Mathematics
Examination
Test
Archives
【2】 座標平面上の原点を中心とする半径の円上の動点を考える.以下,がががにいる状態を初期状態と呼ぶ.
枚の硬貨を同時に投げる試行をとする.はいずれも,試行を行うたびに次の規則に従って動く.
に対して,にいる動点は,
硬貨が表となったときに動き,
硬貨が裏となったときに動く.
この規則により,ある時点で座標が一致している複数の動点は,試行の後も座標が一致する.
(ⅰ) 初期状態から試行を回行ったとき,との座標が一致している確率はであり,との座標が一致している確率はである.また,の座標が全て一致している確率はである.
(ⅱ) 初期状態から試行を回行ったとき,との座標が一致しているとする.このとき,の座標がの座標と一致している確率はである.
(ⅲ) 初期状態から試行を回行ったとき,との座標が一致している確率はである.
(ⅳ) 初期状態から試行を回行ったとき,との座標が一致している確率はである.
【4】 座標空間内で,原点を中心とする半径の球面を考える.を正の実数として,軸上の点を通る平面のうち,平面上の点で球面と接するものを平面上の点で球面と接するものをとする(ただし,点の座標と点の座標は正とする).
として,空欄に入るを用いた適切な式を,また,空欄に入る適切な整数を,それぞれ解答用紙の所定の欄に記述しなさい.ただし,解答にはとを用いてはならない.
(ⅰ) 点の座標は
である.
(ⅱ) 平面の方程式は
である.
(ⅲ) 平面の法線ベクトルと平面の法線ベクトルのなす角がであったとする.このとき,
である.
(ⅳ) のとき,鋭角の大きさを度数法を用いて最も近い整数で表すと
となる.ただし,必要であれば三角比の表を用いてよい.