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【問】 座標平面に直交する鉛直方向に下記の式で定義される曲面があるとき,以下の課題に答えなさい.
ただしの範囲とし,は定数とする.
課題1:座標軸とともに上記曲面の形状を描き,主要な寸法(軸,軸上の幅,方向の高さなど)をを用いて示しなさい.
課題2:上記曲面は曲面と呼ばれ,メキシコのF.キャンデラは年代にこの形状を組み合わせて多くのコンクリート薄肉シェル構造(シェル構造)の名作を設計している.
上記式で表されるシェル構造の屋根に水平面(平面)単位面積当たりに等分布に働く鉛直方向の力が加わったとき,は,『方向の単位幅あたりの面内に発生する力に,を一定とした際の方向の曲率を乗じた値』と『方向の単位幅あたりの面内に発生する力に,を一定とした際の方向の曲率を乗じた値』との和とつりあう.
いま,のシェルに(引張),(圧縮)が生じているとき,加わっている鉛直荷重は何か答えよ.
課題3:上式のを自由に変化させた曲面を用いて建築空間をデザインし,そのイメージを描きなさい.曲面はいくつ用いても良く,曲面の向きは自由に変えて良い.スケッチには陰影をつけ,必要に応じて人物や植栽などを加えること.また,空間を構成する際に留意したことを字程度の文章で説明するとともに,簡潔な表題をつけること.
解答に際しての注意
1) スケッチを描く視点は,構成した空間の特徴が伝わるように設定すること.
2) 答案用紙の受験番号欄が印刷された面のみに解答すること.
3) つの課題の解答を,答案用紙にバランスよく配置すること.
4) スケッチを描く際には,定規を用いても,用いなくてもよい.