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2020 電気通信大学 昼間・前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 関数

f( x)=sin x+ 12 sin2x +13 sin 3x

について,以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 導関数 f ( x) を求めよ.

(ⅱ)  cos( α+β) +cos( α-β ) cos α cosβ を用いて表せ.さらに, cos( α+β) -cos( α-β ) sin α sinβ を用いて表せ.

(ⅲ)  0<x< π の範囲で,方程式 f ( x)=0 の解を求めよ.

(ⅳ) 関数 y =f( x) 0x<π の極値を求めよ.

(ⅴ) 曲線 y= f(x ) 0 xπ x 軸で囲まれた部分を, x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.

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【2】 関数

f( x)= x2-1 x1

に対して,曲線 C y=f( x) を考える.

  2 以上の整数 n に対して,曲線 C 上の点 (n,f (n )) における C の接線を ln とし, ln x 軸との交点の x 座標を xn とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  x>1 のとき,導関数 f ( x) を求めよ.さらに, xn n の式で表せ.

(ⅱ)  x1 のとき, x= 12 (et+ e-t ) を満たす実数 t 0 x の式で表せ.ただし, e は自然対数 log x の底とする.

(ⅲ)  x= 12 (et +e-t ) t0 とおくとき,不定積分

I= f( x) dx

t を用いた式で表せ.ただし,積分定数は省略してもよい.

(ⅳ) 曲線 C x 軸および接線 ln で囲まれた部分の面積 Sn n の式で表せ.

(ⅴ) 数列 {Tn } T 1=0 Tn= Sn logn n2 と定めるとき,次の極限値 T を求めよ.

T=lim n Tn

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【3】  i を虚数単位とする.また,複素数 z に対して, z はその共役複素数を表す.このとき,以下の[Ⅰ],[Ⅱ],[Ⅲ]の問いに答えよ.

[Ⅰ] 複素数 z に関する方程式 (2+i )z- (1-i )z =3+ 3i の解を求めよ.

[Ⅱ]  k を実数とする.複素数 z に関する方程式

(3+ 4i) z-(5+ ki) z=0

z 0 となる解をもつとき,実数 k の値を求めよ.

[Ⅲ] 以下では, t を実数とし,複素数平面上で 2 直線

l( t+i) z-( t-i) z= 4(t -2) i

m( 1-i) (t+i )z- (1+i ){ t-i) z=0

を考える.

(ⅰ) 直線 l は実数 t の値によらずに定点 A (α ) を通る.複素数 α を求めよ,

(ⅱ)  2 直線 l m のなす角 θ (0 θ π2 ) を求めよ.

(ⅲ)  t が実数全体を動くとき, l m の交点 P (z ) は複素数平面上でどのような図形を描くか,

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【4】 自然数 n= 1 2 3 に対して,次の 2 つの条件によって順次定められる整式 fn (x ) を考える.

f1 (x) =x+3

fn+1 (x )=( x+1) {fn (x )-n} +xn+1 n =1 2 3

以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  an= fn (0) とする. a1 を求め, an+ 1-a n n の式で表せ.さらに an n の式で表せ.

(ⅱ)  bn= fn( 1) とする. bn- 2n-1 n の式で表せ.

 以下,関数 y= fn( x) の導関数 fn (x ) を考える.

(ⅲ)  cn= fn (0 ) とする. cn+ 1-cn n の式で表し,さらに cn n の式で表せ.

(ⅳ)  dn= fn (1) とする.不等式 dn >0 が成り立つことを証明せよ.

(ⅴ) 関数 y= fn( x) 0< x<1 の範囲に極値をとるための n の条件を求めよ.

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