1959 北海道大学

Mathematics

Examination

Test

Archives

1959 北海道大学

数学I代数・解析I

易□ 並□ 難□

【1】  a を定数とする関数 a2 y= -|x -a| +a について

(1)  a=1 のとき のグラフをかけ.

(2)  a>0 のとき をみたす y の最大値,およびそのときの x の値を求めよ.

(3)  a>0 のとき x 軸で囲まれる部分で, 2 直線 y= 1 2 y =1 の間にある部分 S が存在するように, a の値の範囲を定めよ.

(4)  S の面積を b とするとき, b a で表わし, a b との関係をグラフにかけ.

1959 北海道大学

数学I代数・解析I

易□ 並□ 難□

【2】  f(x )=log (4-p 2+2 px- x2) -logq (x2 -4) がある.

(1)  q=-2 の場合:

(a)  p の値が   の範囲にあるとき, x のどんな実数値に対しても f (x) の値は存在しない.

(b)  f(x ) の値が存在するとき,その x の値の範囲は

(ⅰ)    p<   のとき  

(ⅱ)    <p   のとき  

 上の空欄をうめ,理由を書け.

(2)  p=1 の場合: q-1 のとき方程式 f (x)= 0 を解け.

1959 北海道大学

数学II・解析I

易□ 並□ 難□

【3】 定点 F( a,0) と直線 y= mx とがある.ただし a> 0 m0 とする.

(1)  1 P( x,y) から y= mx におろした垂線の足を H とすれば, PH=   である.空欄をうめよ.

(2)  PH=PF となるような点 P が描く曲線(すなわち F を焦点とし y= mx を準線とする放物線)の方程式を求めよ.

(3)  m の値をいろいろに変えるとき,(2)の放物線が通る点の存在する範囲を図示せよ.

1959 北海道大学

数学II・解析II

易□ 並□ 難□

【4】

(1) 分数関数 f (x)= a x2 +bx -bx +1 a >0 について

(ⅰ)  f (x) を求めよ.

(ⅱ)  f(x ) が範囲 1< x で増加関数であるための a b についての条件を求め,点 (a, b) の存在する範囲を図示せよ.

1959 北海道大学

数学II・解析II

易□ 並□ 難□

【4】

(2)  ABC において

(ⅰ)  cotB· cotC+ cotC· cotA+ cotA· cotB= p とおくとき, p の値を求めよ.

(ⅱ) (ⅰ)の結果をつかって cot A+cot B+cot C=3 のとき, ABC の形状を調べよ.

1959 北海道大学

数学III・解析II

易□ 並□ 難□

【5】 数列 a1 a2 an a 1= 32 a n+1 =- n(2 n+3 )(n +2) (2n +1) an n =1 2 であるとき

(1) 一般項 an を求めよ.

(2) 無限級数 n=1 an の部分和 Sn および和 S を求めよ.

1959 北海道大学

数学III・解析II

易□ 並□ 難□

【6】 放物線, y=x2 -ax +b b >0 がある.

(1) 原点 O とこの放物線上の点とを結ぶ直線の傾きが極大,極小となるような放物線上の点をそれぞれ P 1 P2 とするとき, P1 P 2 の座標を求めよ.

(2) 直線 OP 1 OP2 のそれぞれと,この放物線とは,どんな関係にあるか.

(3) 直線 OP 1 OP2 が直交するとき, a b との関係式を書け.

(4) 点 P1 と点 P2 との間にあるこの放物線上の点を P (α ,β) とするとき,直線 OP y 軸と放物線とで囲まれた部分の面積 S (α ) を求めよ.

1959 北海道大学

数学I幾何・幾何

易□ 並□ 難□

【7】 半径 r2 の円 O が半径 r の円 O に点 A で内接している.円 O の弦 PQ が円 O 2 M N で交わり,しかも弦 PQ は点 M N 3 等分されている.

(1) 直線 O O と弦 PQ とは直交することを示せ.

(2) 弦 PQ の長さを求めよ.

1959 北海道大学

数学I幾何・幾何

易□ 並□ 難□

1959年北海道大【8】の図

【8】 定三角形 ABC の辺 AB AC 上にそれぞれ点 M N AM ·AN= BM·NC となるようにとるとき, AMN の重心 G は定直線上にあることを示せ.



1959 北海道大学

幾何

易□ 並□ 難□

【9】 双曲線 4 y2- x2= 4 について

(1) 焦点 F F の座標,漸近線および双曲線上の点 ( x1, y1 ) を通る接線の方程式を書け.

(2)  P F PF の値を計算せよ.

(3) (1)で求めた接線が,漸近線にはさまれる部分の y 軸への正射影の中点の y 座標と,正射影の長さが 4 2 となるような接線の接点の座標を求めよ.

一般数学3問は未入手.

理類,水産類,医学進学課程は【1】〜【9】から6題選択.文類は一般数学を含めた12題から6題選択.

inserted by FC2 system