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【1】 コインを投げて表が出たら点,裏が出たら点とするゲームを考える.自然数に対し,はこのルールの下での回のコイン投げによる点数の合計を表すものとする.ゲームを始めるときの点数は点とし,とおく.なお,このコイン投げでは表が出る確率はとする.
〔1〕 が正である確率はであり,である確率はである.
〔2〕 自然数に対し,とおく.との積がである確率はであり,ととの積がである確率はである.
〔3〕 自然数を進法で表現したとき,は,数字とを用いて表すことができる.例えば,と表せる.(は自然数)の位の数字がであるとき,その位に対して〔2〕で定めたを対応させる.
これらのの積をとする.すなわちである.このとき,であり,である.また,である確率はであり,である確率はである.
となるとき,である.このときである確率がであるようなを一番小さいものから順に並べて番目までを足したときの和はとなる.ただしは自然数である.
(とはを用いて表すこと)
【2】 原点をとする座標空間において,点を考える.ただし,である.
四面体に内接する球の半径を求める.
三角形を含む平面に垂直なベクトルをとすると,よりであり,より,である.ゆえに,平面上の任意の点の座標をとすると,より,は
の関係式を満たす.
内接する球の半径をとすると,球の中心の座標は,となる.四面体に内接する球と三角形との接点をとすると,はと平行であるので,を満たす.よって,である.点は平面上の点であるので,
が得られる.この式とであることよりが得られる.例えば,のとき,となる.また,であるとき,原点から平面に下ろした垂線と平面との交点をとするとその座標はとなり,である.
(はのいずれかを用いて表すこと)