動くとき.はで最大値をとる.
2020 大学入試センター試験 本試
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をとる.点の定める平面をとする.また,に含まれる点は
を満たすとする.
(1) であり,である.
(2) 点は平面上にあるので,実数を用いて,と表すことができる.このとき,からである.したがってである.
(3) である.したがって,平面上の四角形はに当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.ただし,少なくとも一組の対辺が平行な四角形を台形という.
正方形である
正方形ではないが,長方形である
長方形ではないが,平行四辺形である
平行四辺形ではないが,台形である
台形ではない
であるので,四角形の面積は,である.
(4) かつ座標がであるような点の座標は
である.このときである.
点の定める平面をとする.とは垂直であるので,三角形を底面とする四面体の高さはである.したがって,四面体の体積はである.
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【5】 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて正規分布表を用いてもよい.
ある市の市立図書館の利用状況について調査を行った.
(1) ある高校の生徒人全員を対象に,ある週間に市立図書館で借りた本の冊数について調査を行った.
その結果,冊も借りなかった生徒が人,冊借りた生徒が人,冊借りた生徒が人であり,冊借りた生徒が人であった.冊以上借りた生徒はいなかった.
この高校の生徒から人を無作為に選んだとき,その生徒が借りた本の冊数を表す確率変数をとする.
このとき,の平均(期待値)はであり,の平均はである.よって,の標準偏差はである.
(2) 市内の高校生全員を母集団とし,ある週間に市立図書館を利用した生徒の割合(母比率)をとする.この母集団から人を無作為に選んだとき,その週間に市立図書館を利用した生徒の数を確率変数で表す.
のとき,の平均は標準偏差はになる.ここで,とおくと,標本数は十分に大きいので,は近似的に標準正規分布に従う.このことを利用して,が以下となる確率を求めると,その確率はになる.
また,のとき,の平均は,の倍,標準偏差はの倍である.
(3) 市立図書館に利用者登録のある高校生全員を母集団とする.回あたりの利用時間(分)を表す確率変数をとし,は母平均母標準偏差の分布に従うとする.この母集団から大きさの標本を無作為に抽出した.
利用時間が分をどの程度超えるかについて調査するために
とおくと,確率変数の平均と標準偏差はそれぞれ
である.
ここで,として,に対する信頼度の信頼区間を求めよう.この母集団から無作為抽出された人の生徒に対しての値を調べたところ,その標本平均の値が分であった.標本数は十分大きいことを利用して,この信頼区間を求めると
になる.