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2025年度用試作問題数学IIBC

配点15点

正解と配点

数学II分野

【1】 2021年大学入試共通テスト本試験数学II,IIB共通【1】[1] 2021-10000-0201と同一問題(新規ウインドウで開く)

2025年度用試作問題数学IIBC

配点15点

ただし,解答記号はアからサまで

正解と配点

数学II分野

【2】 2021年大学入試共通テスト本試験数学II,IIB【1】[2]2021-10000-0202と同一問題(新規ウインドウで開く)

2025年度用試作問題数学IIBC

配点22点

正解と配点

数学II分野

2021年大学入試共通テスト本試験数学II,IIB【2】を改変(新規ウインドウで開く)

【3】(1) 座標平面上で,次の二つの 2 次関数のグラフについて考える.

y=3x 2+2x +3
y=2x 2+2x+ 3

2 次関数のグラフには次の共通点がある.

共通点

y 軸との交点における接線の方程式は y= x + である.

 次の 0 5 2 次関数のグラフのうち, y 軸との交点における接線の方程式が y= x + となるものは である.

  の解答群

0   y=3x 2-2x -3 1   y=-3 x2+2 x-3
2   y=2x 2+2x -3 3   y=2x 2-2x +3
4   y=-x2 +2x+3 5   y=-x2 -2x+3

  a b c 0 でない実数とする.

 曲線 y=a x2+ bx+c 上の点 (0 , ) における接線を l とすると,その方程式は y= x + である.

 接線 l x 軸との交点の x 座標は キク である.

  a b c が正の実数であるとき,曲線 y=a x2+b x+c と接線 l および直線 x= キク で囲まれた図形の面積を S とすると

S=a c b

である.

  において, a=1 とし, S の値が一定となるように正の実数 b c の値を変化させる.このとき, b c の関係を表すグラフの概形は である.

  については,最も適当なものを次の 0 5 のうちから一つ選べ.

0

1

2

2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図 2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図 2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図

3

4

5

2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図 2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図 2021年大学入学共通テスト本試験数学II【2】2021100000203の図

(2)  a b c d 0 でない実数とする.

  f( x)=a x3+b x2+c x+d とする.このとき,関数 y =f( x) のグラフと y 軸との交点における接線の方程式は y = x + である.

 次に, g(x )= x+ とし, f(x )-g (x) について考える.

  y=f( x) のグラフと y=g (x ) のグラフの共有点の x 座標は タチ である.また, x タチ の間を動くとき, |f( x)-g (x) | の値が最大となるのは, x= トナニ ヌネ のときである.

2025年度用試作問題数学IIBC

配点16点

【4】〜【7】から3題選択

正解と配点

数学B分野

2021年大学入試共通テスト本試験数学IIB【4】を改変(新規ウインドウで開く)

易□ 並□ 難□

【4】 初項 3 公差 p の等差数列を {a n} とし,初項 3 公比 r の等比数列を {b n} とする.ただし, p0 かつ r0 とする.さらに,これらの数列が次を満たすとする.

anb n+1- 2an+ 1bn +3bn +1=0 n =1 2 3

(1)  p r の値を求めよう.自然数 n について, an an+1 bn はそれぞれ

an= +( n-1) p
an+1 = +n p
bn= rn-1  

と表される. r0 により,すべての自然数 n について, bn0 となる. bn +1bn =r であることから, の両辺を bn で割ることにより

an+1= r(an + )

が成り立つことがわかる. を代入すると

(r - ) pn= r(p - ) +

となる. がすべての n で成り立つことおよび p0 により, r= を得る.さらに,このことから, p= を得る.

 以上から,すべての自然数 n について, an bn が正であることもわかる.

(2) 数列 {a n} に対して,初項 3 の数列 { cn} が次を満たすとする.

anc n+1- 4an+ 1cn +3cn +1=0 n =1 23

  an が正であることから, を変形して, cn+1 = an+ 1an + cn を得る.さらに, p= であることから,数列 { cn) ことがわかる.

  の解答群

0  すべての項が同じ値をとる数列である

1  公差が 0 でない等差数列である

2  公比が 1 より大きい等比数列である

3  公比が 1 より小さい等比数列である

4  等差数列でも等比数列でもない

(3)  q u は定数で, q0 とする.数列 { bn} に対して,初項 3 の数列 { dn} が次を満たすとする.

dnb n+1- qdn+ 1bn +ub n+1= 0 n= 12 3

  r= であることから, を変形して, dn+1 = q (d n+u ) を得る.したがって,数列 { dn} が,公比が 0 より大きく 1 より小さい等比数列となるための必要十分条件は, q> かつ u= である.

2025年度用試作問題数学IIBC

【4】〜【7】から3題選択

配点16点

正解と配点

数学B分野

【5】 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて正規分布表を用いてもよい.

 花子さんは,マイクロプラスチックと呼ばれる小さなプラスチック片(以下,MP)による海洋中や大気中の汚染が,環境問題となっていることを知った.花子さんたち 49 人は,面積が 50 a (アール)の砂浜の表面にあるMPの個数を調べるため,それぞれが無作為に選んだ 20 cm 四方の区画の表面から深さ 3 cm までをすくい,MPの個数を研究所で数えてもらうことにした.そして,この砂浜の 1 区画あたりのMPの個数を確率変数 X として考えることにした.

 このとき, X の母平均を m 母標準偏差を σ とし,標本 49 区画の 1 区画あたりのMPの個数の平均値を表す確率変数を X とする.

 花子さんたちが調べた 49 区画では,平均値が 16 標準偏差が 2 であった.

(1) 砂浜全体に含まれるMPの全個数 M を推定することにする.

 花子さんは,次の方針で M を推定することとした.

方針

 砂浜全体には 20 cm 四方の区画が 125000 個分あり, M=125000 ×m なので, M W =125000× X で推定する.

 確率変数 X は,標本の大きさ 49 が十分に大きいので,平均 標準偏差 の正規分布に近似的に従う.

 そこで,方針に基づいて考えると,確率変数 W は平均 標準偏差 の正規分布に近似的に従うことがわかる.

 このとき, X の母標準偏差 σ は標本の標準偏差と同じ σ =2 と仮定すると, M に対する信頼度 95 % の信頼区間は

オカキ × 104 M クケコ ×10 4

となる.

  の解答群

0   m 1   4m 2   7m 3   16m
4   49m 5   X 6   4X 7   7X
8   16X 9   49X   

  の解答群

0   σ 1   2σ 2   4σ 3   7σ
4   49σ 5   σ 2 6   σ 4 7   σ 7
8   σ 49    

  の解答群

0   16 49 m 1   4 7 m 2   49m
3   125000 49 m 4   125000m 5   16 49 X
6   4 7 X 7   49X 8   125000 49 X
9   125000 X   

  の解答群

0   σ 49 1   σ 7 2   49σ
3   125000 49 σ 4   31250 7 σ 5   125000 7 σ
6   31250σ 7   62500σ 8   125000 σ
9   250000σ   

(2) 研究所が昨年調査したときには, 1 区画あたりのMPの個数の母平均が 15 母標準偏差が 2 であった.今年の母平均 m が昨年とは異なるといえるかを,有意水準 5 % で仮説検定をする.ただし,母標準偏差は今年も σ =2 とする.

 まず,帰無仮説は「今年の母平均は であり,対立仮説は「今年の母平均は である.

 次に,帰無仮説が正しいとすると, X は平均 標準偏差 の標準正規分布に近似的に従うため,確率変数 Z = X - は標準正規分布に近似的に従う.

 花子さんたちの調査結果から求めた Z の値を z とすると,標準正規分布において確率 P (Z -| z| ) と確率 P (Z | z| ) の和は 0.05 よりも ので,有意水準 5 % で今年の母平均 m は昨年と

  の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0   X である 1   m である
2   15 である 3   16 である
4   X ではない 5   m ではない
6   15 ではない 7   16 ではない

  の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0   4 49 1   2 7 2   16 49 3   4 7
4   2 5   15 7 6   4 7   15
8   16    

  の解答群

0  大きい 1  小さい

  の解答群

0  異なるといえる 1  異なるといえない

2025年度用試作問題数学IIBC

【4】〜【7】から3題選択

配点16点

正解と配点

数学C分野

2021年大学入試共通テスト本試験数学IIB【5】を改変(新規ウインドウで開く)

【6】  1 辺の長さが 1 の正五角形の対角線の長さを a とする.

2021年大学入学共通テスト本試験数学IA【5】2021100000208の図

(1)  1 辺の長さが 1 の正五角形 O A1 B1 C1 A2 考える.

 正五角形の性質から A1 A2 B 1C1 は平行であり,ここでは

A1 A2 = B1 C1

であるから

B1 C1 = 1 A1 A2 =1 ( OA2 - OA 1 )

 また, OA 1 A2B 1 は平行で,さらに, OA 2 A 1C1 も平行であることから

B1 C1 =B1 A2 +A2 O +O A1 +A 1C1

=- O A1 -O A2 +O A1 + O A2

=( - ) ( OA2 - OA1 )

となる.したがって

1 = -

が成り立つ. a>0 に注意してこれを解くと, a=1 +52 を得る.

2021年大学入学共通テスト本試験数学IA【5】2021100000208の図

(2) 右の図のような, 1 辺の長さが 1 の正十二面体を考える.正十二面体とは,どの面もすべて合同な正五角形であり,どの頂点にも三つの面が集まっているへこみのない多面体のことである.

 面 O A1B 1C1 A2 に着目する. OA 1 A 2B1 が平行であることから

OB 1= OA 2+ A2 B1 =O A2 + OA 1

である.また

OA 1 OA 2= -

を得る.ただし, は,文字 a を用いない形で答えること.

2021年大学入学共通テスト本試験数学IA【5】2021100000208の図

 次に,面 O A2B 2C2 A3 に着目すると

O B2 =O A3 + O A2

である.さらに

OA 2 OA 3 =O A3 O A1 = -

が成り立つことがわかる.ゆえに

OA 1 OB 2 = OB 1 OB 2 =

である.

  の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0   0 1   1 2   -1
3   1+ 52 4   1- 52 5   -1+ 52
6   -1- 52 7   -1 2 8   -1+ 54
9   -1- 54    
2021年大学入学共通テスト本試験数学IA【5】2021100000208の図

 最後に,面 A2 C1DE B2 に着目する.

B2 D = A2 C1 =O B1

であることに注意すると, 4 O B1 D B2 は同一平面上にあり,四角形 O B1 DB 2 ことがわかる.

  の解答群

0  正方形である

1  正方形ではないが,長方形である

2  正方形ではないが,ひし形である

3  長方形でもひし形でもないが,平行四辺形である

4  平行四辺形ではないが,台形である

5  台形でない

 ただし,少なくとも一組の対辺が平行な四角形を台形という.

2025年度用試作問題数学IIBC

【4】〜【7】から3題選択

配点4点

正解と配点

数学C分野

【7】

[1]  a b c d f を実数とし, x y の方程式

ax 2+b y2+ cx+d y+f =0

について,この方程式が表す座標平面上の図形をコンピュータソフトを用いて表示させる.ただし,このコンピュータソフトでは a b c d f の値は十分に広い範囲で変化させられるものとする.

  a b c d f の値を a =2 b=1 c=- 8 d=-4 f=0 とすると図1のように楕円が表示された.

2025年度試作問題数学IIBC【7】[1]2022100000607の図

図1

 方程式 ax 2+b y2+ cx+d y+f =0 a c d f の値は変えずに, b の値だけを b 0 の範囲で変化させたとき,座標平面上には

  の解答群

0  つねに楕円のみが現れ,円は現れない

1  楕円,円が現れ,他の図形は現れない

2  楕円,円,放物線が現れ,他の図形は現れない

3  楕円,円,双曲線が現れ,他の図形は現れない

4  楕円,円,双曲線,放物線が現れ,他の図形は現れない

5  楕円,円,双曲線,放物線が現れ,また他の図形が現れることもある

2025年度用試作問題数学IIBC

【4】〜【7】から3題選択

配点12点

正解と配点

数学C分野

【7】

[2] 太郎さんと花子さんは,複素数 w を一つ決めて, w w2 w3 によって複素数平面上に表されるそれぞれの点 A1 A2 A3 を表示させたときの様子をコンピュータソフトを用いて観察している.ただし,点 w は実軸より上にあるとする.つまり, w の偏角を arg w とするとき, w0 かつ 0 <argw <π を満たすとする.

 図1,図2,図3は, w の値を変えて点 A 1 A 2 A 3 A20 を表示させたものである.ただし,観察しやすくするために,図1,図1,図3の間では,表示範囲を変えている.

2025年度試作問題数学IIBC【7】[2]2022100000608の図 2025年度試作問題数学IIBC【7】[2]2022100000608の図 2025年度試作問題数学IIBC【7】[2]2022100000608の図

図1

図2

図3

太郎: w の値によって, A1 から A 20 までの点の様子もずいぶんいろいろなパターンがあるね.あれ,図3は点が 20 個ないよ.

花子:ためしに A 30 まで表示させても図3は変化しないね.同じところを何度も通っていくんだと思う.

太郎:図3に対して, A1 A2 A3 と線分で結んで点をたどってみると図4のようになったよ.なるほど, A1 に戻ってきているね.

2025年度試作問題数学IIBC【7】[2]2022100000608の図

図4

 図4をもとに,太郎さんは, A1 A2 A3 と点をとっていって再び A 1 に戻る場合に,点を順に線分で結んでできる図形について一般に考えることにした.すなわち, A1 A n が重なるような n があるとき,線分 A1 A2 A2 A3 A n-1 An をかいてできる図形について考える.このとき, w=w n に着目すると | w|= であることがわかる.また,次のことが成り立つ.

1𝑘 n-1 に対して Ak Ak +1 = であり,つねに一定である.

2𝑘 n-1 に対して Ak +1 Ak Ak -1 = であり,つねに一定である.ただし, Ak +1 Ak Ak -1 は,線分 Ak Ak +1 を線分 Ak Ak -1 に重なるまで回転させた角とする.

 花子さんは, n=25 のとき,すなわち, A1 A 25 が重なるとき, A1 から A 25 までを順に線分で結んでできる図形が,正多角形になる場合を考えた.このような w の値は全部で 個である.また,このような正多角形についてどの場合であっても,それぞれの正多角形に内接する円上の点を z とすると, z はつねに を満たす.

  の解答群

0   |w+ 1| 1   |w- 1| 2   |w |+1
3   |w |-1   

  の解答群

0   argw 1   arg( -w) 2   arg 1w
3   arg( - 1w )   

  の解答群

0   |z| =1 1   |z- w|= 1
2   |z |= |w+ 1| 3   |z| =|w -1|
4   |z- w|= |w+ 1| 5   |z- w|= |w- 1|
6   |z |= | w+1| 2 7   |z |= |w- 1| 2
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