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2020-10271-0101
2020 電気通信大学 昼間・前期
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 関数
f⁡( x)=sin ⁡x+ 12⁢ sin⁡2⁢x +13 ⁢sin⁡ 3⁢x
について,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) 導関数 f ′⁡( x) を求めよ.
(ⅱ) cos⁡( α+β) +cos⁡( α-β ) を cos⁡ α, cos⁡β を用いて表せ.さらに, cos⁡( α+β) -cos⁡( α-β ) を sin⁡ α, sin⁡β を用いて表せ.
(ⅲ) 0<x< π の範囲で,方程式 f ′⁡( x)=0 の解を求めよ.
(ⅳ) 関数 y =f⁡( x) ( 0≦x<π ) の極値を求めよ.
(ⅴ) 曲線 y= f⁡(x ) (0 ≦x≦π ) と x 軸で囲まれた部分を, x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.
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【2】 関数
f⁡( x)= x2-1 ( x≧1 )
に対して,曲線 C: y=f⁡( x) を考える.
2 以上の整数 n に対して,曲線 C 上の点 (n,f ⁡(n )) における C の接線を ln とし, ln と x 軸との交点の x 座標を xn とする.以下の問いに答えよ.
(ⅰ) x>1 のとき,導関数 f ′⁡( x) を求めよ.さらに, xn を n の式で表せ.
(ⅱ) x≧1 のとき, x= 12⁢ (et+ e-t ) を満たす実数 t≧ 0 を x の式で表せ.ただし, e は自然対数 log⁡ x の底とする.
(ⅲ) x= 12⁢ (et +e-t ) ( t≧0 ) とおくとき,不定積分
I=∫ f⁡( x)⁢ dx
を t を用いた式で表せ.ただし,積分定数は省略してもよい.
(ⅳ) 曲線 C , x 軸および接線 ln で囲まれた部分の面積 Sn を n の式で表せ.
(ⅴ) 数列 {Tn } を T 1=0 , Tn= Sn log⁡n ( n≧2 ) と定めるとき,次の極限値 T を求めよ.
T=lim n→⧜ Tn
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【3】 i を虚数単位とする.また,複素数 z に対して, z‾ はその共役複素数を表す.このとき,以下の[Ⅰ],[Ⅱ],[Ⅲ]の問いに答えよ.
[Ⅰ] 複素数 z に関する方程式 (2+i )⁢z- (1-i )⁢z ‾=3+ 3⁢i の解を求めよ.
[Ⅱ] k を実数とする.複素数 z に関する方程式
(3+ 4⁢i)⁢ z-(5+ k⁢i)⁢ z‾=0
が z≠ 0 となる解をもつとき,実数 k の値を求めよ.
[Ⅲ] 以下では, t を実数とし,複素数平面上で 2 直線
l:( t+i) ⁢z-( t-i)⁢ z‾= 4⁢(t -2)⁢ i,
m:( 1-i)⁢ (t+i )⁢z- (1+i )⁢{ t-i)⁢ z‾=0
を考える.
(ⅰ) 直線 l は実数 t の値によらずに定点 A ⁡(α ) を通る.複素数 α を求めよ,
(ⅱ) 2 直線 l と m のなす角 θ (0 ≦θ≦ π2 ) を求めよ.
(ⅲ) t が実数全体を動くとき, l と m の交点 P ⁡(z ) は複素数平面上でどのような図形を描くか,
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【4】 自然数 n= 1, 2, 3, ⋯ に対して,次の 2 つの条件によって順次定められる整式 fn ⁡(x ) を考える.
f1⁡ (x) =x+3 ,
fn+1 ⁡(x )=( x+1) ⁢{fn ⁡(x )-n} +xn+1 (n =1 ,2, 3, ⋯)
以下の問いに答えよ.
(ⅰ) an= fn⁡ (0) とする. a1 を求め, an+ 1-a n を n の式で表せ.さらに an を n の式で表せ.
(ⅱ) bn= fn⁡( 1) とする. bn- 2⁢n-1 を n の式で表せ.
以下,関数 y= fn⁡( x) の導関数 fn′ ⁡(x ) を考える.
(ⅲ) cn= fn′ ⁡(0 ) とする. cn+ 1-cn を n の式で表し,さらに cn を n の式で表せ.
(ⅳ) dn= fn′⁡ (1) とする.不等式 dn >0 が成り立つことを証明せよ.
(ⅴ) 関数 y= fn⁡( x) が 0< x<1 の範囲に極値をとるための n の条件を求めよ.