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〔1〕(a) 座標平面上の点と軸の距離は点と軸の距離はとなる.連立不等式の表す領域の面積をを用いて表すととなる.
(b) 座標平面上において直線(軸)をで表す.また,点原点の点を通る直線を点原点の点を通る直線をと表す.について,点と直線の距離をを用いて表したものをとする.連立不等式
の表す領域の面積をを用いて表すととなる.
(c) に対して,座標平面上の点と原点を通る直線をで表す.点と直線の距離をを用いて表したものをとするとき,連立不等式
が表す領域の面積をおよびを用いて表すと,となる.さらに,
となる.
〔2〕 に対して,座標の定められた空間上の点と原点を通る直線をで表す.点と直線の距離をを用いて表したものをとするとき,連立不等式
を満たす点の集合が表す立体をとする.内で座標が最大,最小となる点をそれぞれとおくと,
となる.となる実数について,平面によるの断面の面積をおよびを用いて表すととなる.よって,の体積をおよびを用いて表すと,
である.さらに,
となる.
【4】 袋の中に,赤玉,白玉,黒玉が個ずつ入っているとき,次のようなゲームを考える.
袋から個の玉を取り出す試行を回行ったとき,取り出した玉が赤玉であれば得点を点,白玉であれば得点を点,黒玉であれば得点を点とする.ただし,とする.その後,玉を袋に戻して試行を終える.以上の試行を回繰り返してゲームを終える.
回目の試行における得点をと表す.
以下の表は,回の試行のうち赤玉を回,白玉を回取り出した場合の得点のつの例を表している.
以下,赤玉を取り出した回数を白玉を取り出した回数をとする.の平均値を分散をで表し,とする.
〔1〕 はとを用いてと表される.
〔2〕 のとき,を用いてを表すと,である.として,をを用いて表すと,となる.ここで,は個の相異なる値をとりうる.をを用いて表すと,となり,これは個の相異なる値をとりうる.
〔3〕 のときを考える.
(a) となるのは,のときである.
(b) となるのは,のときである.
(c) 実数について,のときとなるが存在するが,のときとなるは存在しない.となるが存在する場合,その値をを用いて表すととなる.
〔4〕 のときを考える.であるとき,となる.