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相関関係がないつの変量からなるデータがあるとき,の分散の分散の分散の分散の間に次式が成り立つ.
またを任意の定数とすると,以下の式も成り立つ.
ここで,つの物体の重さを測りたい.それぞれをの片側に載せて直接測る方法(Ⅰ)と,まず一方に両方を載せて重さの和を測り,次に天秤の両側に載せて重さの差を測ることにより,そこから算出する方法(Ⅱ)がある.
(1) Ⅱにおいて,物体の重さの和,重さの差それぞれの測定データをとおくとき,を算出する式をそれぞれ示せ.
(2) Ⅰ,Ⅱのどちらがすぐれた方法か,あなたの考えを説明せよ.ただし,この天秤ではどのような物体を測定したときも,その測定値は一定の散らばり具合を示し,ここではその値を分散とする.また,それぞれの測定は互いに影響を与えないものとする.
ある会社では,処理速度の異なる台のコンピュータとを使って種類の業務とを行なっている.つのコンピュータは,分あたりに処理できる業務量が異なる.は分あたり業務を件と業務を件同時に処理できる.また,は分あたり業務を件と業務を件同時に処理できる.コンピュータの利用料金は分あたりが円,が円となっている.なお,課金は分単位で行われ,分に満たない利用時間は切り上げられるものとする.いま,業務とをそれぞれ件以上処理したいが,コンピュータの利用料(円)は最小限に抑えたい.
(1) コンピュータの利用時間(分)をそれぞれとしたのとき,の値が取りうる領域を図示せよ.
(2) コンピュータの利用料(円)をを使って表せ.
(3) コンピュータの利用料(円)の最小値とそれぞれのコンピュータの利用時間(分)を求めよ.