2021 東京理科大学 理学部応用数学科2月5日実施MathJax

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2021 東京理科大学 理学部

応用数学科B方式

2月5日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】    内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ. ただし,     2 けた の数,         4 けた の数,           5 けた の数,             6 けた の数を表すものとする.また, などが 2 度以上現れる場合, 2 度目以降は のように網掛けで表記するものとする.なお,根号を含む値は,根号の中の自然数が最小になる形で表すこと.

X2- X-1= 0

の二つの実数解を a b a>b とする.ここで数列 { Ln }

Ln= an+ bn n1

によって定める.

L1= L2= L3=

である.数列 { Ln } において,すべての自然数 n に対して,

Ln+ 2= Ln+1 + Ln

が成立する.よって, Ln= 29 を満たす自然数 n の値は

n=

である.

 各項が有理数である数列 { Pn } および { Qn } を用いて,すべての自然数 n に対して,

an= Pn+ Qn

と表すことができる.この表し方から,関係式

Pn+ 1= Pn+ Qn

が得られる.また, bn も同様に P n Qn および で表した式をあわせて考えれば

Pn= Ln

であることが分かる.以上より,

Qn= Ln+1 Ln

となる.さらに,

limn Qn+1 Qn = +

である.

 ある自然数 k に対して, Lk= 1364 かつ 3570 Lk+ 23572 となる.このとき,

Lk+ 1=

かつ

Lk+2 =

である.

 自然数 n に対し, Ln 5 で割った余りを Mn とする.このとき

M10000=

である.

 また,ある自然数 m に対して, Lm= 439204 かつ 710640 Lm +1 710650 となる.このとき,

Lm+ 1=

であり,

am= +

である.

2021 東京理科大学 理学部応用数学科B方式

2月5日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】  a b n を正の整数とする.袋の中に赤い球が a 個,青い球が b 個入っているとする.下記の操作を n 回繰り返したとき,その n 回目の操作時に袋から赤い球が取り出される確率を P (a ,b,n ) とする.

操作:袋から球を一つ取り出す.ただし,袋の中に入っている球を取り出す確率はどれも等しいとする.取り出した球の色を確認してから袋に戻し,更にそれと同じ色の球を一つ袋に加える.

(1)(a)  P( 6,2,2 ) を求めよ.

(b)  P (5, 3,2 ) を求めよ.

(2)(a)  P( 5,2,3 ) を求めよ.

(b)  n2 に対し, P( a,b,n ) P (a +1,b, n-1 ) P (a ,b+1, n-1 ) を用いて

P( a,b,n )=α P( a+1,b ,n-1 ) +P (a,b +1,n- 1)

と表すことを考える.上式および α +β=1 を満たす正の実数 α β a b で表せ.

(3)  P( 5,2,300 ) を求めよ.

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