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(1) のとき,であり
である.
一般に,のとき
である.
の解答群
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(2) 花子さんと太郎さんは,関数のとり得る値の範囲について話している.
花子:の範囲でを動かすとき,のとり得る値の範囲は実数全体だよね.
太郎:だけど,分子を少し変えるとどうなるかな.
とおく.
の範囲でを動かすとき,のとり得る値の範囲はであり,のとり得る値の範囲はである.
の解答群
実数全体 | 正の実数全体 |
の解答群
実数全体 | 正の実数全体 |
(3) はを満たすとし
とおく.の場合,は(2)で定めたと等しい.
の値を一つ定め,の範囲でのみを動かすとき,のとり得る値の範囲を考える.
のとり得る値の範囲がのとり得る値の範囲と異なるようなは
の解答群
存在しない | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する | 個以上存在する |
とおく.また,座標平面上の曲線をとする.
必要に応じて,次のことを用いてもよい.
曲線の平行移動
曲線を軸方向に軸方向にだけ平行移動した曲線の方程式は
である.
(1) を実数とし
とおく.また,座標平面上の曲線をとする.
(ⅰ) 関数はで極値をとるとする.
このとき,であるから,であり,はで極大値をとる.また,がで極大値をとるとき,である.
(ⅱ) とする.また,曲線とは点で交わるとし,一つの交点の座標はであるとする.このとき,であり,もう一方の交点の座標はである.また,とで囲まれた図形のうち,の範囲にある部分の面積はである.
(2) を実数とし
とおく.また,座標平面上の曲線をとする.
(ⅰ) 曲線を平行移動して,と一致させることができるかどうかを考察しよう.を軸方向に軸方向にだけ平行移動した曲線がと一致するとき
である.よって,であり
である.また,において,を代入すると,となる.
逆に,がを満たすとき,を軸方向に軸方向にだけ平行移動させるとと一致することが確かめられる.
(ⅱ) とする.このとき,曲線は曲線
を平行移動したものと一致する.よって,がで極大値をとるとき,はで極小値をとることがわかる.
(ⅲ) 次ののうち,平行移動によって一致させることができる二つの異なる曲線はとである.
の解答群(解答の順序は問わない.)
(1) である.また
である.
(2) 太郎さんと花子さんは,を満たす複素数が存在するかどうかについて話している.
太郎:方程式との両方を解く必要があるのかな.
花子:をで割ったときの余りに着目したらどうかな.
をで割ったときの余りをとすると
であり
が成り立つ.したがって,ならば,である.このことにより,ならば
でなければならないことがわかる.
太郎:を満たす複素数が求められたね.
花子:ちょっと待って.のの値でになるのかな.
のがを満たすかどうかを調べよう.
をで割ると
であるので,はで割り切れる.よって,のについてである.さらににより,が成り立つ.
したがって,を満たす複素数は
の解答群
存在しない | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する |
(3) の整式を
と定めると,次の式が成り立つ.
したがって,を満たす複素数は
の解答群
存在しない | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する | ちょうど個存在する |
ちょうど個存在する |
【3】 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて正規分布表を用いてもよい.
太郎さんのクラスでは,確率分布の問題として,個のさいころを同時に投げることを回繰り返す試行を行い,個ともの目が出た回数を表す確率変数の分布を考えることとなった.そこで,名の生徒がこの試行を行った.
(1) は二項分布に従う.このとき,とおくと,である確率は
である.
また,の平均(期待値)は標準偏差はである.
の解答群
回数 | 計 | |||||
人数 |
(2) 名全員の試行結果について,個ともの目が出た回数を調べたところ,次の表のような結果になった.なお,回以上出た生徒はいなかった.
この表をもとに,確率変数を考える.のとり得る値をとし,各値の相対度数を確率として,の確率分布を次の表のとおりとする.
計 | ||||||
このとき,の平均は標準偏差はである.
(3) 太郎さんは,(2)の実際の試行結果から作成した確率変数の分布について,二項分布ののように,その確率の値を数式で表したいと考えた.そこで,である確率が最大であり,かつ,それら二つの確率が等しくなっている確率分布について先生に相談したところ,の代わりとして,新しく次のような確率変数を提案された.
先生の提案
のとり得る値はであり,である確率を
とする.ただし,を正の定数とする.また,であり,である.
このとき,(2)と同様にの確率分布の表を作成することにより,であることがわかる.
の平均は標準偏差はであり,が成り立つ.また,である確率が最大であり,かつ,それら二つの確率は等しい.これらのことから,太郎さんは提案されたこのの確率分布を利用することを考えた.
(4) (3)で考えた確率変数の確率分布をもつ母集団を考え,この母集団から無作為に抽出した大きさの標本を確率変数とし,標本平均をとする.
の平均を標準偏差をとおくと,である.
の解答群
また,標本の大きさが十分に大きいとき,は近似的に正規分布に従う.さらに,が増加するとはので,の分布曲線と,との大小関係に注意すれば,が増加するとはことがわかる.
ここで,とおくと,が十分に大きいとき,確率変数は近似的に標準正規分布に従う.このことを利用すると,のとき,標本の大きさは十分に大きいので
である.ただし,の計算においては,とする.
の確率分布においては極端に大きな値をとっていることがわかり,とは等しいとはみなせない.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
小さくなる | 変化しない | 大きくなる |
の解答群
を満たすとする.また,数列は,初項がで
を満たすとする.さらに,とおく.
(1) である.また,階差数列を考えることにより
であることがわかる.さらに
を得る.
(2) である.また,すべての自然数に対して
が成り立つ.
の解答群
(3) (2)から
が成り立つことがわかる.また,とおくと
が成り立つこともわかる.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(4) 数列の初項を変えたらどうなるかを考えてみよう.つまり,初項がで
を満たす数列を考える.
すべての自然数に対して
が成り立つ.
また,とおく.が成り立つとき,である.このとき
も成り立つ.
ただし,は,文字を用いない形で答えること.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
がある.また,次の図のように,点を四角形がそれぞれひし形になるようにとる.さらに,点を四角形がそれぞれひし形になるようにとる.
ただし,座標空間における四角形を考える際には,その四つの頂点が同一平面上にあるものとする.
(1) 点の座標は
である.
また,
となる.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(2) ひし形とが合同であるとする.
対応する対角線の長さが等しいことから,であることがわかる.
直線上に点をが直角となるようにとる.
実数を用いてと表せる.とが垂直であること,および
であることにより
であることがわかる.
(3) 実数および点を(2)のようにとり,点を通る平面をとするとき,次のことについて考察しよう.
考察すること
平面と点の位置関係
も直角であるので,と平面は垂直であることに注意する.
直線と平面の交点をとする.
実数を用いて
と表せる.がと垂直であることにより
であることがわかる.
座標空間から平面を除いた部分は,を境に,原点を含む側と含まない側に分けられる.このとき,点はにあり,点はにある.
の解答群
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
上
を含む側
を含まない側