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1990 大阪大学 後期

理学部

配点35点

易□ 並□ 難□

【1】(1)  limx 0 1 -cosx x2 = 12 を証明せよ.

(2)  0<x< π のとき x- sinx< x(1 -cosx ) が成り立つことを証明せよ.

(3)  a>0 とする.曲線 y= x+a sin xa 0 x1 x 軸のまわりに回転してできる回転体の体積を V (a) とする. V( a) の値を求めよ.

(4)  lima V(a ) を求めよ.

1990 大阪大学 後期

理学部

配点40点

易□ 並□ 難□

【2】 数列 a1 a2 a3 があるとき,新しい数列 b1 b2 b3 を次の漸化式

b1= a1

b2= a2 b1- 1

bn+ 2= an+2 b n+1 -bn n=1 2 3

で定義する.

(1) すべての an n =1 2 3 2 以上の自然数であれば

bn+ 1> bn n =1 2 3

が成り立つことを証明せよ.

(2) すべての an n=1 2 3 3 以上の自然数であれば,任意の自然数 k について

n=1 k 1bn <1

が成り立つことを証明せよ.

(3) すべての an n=1 2 3 2 以上の自然数とする.等式

bN+ 1=2 bN +2

をみたす自然数 N があるとき,初めの N+ 1 a1 a2 aN+ 1 を決定せよ.

1990 大阪大学 後期

理学部

配点40点

易□ 並□ 難□

【3】 図のように原点 O を通り x 軸となす角が π6 となる直線 l を考える.今 x 軸の正の部分に定点 Q をとる.光が角 θ P 1=Q に入り,角 θ で出てゆく.この光が直線 l 上の点 P2 で同様に反射し,続いて x 軸上の点 P3 で反射するものとする.このように x 軸および直線 l で交互に反射をくり返す点を P 1 P2 P 3 とする.

(1) このような反射は有限回しかおこらないことを示せ.

(2) これらの点 P1 P2 P3 のうち原点 O に最も近い点を Pn とする.ただし, O に最も近い点が 2 点以上ある場合は番号 n の最も大きい点 Pn をとる. 0<θ π2 なる θ に対して,上の点 Pn n を求め,さらに θ n の関係をグラフにかけ.

1990年大阪大後期理学部【3】の図

1990 大阪大学 後期

理学部

配点率35%

易□ 並□ 難□

【4】  n 3 以上の自然数とする.円周 x2 +y2 =1 n 等分する点

Qk (cos 2 kπ n ,sin 2k πn ) k =0 1 n -1

が与えられている.袋に 1 から n- 1 までの番号のついた n- 1 枚のカードがはいっている.この袋から無作為に 1 枚ずつ 2 回カードをとりだし, 1 回目のカ−ドの番号を X 2 回目のカードの番号を Y とする.ただし,とりだしたカードはもとに戻さないものとする.三角形 Q 0QX QY が二等辺三角形になる確率 pn を次の場合に求めよ.

(1)  n=6 のとき.

(2)  n は偶数であるが, 3 の倍数でないとき.

1990 大阪大学 後期

基礎工・工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の定数とし,曲線 y= x(a -x) C x=t 0<t<a のときの C 上の点 P における接線を l とする.また,直線 l y 軸との交点を A (t, 0) B 原点を O とする.

 このとき,次のものを求めよ.

(1) 曲線 C と線分 OB および線分 PB で囲まれた部分の面積 S

(2) 曲線 C と直線 l および y 軸で囲まれた部分の面積 T

(3)  S=T となるときの t の値と比 AOPB の値.

1990 大阪大学 後期

基礎工・工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】 方程式 (x -cn )2 an 2 + y2 k2 an2 = 1 で表されるだ円 En n= 1 2 の列を考える.どの En も直線 y= mx m> 0 に接し,かつ, En E n+1 はただ 1 点を共有している.ただし, c1 >0 c n>c n+1 an> 0 n =1 2 とする.

(1)  m a1 c1 k を用いて表せ.

(2)  a n+1 an a1 c1 で表せ.

(3) だ円 En の内部の面積を Sn とするとき, n=1 Sn a 1 c1 k で表せ.ただし,だ円 x2a 2+ y 2b2 =1 a> 0 b>0 の内部の面積は π ab である.

1990 大阪大学 後期

基礎工・工学部

配点率20%

易□ 並□ 難□

【3】 点 A( -1,0 ,0) を中心とする半径 r1 の球 O1 の内部に,点 B (1, 0,0) を中心とする半径 r2 の球 O2 が含まれている.球 O1 に内接し,かつ球 O2 に外接する球の中心 P 全体がつくる曲面を S とする.

(1) 曲面 S xy 平面による切り口 C xy 平面上での方程式を求めよ.

(2) 曲面 S によって囲まれる部分の体積 V を求めよ.

1990 大阪大学 後期

工学部

配点率40%

易□ 並□ 難□

【4】 以下の文中の   に適する数または式を解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(1) 正の整数 a1 a2 a3 a4 がこの順に等比数列をなし,公比 r が整数でなく,かつ r> 1 であるとき, a4 のとりうる値の最小値は (ア) であり,このとき, a = (イ) となる.

1990 大阪大学 後期

工学部

配点率40%

易□ 並□ 難□

【4】 以下の文中の   に適する数または式を解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(2) 公比 r 1 より大きい無限等比数列 {an } において,第 17 a17 の平方が第 24 a24 に等しいとき, a1 r9 = (ウ) であり,また, k= 1n 1ak < k =1n ak となる最小の自然数 n の値は (エ) である.

1990 大阪大学 後期

工学部

配点率40%

易□ 並□ 難□

【4】 以下の文中の   に適する数または式を解答用紙の指定されたところに記入せよ.

(3)  f(x )= k =110 k |x -k| とする.このとき, x<1 では f (x) = (オ) x>10 では f (x)= (カ) であり, 1n 9 をみたす整数 n に対し, n<x< n+1 においては f (x)= (キ) となる.また, f(x ) x= (ク) において最小値をとる.

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