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1990-10081-0201
1990 東北大学 後期
教育・法・経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 図形 C: 7⁢x 2+3 ⁢y2 -4⁢ 3⁢x ⁢y=9 について,次の問いに答えよ.
(ⅰ) 図形 C を原点のまわりに 30° だけ回転した図形の方程式を求めよ.
(ⅱ) 図形 C を円 x2 +y2 =1 にうつす 1 次変換を表す行列
A=( a bc d )( a ,b ,c ,d は実数,a⁢ d-b⁢c >0 )
で,点 (3 ,1) を点 ( 1, 1 3 ) にうつすものを求めよ.
1990-10081-0202
【2】 a を 0< a<1 なる数とし, 2 つの放物線
C1: y=-3 ⁢x2 , C2: y=3⁢ x2- 18⁢a⁢ x+12⁢ a2
によって囲まれる図形の x≦ 1 の部分の面積を S とする.
(ⅰ) 0<a≦ 1 2 のとき, S を a で表せ.
(ⅱ) 1 2< a<1 のとき, S を a で表せ.
(ⅲ) 0<a< 1 における S の最大値と,そのときの a を求めよ.
1990-10081-0203
【3】 xy 平面の原点を O , 放物線 y2 =x 上の点を P , 放物線 y= x2 上の点を Q , Q における y= x2 の接線と x 軸の交点を R とする. P と Q を P≠ O, Q≠O , OP→ ⊥OQ→ となるように動かし,位置ベクトル OR → を
OR→ =p⁢ OP→+ q⁢OQ → (p , qは実数)
と表す. p と q の関係を求め,点 (p ,q) の描く図形をかけ.
1990-10081-0204
【4】 関数 f⁡ (x)= 52 ⁢ x⁢(1 -x) について考える.
(ⅰ) 2 5< x< 45 ,x≠ 3 5 のとき,不等式
-1< f ⁡(x) - 35 x- 35 <0
が成り立つことを示せ.
(ⅱ) 数列 {x n} を
x0= 12 , xn+1 =f⁡ (xn )( n= 0, 1, 2, ⋯)
により定義する.
x0< x2< ⋯< x2⁢ k<x 2⁢k+ 2<⋯ < 35 < ⋯<x 2⁢k+ 3< x2⁢k +1< ⋯<x 3<x 1
となることを示せ.
1990-10081-0205
理・工・歯・薬・農・医学部
【1】 行列
A=( 1 -a ab ) (a , b は実数で,a> 0)
により表される一次変換
( x′ y′ ) =A⁢( x y )
について考える.
(ⅰ) A2+ A+E= O を満たすように A を定めよ.ここで E は単位行列, O は零行列を表すものとする.
(ⅱ) 原点を O ( 0,0 ) , 直線 x= 2 上の点を P ( 2,p ) とし,(ⅰ)で定められた行列 A による一次変換で,点 P が点 Q にうつるものとする.
|OQ →| ≦| OP→ |
となるような, p の範囲を求めよ.
(ⅲ) (ⅱ)の大きさの比 | OQ→ | | OP→ | の最大値を求めよ.
1990-10081-0206
【2】 n=0 ,1 ,2 ,⋯ に対し,
Hn= {(a, b,c) |a , b, cは負でない整数で a+b +c=n }
とおき, Hn の要素の個数を hn とおく.和
∑n =0∞ ⁡ 1hn
を求めよ.
1990-10081-0207
【3】 xyz 空間の中の 2 点 A( 1,0, 1), B(-1 ,0,1 ) を結ぶ線分を L とし, xy 平面における円 x 2+y 2≦1 を D とする.点 P が L 上を動き,点 Q が D 上を動くとき,線分 PQ が動いてできる立体を H とする.平面 z= t (0 ≦t≦1 ) による立体 H の切口 Ht の面積 St と, H の体積 V を求めよ.
1990-10081-0208
【4】 関数 f⁡ (x ) は微分可能で,すべての x ,y にたいして次の等式
2⁢f⁡ ( x+y 2) =f⁡( x)+f⁡ (y)
を満たしているとする.
(ⅰ) f⁡(0 )=0 のとき f⁡ (x) を求めよ.
(ⅱ) (ⅰ)で求めた f⁡ (x) のうち,次の積分
∫ 02⁢ π⁡ {f⁡ (x)- sin⁡x} 2⁢d x
の値を最小にする f⁡ (x) を求めよ.
1990-10081-0209
理・工学部
【5】 n を自然数とし, xy 平面上に (n +1) 個の点 P0 =(0 ,0) ,P 1=( 1,0) ,P 2, ⋯, Pn を取る.点 P 2, P3 , ⋯, Pn を,
(a) 線分 P j-1 Pj (1 ≦j≦n ) の長さは 1
(b) 線分 P j-2 Pj- 1 と線分 P j-1 Pj とは互いに直交する( 2≦ j≦n )
という条件のもとで動かし,このとき得られる線分 P0 Pn の長さの最大値を Ln で表す.
(ⅰ) Ln を求めよ.
(ⅱ) 極限値
limm→ ∞⁡ (L2 ⁢m+1 -L 2⁢m )
1990-10081-0210
【6】
(#) f⁡(x )=x2 -2⁢ x+ 716⁢ ∫ -11 ⁡| f⁡(x )| ⁢dx
を満たす関数 f⁡ (x) について考える.
(ⅰ) k を負でない実数とするとき,不等式
∫- 11 ⁡|x 2-2⁢ x+k |⁢ dx≧ 43 +k
(ⅱ) f⁡(x )=x2 -2⁢ x+k (k ≧1 ) の形の(#)の解を求めよ.
(ⅲ) f⁡(x )=x 2-2 ⁢x+k ( 1> k≧0 ) の形の(#)の解は存在するか.存在するならその解を求め,存在しないならそのことを示せ.