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1989-10264-0101
1989 東京学芸大学
A・B・D類数学科,J類教育情報科学科,J類自然環境科学科
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上で,行列 A =( ab cd ) で表される 1 次変換 f が,直線 2 ⁢x-y =0 と直線 2 ⁢x+3 ⁢y=6 のそれぞれをそれ自身にうつすとする.
(1) 行列 A を a を用いて表せ.
(2) 上の 2 直線と x 軸とで囲まれる三角形を f でうつしたとき,うつった図形の面積が 3 となるときの a の値を求めよ.
1989-10264-0102
【2】 座標空間内の直線 l1 ,l2 の方程式をそれぞれ
x+5= 6⁢( 2-y) =3⁢( 3-z ) ,2 ⁢x=3 ⁢(9 -y) =3⁢ (z- 2)
とする. l1 と l 2 の両方に直交する直線が l1 , l2 と交わる点をそれぞれ P1 , P2 とする.
(1) P 1 , P2 の座標を求めよ.
(2) P 1 , P2 をそれぞれ中心とし,半径が 4 の 2 つの球の共通部分の体積を求めよ.
1989-10264-0103
【3】 整式 Pn⁡ (x ) ( n=0 , 1 ,2 , ⋯ ) が
P0 ⁡(x )=1 , Pn +1′ ⁡(x )= Pn⁡ (x ), Pn ⁡(0 )=1
を満たすとする.ただし, Pn +1 ′⁡( x) は Pn+1 ⁡( x) の x に関する導関数を表す.
(1) Pn ⁡( x) を求めよ.
(2) 方程式 P2⁢ k-1 ⁡( x)= 0 ( k=1 , 2 ,3 , ⋯ ) は区間 - 2⁢k< x<0 において解をもつことを示せ.
(3) すべての実数 x に対して,不等式 P2⁢ k⁡ (x ) >0 ( k=1 , 2 ,3 , ⋯ ) が成り立つことを示せ.
1989-10264-0104
【4】 微分可能な関数 f ⁡( x) が f ⁡(0 )=0 を満たし,区間 0 <x≦1 で f ″⁡( x)< 0 であるとする.次のことがらを証明せよ.
(1) 関数 g ⁡(x )= f ⁡(x )x は区間 0 <x≦1 で減少する.
(2) 区間 0 <x≦1 で f ⁡(1 )≦g ⁡(x )≦f ′⁡( 0) が成り立つ.
(3) f⁡( 1)< ∫ 01 ex⁢ f⁡( x)⁢ dx<f ′⁡( 0) が成り立つ.
1989-10264-0105
A類家庭,B類家庭・技術,C類特殊教育
【1】 1 次変換 f を表す行列を ( 21 0 -1 ) とする. f によって座標平面上の集合 S ={ (x, y) |x -1≦y ≦4⁢x } が座標平面上の集合 T にうつされるとする.
(1) 集合 T を求め,それを図示せよ.
(2) a を正の定数とする.点 ( x,y ) が集合 T の中を動くとき, y-a ⁢x2 を最大にする点の座標と,そのときの値を求めよ.
1989-10264-0106
【2】 座標空間内の平面 x +y+z =3 を α とする.平面 α 上に点 ( 1,1, 1) を中心とする半径 1 の円 C がある.円 C の周上の点 P を通り,平面 α に垂直な直線が x y 平面と交わる点を Q とする.点 P が円 C の周上を動くとき,点 Q の軌跡の方程式を求めよ.
1989-10264-0107
【3】 ひし形 ABCD の 2 本の対角線の長さを AC =2 ,BD =6 とする.このひし形に内接するだ円を直線 BD のまわりに回転してできる回転体の体積の最大値を求めよ.