1933 第八高等学校入学選抜試験MathJax

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1933 第八高等学校

選抜試験

易□ 並□ 難□

【1】 係数 a b c が実数にして 3 a b 2c が等差級数をなす時 a x2 +bx +c=0 は常に実根を有することを証明せよ.

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【2】  x y は実数にして 3 x2 +2y 2=6 x なる時 x の最大値及び x 2+y 2 の最大値を求めよ.

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【3】 二定点 A B よりの距離の和が 28 糎なる点の軌跡と A B よりの距離の差が 2 糎なる点の軌跡との交りを頂点とする四辺形の面積を求めよ.但し AB= 14

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【4】 面積 1 平方糎なる凸四辺形 ABCD の各辺を延長し A B C D が夫々 DE AF BG CH の中点なる様に E F G H を取る時四辺形 EFGH の面積を求めよ.

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【5】 長さ 8 糎なる定線分 AB を一辺とし面積 12 平方糎なる鋭角三角形の重心の軌跡を求めよ.(証明を要せず)

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【6】 一台にて A B 両地間を往復する乗合自動車あり.或る日甲乙両人午前七時に A 地を発し語り合い乍ら徒歩にて B 地に向ひたるも,甲は途中より乗合自動車に乗りたる為め,乙よりも 2 時間 12 分早く B 地に着けり.又乙が甲に別れし後 B 地に着くまでに其自動車に会ひたる回数は自動車が A に向へる場合のみを数ふれば三回にして,途中の一本松の処は其二回目に当り,最後に会ひてすぐ次に其自動車が B 地につけるは乙の着後 6 分なりしと云ふ.乙の B 地に着ける時刻及び一本松より B 地までの距離如何.但し徒歩の速さは毎時 4 粁乗合自動車は速さ毎時 50 粁にして両終点に於ては 5 分間づつ停車するものとし,其他の停車時間は看過するものとす.

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