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2021 東京理科大学 理学部B方式

理(応用数学,応用物理,応用化学科)学部

2月5日実施

(1)〜(2)で配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の(1)から(2)において,   内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ.ただし,     2 けた の数を表すものとする.また,分数は既約分数(それ以上約分できない分数)の形に表すものとする.なお,同一の問題文中に などが 2 度以上現れる場合, 2 度目以降は のように網掛けで表記する.

(1) 座標平面上に原点 O (0, 0) と点 A (-1 ,0) B (1, 0) をとる. x 軸上にない点 C に対して,線分 BC の中点を M 直線 AM と直線 OC の交点を D とおく. AM OC が垂直になるように C が動くとき, C は座標平面上で,

 円: (x+ ) 2+y2 = 上を動く.

ただし,点 ( - ,0 ) ( 0,0 ) は通らない.

  D は座標平面上で,

 円: (x+ )2 +y2= 上を動く.

ただし,点 ( - ,0 ) ( 0,0 ) は通らない.

  M は座標平面上で,

 円: (x+ )2 +y2= 上を動く.

ただし,点 ( - ,0 ) ( ,0 ) は通らない.

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理(応用数学,応用物理,応用化学科)学部

2月5日実施

(1)〜(2)で配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の(1)から(2)において,   内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ.ただし,     2 けた の数を表すものとする.また,分数は既約分数(それ以上約分できない分数)の形に表すものとする.なお,同一の問題文中に などが 2 度以上現れる場合, 2 度目以降は のように網掛けで表記する.

(2) 自然数 n に対して,自然数の組 ( a1, ,an ) m n 以下の自然数)は以下の 2 条件を満たすとき, n の分割とよばれる.

(ⅰ)  a1 a m  (ⅱ)  a1+ +am =n

また,分割 ( a1, ,am ) の積を a 1× ×am の値とし,各自然数 a 1 am ( a1, ,am ) の要素とよぶ.

 たとえば, 4 の分割は ( 4) (1, 3) (2, 2) (1, 1,2 ) (1, 1,1, 1) 5 組あり,その積はそれぞれ順に 4 3 4 2 1 である.このとき以下が成り立つ.

(a)  6 の分割は全部で 個あり,その中で積が最大になる分割は ( , ) である.

(b)  -1<k を変形すると,それと同値な式 k < (k- ) が得られる. k= + (k- ) なので, 以上の自然数は,一般の n について, n の分割の中で積が最大になる分割の要素にはならない.

(c)  より小さい自然数の中で, 2 以上の一般の n について, n の分割の中で積が最大になる分割の要素にはならない.

(d)  = + = × なので,一般の n について, n の分割が を要素として含むときは,それと同じ積を持ち, を要素として含まないような n の分割が存在する.

(e) したがって, 2 以上の一般の n について, n の分割の中で積を最大にするような分割に対して,それと同じ積を持ち,要素が (ただし, < のみで構成されるような n の分割が存在する.

(f) また, 2 以上の一般の n について, n の分割の中で積を最大にするような分割の要素として 個以上含まれない.

(g) 以上より, 2 以上の n の分割の中でその積が取り得る最大の値は,

n=3 t-1 t は自然数)のとき × t1 であり,

n=3 t t は自然数)のとき × t1 であり,

n=3 t+1 t は自然数)のとき × t-1 である.

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理(応用数学,応用物理,応用化学科)学部

2月5日実施

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  a b を実数とし, f( x)= -x2 +ax -1 g( x,y) =(x +(x y-b )y )( y+( xy- b) x)- b とする.次の問いに答えよ.

(1)  f( x) 0 となる 0 以上の実数 x が存在するような実数 a の範囲を求めよ.

(2)  g( x,y) =(x y-b) h( x,y ) となる x y の多項式 h (x ,y) を求めよ.

(3)  h( x,y) =0 をみたす実数 x y が存在するような b の範囲を求めよ.

(4)  s t を実数とし, b=s t が(3)で求めた範囲にないとき,変数 x y の連立方程式

{ x+( xy-s t) y=s y+(x y-s t) x=t

の実数解を s t の式で表せ.

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理(応用数学,応用物理,応用化学科)学部

2月5日実施

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上で,直線 l x=-1 上の点 M に対して,原点 O M を結ぶ直線上の点 P を線分 MP の長さが 2 で, P O l に関して同じ側にあるようにとる. M l 上を動くとき, P が描く曲線を C とおく.以下の問いに答えよ.

(1)  M の座標を ( -1,tan t) (- π2 <t< π2 ) とするとき, P の座標を t を用いて表せ.

(2)  t=t1 t2 (- π2< t1< t2< π2 ) のとき,(1)で求めた P の座標が一致するような t 1 t2 を求めよ.

(3)  C 上の点で,その点における C の接線が x 軸と垂直であるような点の座標を求めよ.

(4)  C 上の点で,その点における C の接線が x 軸と平行であるような点が 2 つある.その点の x 座標を求めよ.また, 2 点の y 座標の和も求めよ.

(5)  M が(2)で求めた t 1 t2 に対して, t t1t t2 の範囲を動くとき P が描く曲線の概形を描け,

(6) (1)で求めた P の座標を ( x( t), y( t) ) とするとき, t1t 2 |y (t )| x (t ) dt の値を求めよ,ここで, |y (t )| y (t ) の絶対値, x (t ) x (t ) の導関数を表す.

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