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2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
[1] 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて三角比の表を用いてもよい.
火災時に,ビルの高層階に取り残された人を救出する際,はしご車を使用することがある.
図1
図1のはしご車で考える.はしごの先端をはしごの支点をとする.はしごの角度(はしごと水平面のなす角の大きさ)はまで大きくすることができ,はしごの長さはまで伸ばすことができる.また,はしごの支点は地面からの高さにあるとする.
以下,はしごの長さはに固定して考える.また,はしごは太さを無視して線分とみなし,はしご車は水平な地面上にあるものとする.
(1) はしごの先端の最高到達点の高さは,地面からである.小数第位を四捨五入して答えよ.
(2) 図1のはしごは,図2のように,点で,が鉛直方向になるまで下向きに屈折させることができる.の長さはである.
図3のように,あるビルにおいて,地面からの高さにある位置を点とする.障害物のフェンスや木があるため,はしご車をの長さがとなる場所にとめる.ここで,点は,点の真下で,点と同じ高さにある位置である.
このとき,はしごの先端が点に届くかどうかは,障害物の高さや,はしご車と障害物の距離によって決まる.そこで,このことについて後の(ⅰ),(ⅱ)のように考える.
ただし,はしご車,障害物,ビルは同じ水平な地面上にあり,点はすべて同一平面上にあるものとする.
図2 |
図3 |
(ⅰ) はしごを点で屈折させ,はしごの先端が点に一致したとすると,の大きさはおよそになる.
については,最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
(ⅱ) はしご車に最も近い障害物はフェンスで,フェンスの高さは以上あり,障害物の中で最も高いものとする.フェンスは地面に垂直で点の間にあり,フェンスととの交点から点までの距離はである.また,フェンスの厚みは考えないとする.
このとき,次ののフェンスの高さのうち,図3のように,はしごがフェンスに当たらずに,はしごの先端を点に一致させることができる最大のものは,である.
の解答群
[2] 三角形は,与えられた辺の長さや角の大きさの条件によって,ただ一通りに決まる場合や二通りに決まる場合がある.
以下,においてとする.
(1) とする.このとき,であり,はただ一通りに決まる.
(2) とする.このとき,またはであり,は二通りに決まる.さらに,どちらの場合もの面積はである.
(3) とする.このとき,の長さのとり得る値の範囲は,点と直線との距離を考えることにより,である.
またはのとき,はただ一通りに決まる.特に,のとき,はであり,のとき,はである.
また,のとき,である.
したがって,の形状について,次のことが成り立つ.
・のとき,は
・のとき,は
・かつのとき,は
については,最も適当なものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.
直角三角形 | 二等辺三角形 |
直角二等辺三角形 | 正三角形 |
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
ただ一通りに決まり,それは鋭角三角形である
ただ一通りに決まり,それは直角三角形である
ただ一通りに決まり,それは鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに鋭角三角形である
二通りに決まり,それらは鋭角三角形と直角三角形である
二通りに決まり,それらは鋭角三角形と鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに直角三角形である
二通りに決まり,それらは直角三角形と鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに鈍角三角形である
2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
次のようにして,長方形の辺上に点をとり,内部に点をとることを考える.
参考図
辺上に点と異なる点をとる.辺上に点をがになるようにとる.を通り,直線と垂直に交わる直線をとする.が頂点以外の点で辺と交わるとき,と辺の交点をとする.
点を通りと垂直に交わる直線をとする.と辺との交点をとする.点を通りと垂直に交わる直線をとする.と直線との交点をとする.
(1) のとき,が頂点以外の点で辺と交わるときのの値の範囲はである.このとき,四角形の面積の最大値はである.
のとき,四角形の面積の最大値はである.
(2) とする.が頂点以外の点で辺と交わるときのの値の範囲は
である.
点がを満たす範囲を動くとする.四角形の面積の最大値がとなるときのの値の範囲は
である.
がを満たすとき,がを満たす範囲を動いたときの四角形の面積の最大値は
である.
【4】 国土交通省では「全国道路・街路交通情勢調査」を行い,地域ごとのデータを公開している.以下では,年と年に地域で調査された高速道路の交通量と速度を使用する.交通量としては,それぞれの地域において,ある日にある区間を走行した自動車の台数(以下,交通量という.単位は台)を用いる.また,速度としては,それぞれの地域において,ある区間を走行した自動車の走行距離および走行時間から算出した値(以下,速度という.単位はを用いる.
(1) 図1と図2はそれぞれ年と年の速度のヒストグラムである.なお,ヒストグラムの各階級の区間は,左側の数値を含み,右側の数値を含まない.
図1 年の速度のヒストグラム |
図2 年の速度のヒストグラム |
(出典:国土交通省のWebページにより作成)
図1のヒストグラムにおいて,速度の最頻値はであり,中央値が含まれる階級の階級値はである.
図2のヒストグラムにおいて,速度の最大値が含まれる階級はであり,最小値が含まれる階級はである.
図1と図2のヒストグラムを比較して,年の地域数から年の地域数を引いた差の絶対値が最も大きい階級はである.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
以上未満 | 以上未満 |
以上未満 | 以上未満 |
以上未満 | 以上未満 |
以上未満 | 以上未満 |
以上未満 | 以上未満 |
(2) 表1は,年の交通量と速度の平均値,標準偏差および共分散である.ただし,共分散は交通量の偏差と速度の偏差の積の平均値である.
表1 年の交通量と速度の平均値,標準偏差および共分散
平均値 | 標準偏差 | 共分散 | |
交通量 | |||
速度 |
この表より,の比の値は,小数第位を四捨五入すると,交通量についてはであり,速度についてはである.また,交通量と速度の相関係数はである.
また,図3は,年の交通量と速度の散布図である.なお,この散布図には,完全に重なっている点はない.
図3 年の交通量と速度の散布図 (出典:国土交通省のWebページにより作成) |
年の交通量のヒストグラムは,図3を参考にすると,である.なお,ヒストグラムの各階級の区間は,左側の数値を含み,右側の数値を含まない.また,表1および図3から読み取れることとして,後ののうち,正しいものはとである.
については,最も適当なものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.
の解答群
の解答群(解答の順序は問わない.)
交通量が以上のすべての地域の速度は未満である.
交通量が未満のすべての地域の速度は以上である.
速度が平均値以上のすべての地域では,交通量が平均値以上である.
速度が平均値未満のすべての地域では,交通量が平均値未満である.
交通量が以上の地域は,ちょうど地域存在する.
速度が未満の地域は,ちょうど地域存在する.
(3) 図4は,年と年の速度の散布図である.ただし,原点を通り,傾きがである直線(点線)を補助的に描いている.また,この散布図には,完全に重なっている点はない.
図4 年と年の速度の散布図 (出典:国土交通省のWebページにより作成) |
地域について,年より年の速度が速くなった地域群を群,遅くなった地域群を群とする.群の地域数はである.
群において,年より年の速度が,以上遅くなった地域数はであり,以上遅くなった地域数はである.
群の年の速度については,第四分位数は中央値は第四分位数はであった.次の(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)は群と群の年の速度に関する記述である.
(Ⅰ) 群の速度の範囲は,群の速度の範囲より小さい.
(Ⅱ) 群の速度の第四分位数は,群の速度の第四分位数より小さい.
(Ⅲ) 群の速度の四分位範囲は,群の速度の四分位範囲より小さい.
(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)の正誤の組合せとして正しいものはである.
の解答群
(Ⅰ) | 正 | 正 | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 | 誤 |
(Ⅱ) | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
(Ⅲ) | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
(4) 図5は年の速度の箱ひげ図である.図6は図3を再掲したものであり,年の交通量と速度の散布図である.これらの速度からあたりの走行時間(分)を考える.例えば,速度がの場合は,時間あたりの走行距離がなので,あたりの走行時間はの小数第位を四捨五入して分となる.
このようにして年の速度をあたりの走行時間に変換したデータの箱ひげ図はであり,年の交通量とあたりの走行時間の散布図はである.なお,解答群の散布図には,完全に重なっている点はない.
図5 年の速度 の箱ひげ図 |
図6 年の交通量と 速度の散布図 |
(出典:国土交通省のWebページにより作成) |
の解答群
の解答群
2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
[3] 三角形は,与えられた辺の長さや角の大きさの条件によって,ただ一通りに決まる場合や二通りに決まる場合がある.
以下,においてとする.
(1) とする.このとき,であり,はただ一通りに決まる.
(2) とする.このとき,の長さのとり得る値の範囲は,点と直線との距離を考えることにより,である.
またはのとき,はただ一通りに決まる.
また,のとき,である.
したがって,の形状について,次のことが成り立つ.
・のとき,は
・のとき,は
・かつのとき,は
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
ただ一通りに決まり,それは鋭角三角形である
ただ一通りに決まり,それは直角三角形である
ただ一通りに決まり,それは鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに鋭角三角形である
二通りに決まり,それらは鋭角三角形と直角三角形である
二通りに決まり,それらは鋭角三角形と鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに直角三角形である
二通りに決まり,それらは直角三角形と鈍角三角形である
二通りに決まり,それらはともに鈍角三角形である
[2] 国土交通省では「全国道路・街路交通情勢調査」を行い,地域ごとのデータを公開している.以下では,年と年に地域で調査された高速道路の交通量と速度を使用する.交通量としては,それぞれの地域において,ある日にある区間を走行した自動車の台数(以下,交通量という.単位は台)を用いる.また,速度としては,それぞれの地域において,ある区間を走行した自動車の走行距離および走行時間から算出した値(以下,速度という.単位はを用いる.
(1) 表1は,年の交通量と速度の平均値,標準偏差および共分散である.ただし,共分散は交通量の偏差と速度の偏差の積の平均値である.
表1 年の交通量と速度の平均値,標準偏差および共分散
平均値 | 標準偏差 | 共分散 | |
交通量 | |||
速度 |
この表より,の比の値は,小数第位を四捨五入すると,交通量についてはであり,速度についてはである.また,交通量と速度の相関係数はである.
また,図1は,年の交通量と速度の散布図である.なお,この散布図には,完全に重なっている点はない.
図1 年の交通量と速度の散布図 (出典:国土交通省のWebページにより作成) |
年の交通量のヒストグラムは,図1を参考にすると,である.なお,ヒストグラムの各階級の区間は,左側の数値を含み,右側の数値を含まない.また,表1および図1から読み取れることとして,後ののうち,正しいものはとである.
については,最も適当なものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.
の解答群
の解答群(解答の順序は問わない.)
交通量が以上のすべての地域の速度は未満である.
交通量が未満のすべての地域の速度は以上である.
速度が平均値以上のすべての地域では,交通量が平均値以上である.
速度が平均値未満のすべての地域では,交通量が平均値未満である.
交通量が以上の地域は,ちょうど地域存在する.
速度が未満の地域は,ちょうど地域存在する.
(2) 図2は,年と年の速度の散布図である.ただし,原点を通り,傾きがである直線(点線)を補助的に描いている.また,この散布図には,完全に重なっている点はない.
図2 年と年の速度の散布図 (出典:国土交通省のWebページにより作成) |
地域について,年より年の速度が速くなった地域群を群,遅くなった地域群を群とする.群の地域数はである.
群において,年より年の速度が,以上遅くなった地域数はであり,以上遅くなった地域数はである.
群の年の速度については,第四分位数は中央値は第四分位数はであった.次の(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)は群と群の年の速度に関する記述である.
(Ⅰ) 群の速度の範囲は,群の速度の範囲より小さい.
(Ⅱ) 群の速度の第四分位数は,群の速度の第四分位数より小さい.
(Ⅲ) 群の速度の四分位範囲は,群の速度の四分位範囲より小さい.
(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)の正誤の組合せとして正しいものはである.
の解答群
(Ⅰ) | 正 | 正 | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 | 誤 |
(Ⅱ) | 正 | 正 | 誤 | 誤 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
(Ⅲ) | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
(3) 図3は年の速度の箱ひげ図である.図4は図1を再掲したものであり,年の交通量と速度の散布図である.これらの速度からあたりの走行時間(分)を考える.例えば,速度がの場合は,時間あたりの走行距離がなので,あたりの走行時間はの小数第位を四捨五入して分となる.
このようにして年の速度をあたりの走行時間に変換したデータの箱ひげ図はであり,年の交通量とあたりの走行時間の散布図はである.なお,解答群の散布図には,完全に重なっている点はない.
図3 年の速度 の箱ひげ図 |
図4 年の交通量と 速度の散布図 |
(出典:国土交通省のWebページにより作成) |
の解答群
の解答群
2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
【3】 花子さんと太郎さんは,得点に応じた景品を一つもらえる,さいころを使った次のゲームを行う.ただし,得点なしの場合は景品をもらえない.
ゲームのルール
・最初にさいころを回投げる.
・さいころを回投げた後に,続けて回目を投げるかそれとも回で終えて回目を投げないかを,自分で決めることができる.
・回目を投げた場合は,出た目の合計をで割った余りをとする.回目を投げなかった場合は,回目に出た目をで割った余りをとする.
・が決まった後に,さいころをもう回投げ出た目が未満の場合はを得点とし,出た目が以上のときは得点なしとする.
(1) 回目に投げたさいころの目にかかわらず回目を投げる場合を考える.となるのは出た目の合計がまたはの場合であるから,となる確率はである.また,となる確率はである.
(2) 花子さんは点以上の景品が欲しいと思い,となる確率が最大となるような戦略を考えた.
例えば,さいころを回投げたところ,出た目はであったとする.この条件のもとでは,回目を投げない場合は確実にとなるが,回目を投げるととなる確率はである.よって,この条件のもとでは回目を投げない方がとなる確率は大きくなる.
回目に出た目が以外の場合も,このように回目を投げない場合と投げる場合を比較すると,花子さんの戦略は次のようになる.
花子さんの戦略
回目に投げたさいころの目を6で割った余りがのときのみ,回目を投げる.
回目に投げたさいころの目が以外の場合も考えてみると,いずれの場合も回目を投げたときにとなる確率はである.このことから,花子さんの戦略のもとでとなる確率はであり,この確率はより大きくなる.
の解答群
以下 | 以下 | 以下 |
以上 | 以上 | 以上 |
(3) 太郎さんは,どの景品でもよいからもらいたいと思い,得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた.
例えば,さいころを回投げたところ,出た目はであったとする.この条件のもとでは,回目を投げない場合,得点なしとなる確率はであり,回目を投げる場合,得点なしとなる確率はである.よって,回目に投げたさいころの目がであったときは,
回目に投げたさいころの目が以外の場合についても考えてみると,太郎さんの戦略は次のようになる.
太郎さんの戦略
回目に投げたさいころの目をで割った余りがのときのみ,回目を投げる.
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率はであり,この確率は,回目に投げたさいころの目にかかわらず回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる.
の解答群
回目を投げない方が得点なしとなる確率は小さい
回目を投げた方が得点なしとなる確率は小さい
回目を投げても投げなくても得点なしとなる確率は変わらない
の解答群
以下 | 以下 | 以下 |
以上 | 以上 | 以上 |
2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
【4】(1) 整数がを満たすとする.に注意すると,をで割った余りがとなるのはのときである.
(2) 三つの整数が
を満たすとする.このとき
が整数となるを求めよう.
の値が整数のとき,その値をとすると
となる.の両辺にを掛けると
となる.これより
となることから,をで割った余りはなのでである.
同様にして
および
であることに注意すると,およびが得られる.
なお,をに代入するとであることがわかる.
(3) 三つの整数が
を満たすとする.次の形の整数
をで割った余りがそれぞれであるとする.このとき,を求めよう.をで割った余りがであることからとなる.同様にしてとなる.
を上で求めた値として,整数を
で定める.このとき,で割った余りがそれぞれである整数は,ある整数を用いてと表すことができる.
(4) 整数を(3)で定めたものとする.をで割った余りがとなる正の整数のうち,最小のものはである.また,をで割った余りがとなる正の整数のうち,最小のものはとなる.さらに,をで割った余りがとなる正の整数のうち,最小のものはである.
をで割った余りをとするとき,を求めよう.をで割った余りを利用して(3)と同様に考えると,であることがわかる.
2022 大学入学共通テスト 追試
易□ 並□ 難□
定理 点は一直線上にこの順に並んでいるとし,点はこの直線上にないものとする.このとき,が成り立つならば,直線は点を通る円に接する.
この定理が成り立つことは,次のように説明できる.
直線は点を通る円に接しないとする.このとき,直線は円と異なる点で交わる.直線と円との交点で点とは異なる点をとすると
が成り立つ.点と点が異なることにより,の値との値は異なる.したがって,に矛盾するので,背理法により,直線は点を通る円に接するといえる.
の解答群(解答の順序は問わない.)
(2) において,とする.
このとき,の二等分線と辺との交点をとすると,である.直線上に,点とは異なり,となる点をとる.の二等分線と線分との交点をとし,直線との交点をとすると
である.
線分の中点をとすると,である.また
である.
の外心をとする.の外接円の半径がであることから,線分をに内分する点をとすると
であることがわかる.