2020 東京理科大学 理学部数学科2月8日実施MathJax

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2020 東京理科大学 理学部

数学科B方式

2月8日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 次の から において,   内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ.ただし,分数は既約分数(それ以上約分できない分数)の形で表し,根号を含む値は根号の中の自然数が最小になる形で表すこと.

(1) 実数 a 0<a <1 を満たすとする.座標平面の 4 つの点 O (0,0 ) A (1,0 ) B (a+1, 1-a2 ) C (a,1 -a2 ) を頂点とし,各辺の長さが 1 であるような平行四辺形 OABC がある.点 D (1 2, 12 ) に対し, OC OD 32 を満たすように実数 a が動くとする.

 線分 BC のうち x 座標が 1 以下である部分の長さが最小になるのは,

a= ( +1)

のときである.このとき,平行四辺形 OABC のうち x 座標が 1 以下である部分の面積は,

( 1)- 1

となる.

(2) 座標空間において,原点 O を中心とした半径 3 の球面上に, x 座標, y 座標, z 座標がすべて正であるような点 P と点 Q がある.点 G (2 4, 24 , 32 ) に対し, OP OG3 cos π12 を満たすように点 P が動くとする.このとき,点 P z 座標の最小値は,

u=

である.点 Q 標がここで求めた u であるとし, Q (s,t, u) とおく.座標空間の 8 つの点 O (0,0, 0) A (3,0, 0) B (3,3, 0) C (0,3, 0) および Q (s.t, u) D (s+3, t,u) E (s+3, t+3,u ) F (s,t+ 3,u) を頂点とし,各辺の長さが 3 であるような平行六面体 OABC‐QDEF を考える.点 Q が動くとき,平行六面体 OABC‐QDEF の面 QDEF のうち, x 座標と y 座標がともに 3 以下である部分の面積が最小になるのは,

s+t=

のときである.このとき,平行六面体 OABC‐QDEF のうち x 座標と y 座標がともに 3 以上である部分の体積は,

である.

2020 東京理科大学 理学部

数学科B方式

2月8日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】  a b c は,

a= π4 3π4 e-x dx b= π43 π4e -xcos xdx c= π43 π4e -xsin xdx

により定まる実数であり, f(t ) g(t ) は,

f(t )=e2 t+e -2t g(t )=e2 t-e -2t

により定まる関数である.ただし, e は自然対数の底である.以下の問いに答えよ.

(1)  b+c を部分積分法により求めよ.

(2)  b-c を部分積分法により求めよ.

(3)  a b および c を求めよ.

(4) 座標平面において,実数 t により定まる曲線 y=e -x( etsin x+e-t cosx ) x 軸および, 2 直線 x= π8 x=3 π8 によって囲まれる図形を x 軸の周りに 1 回転してできる立体の体積を V( t) とおくとき,すべての実数 t について,

V(t )=Af (t) +Bg( t)+C

が成立するように,実数 A B C を定めよ.

(5) (4)で定めた V( t) を実数 t を変数とする関数として考える.このとき, V(t ) の導関数 V (t ) f( t) g(t ) を用いて表せ.また, V(t ) は極値を一つだけとり,その極値が関数 V (t) の最小値であることを示せ.

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