Mathematics
Examination
Test
Archives
(1) を以上の整数とする.この問題において進数とは,以上未満の整数(ただし)を並べた列のこととする.これは整数と対応しており,任意の正整数と対応する進数がただ一つ存在することが知られている.例えば
なので,進数のは整数に対応する.進数のは整数のに対応し,整数は進数のに対応する.
(2) を以上の整数とする.この問題において進数とは以上未満の整数(ただし)を並べた列のこととする.これは整数と対応しており,でない任意の整数と対応する進数がただ一つ存在することが知られている.例えば
なので,進数のは整数に対応する.進数のは整数のに対応し,整数は進数のに対応する.
プレイヤーがそれぞれ籍を持っており,どちらの箱にもからの整数が書かれたカードが各枚,合計枚のカードが入っている.回のゲームでは,とはそれぞれ自分の箱から枚のカードを無作為に選んで取り出し,カードの数字を比べる.数字が大きいカードを出した方が勝ち,小さいカードを出した方は負けで,カードの数字が同じ場合は引き分けとする.取り出したカードは箱に戻さず,箱の中のカードがなくなるまで回のゲームを行う.回目に取り出したカードによるゲームを第ゲームと呼び,第ゲームにおけるのカードの数字をのカードの数字をとする.
(1) とする.回のゲームすべてが引き分けとなる確率はである.また回のゲームが終わった時点で,が勝ったゲーム数とが勝ったゲーム数がも含めて同数となる確率はである.
(2) とする.第ゲームではが勝ったとき,第ゲームでが勝つ確率はで,が勝つ確率はである.
(3) を以上の整数とする.第ゲームでが勝つ確率はである.以下ではおよびであったとする.第ゲームでかつとなり,かつが勝つ確率はである.また,第ゲームでまたはの少なくとも一方が成り立ち,かつが勝つ確率はである.